松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~ -7ページ目

松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~

創造芸術は人間の根源的な表現欲求と知的好奇心の発露の最も崇高な形。音楽家・作曲家を目指す貴方、自分の信じる道(未知)を進んでいきましょう。芸術・音楽・文化と共に人生と社会を豊かにしていきましょう。~頑張れ日本!〜がんばろうニッポン!

昨日の記事で、19世紀末から20世紀初頭に活躍した
ロシアの作曲家に思いを馳せましたが、
その中からボロディンの交響曲に焦点を当ててみましょう。
今日と明日の記事で、二つの交響曲を紹介します。

ボロディンは、1833年生まれで1887年没ですから、
あの有名なチャイコフスキーよりもむしろ先輩格にあたります。
しかし、これらの交響曲を聴くと、モダニズムの時代
(機会文明の到来)を予感させる新古典主義的な
ロマン派後期の作風とは一線を画すような
新鮮な息吹を感じることができます。
日本ではあまり演奏される機会に恵まれませんが、
時々は聴きたくなる佳品であると私は思っています。

この第1番は、第2番以上に演奏機会に恵まれていない
作品ですが、演奏時間40分近い堂々たる風格のある
隠れた名曲だと私は思います。
1868年に私的な初演、そして1869年に公式な初演が、
いずれもバラキレフの指揮の下に行われました。
その後、リストがこの作品を大いに気に入り、
ヨーロッパ各地で紹介したようです。

##### ボロディン/交響曲第1番 変ホ長調 #####

第1楽章:序奏を伴うソナタ形式による堂々たる冒頭楽章
第2楽章:軽快な三拍子によるスケルツォ楽章
第3楽章:緩徐楽章
第4楽章:再現部に相当の変容と発展が施された
     自由なソナタ形式による終楽章

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私の仕事場のライブラリーにあるCDが、下の写真です。
BISからリリースされた広上淳一指揮のディスクです。
マエストロ広上とは、以前は日フィル定期の後などに
一献ご一緒したりしたものでした。
1994年の東京フィル欧州楽旅に私が自作とともに帯同した時には、
ツアー最終ロンドン公演に駆けつけて来られて、
大野和士氏も交えて愉快痛快に打ち上げをご一緒した
懐かしく楽しい想い出もあります。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-ボロディン交響曲全集CD表

ボロディン:交響曲全集(ジャケット表)
マルメ交響楽団/広上淳一指揮
BIS / BIS-CD-726


日本現代音楽協会が皆様にお贈りしているYouTube番組<GEN ON AIR>
(現音エアー)は、お陰様で遂に100回を超えるアップを続けてきました。

私=松尾(現・広報室長)が進行役で、
中川俊郎氏(前・副会長)と佐藤昌弘氏(前・事務局長)
と、計3名がT形のテーブルを囲む鼎談なので、
「現音T談」とも称しています。
(尚、第35回からは、山内雅弘氏(現・理事)が
佐藤氏に代わって登壇しています。)

今日は第17回~意外な場所で聴いたあの名曲~
をリンクしておきましょう。
この回からまた中川さんと佐藤さんとのコンビでの
T談になっています。
どうぞゆっくりとご覧ください。

YouTube / 意外な場所で聴いたあの名曲
       - GEN ON AIR #17


邦楽器作品の創作と邦楽器演奏界の更なる活性化を
ライフワークの柱に据えている私です。
このところ、自作邦楽器作品の紹介を続けています。

国立劇場は、東京の都心、三宅坂の坂上に佇む、
日本の伝統芸能・音楽の殿堂です。
最高裁判所の並びに在って皇居のお堀に対面していて、
周囲は広々とした環境が拡がっているロケーションです。
伝統的な校倉造りの意匠を現代化したような
風格ある建物です。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-国立劇場のファサード

一般的には、歌舞伎・文楽・能楽といった
総合舞台芸術系の出し物の上演を定期的に
行なっていることで知られているかもしれませんが、
長きにわたって、現代音楽界と邦楽器奏者・邦楽界の
協創をプロデュースしてきたことも、もっと広く
知られて良い貴重且つ優れた業績だと思われます。
そのような活動の中から、数多くの現代作曲家による
邦楽器作品が誕生してきました。
ジョン・ケージのあの有名な [龍安寺] の
篳篥(ひちりき)ヴァージョンの誕生も、
この国立劇場ならではの成果でしょう。

私は、2001年に<ISCM世界音楽の日々2001横浜大会>を
実行委員長として制作総指揮した際に、
その<オープニング・コンサート>のプログラムに、
このケージの作品を盛り込みました。
そして、初演者でもある宮内庁楽部楽長=
東儀兼彦氏にご出演いただき、世界音楽祭の
日本開催の開幕に大きな花を添えていただきました。

1998年に、国立劇場の山川直治氏から
作品委嘱の打診をいただきました。
山川さんは、上述のプロジェクトの数々を
長年にわたって制作してこられた、邦楽界に於ける
現代音楽に造詣が深いキーパースンでした。
まだまだ若手の私にとって、
この上ない貴重な作品発表の機会でしたから、
勿論お引き受けして、作曲を始めました。

尚、山川直治氏は先年に逝去されました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

演奏会のテーマは、「打つ」で、太古の時代から現代に向けて、
「打つ」要素を主体とした楽曲を上演するという企画でした。
提示された委嘱作品への条件は、
1)16~17分程度の演奏時間が望ましい。
2)邦楽界の若手お二方(小鼓と大鼓)を起用したい。
3)そのお二方を含めて5重奏程度の楽器編成が望ましい。
というものでした。
基本的の五線譜をお読みにならない(普段は伝統芸能の世界で
ご活躍の邦楽奏者)との協演が可能な作品を
書かなくてはならないという難題を抱えた訳です。

結局、私はその小鼓と大鼓に加えて、打楽器奏者をもう一人、
そして弦楽器でありながら打つ要素を持つ楽器として、
三味線と十七絃箏を加えて、五重奏作品を構想しました。

メカニカルに絡む演奏は打楽器・三味線・十七絃箏に任せて、
小鼓と大鼓は、タイミングのみを記載した楽譜として、
委嘱の条件もクリアしながら、「打つ」という要素が、
聴覚からも視覚からも強調される音楽を実現したつもりです。

   #####<呼鼓悠遊>(ここゆうゆう)#####
     (1999年 国立劇場委嘱作品)

  演奏時間:約17分
  初演:<国立劇場4月公演「打つ」>
  1999年4月15日・16日 / 国立劇場 小劇場

   小鼓=藤舎呂英  大鼓=藤者円秀  打楽器=松倉利之 
   三味線=高田和子 十七絃=石垣清美

 楽譜&CD:「現代の日本音楽第19集 松尾祐孝」春秋社刊
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-春秋者出版楽譜表紙

尚、この作品は極めて特殊な性格のため
演奏機会がとても少ないのですが、
2014年9月の<松尾祐孝邦楽器作品個展>で
久しぶりに再演する機会を得ました。

先日、 WOWOWで映画「サイドカーの犬」が放送されていました。

 

偶然見ることができたのですが、なかなか素敵な作品でした。

 

若き日の(在りし日の)竹内結子さんの魅力が全編に溢れた映画でした。

 

 

♫ ♫ ♫ 映画「サイドカーに犬」♫ ♫ ♫

 

監督:根岸吉太郎  脚本:田中晶子 真辺克彦

原作:長嶋有  製作:田辺順子  製作総指揮:大木達哉

音楽:大熊ワタル   主題歌:YUI「Understand」

撮影:猪本雅三  編集:小島俊彦

製作会社:ビーワイルド  配給:ビターズ・エンド CDC

公開:2007年6月23日  上映時間:94分

 

出演者:  竹内結子  

  松本花奈   谷山毅   ミムラ   鈴木砂羽

  トミーズ雅  山本浩司  寺田農   温水洋一

  伊勢谷友介  樹木希林  椎名桔平  古田新太  他

 

 

 

 

アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第119巻の紹介です。

 

 

毎号のお楽しみのNゲージサイズ模型は、

今は無き碓氷峠越えの信越本線経由で上野と金沢を結んでいた

特急「白山」専用色のクハ489形の爽やかな姿です。

 

 

さて、いつものようにパッケージを解いて

第119巻の冊子を取り出してみましょう。

 

 

巻頭記事はこのところの恒例通り、付録模型の形式、

489形交直流特急形電車0番台の解説です。

国鉄の電車特急の嚆矢=151形の先頭車以来の

大きく柔らかなボンネット形が実に流麗です。

 

 

続くページは、このところ断続的に紹介が続いている

珍しい車両の特集の一環で、東京急行電鉄(現・東急電鉄)の

名車=デハ3450形からの改造で誕生した荷物電車、

デワ3040形3040の特集です。

私の仕事場の近くで撮影された写真が掲載されていて

とても懐かしい思いで眺めました。

 

 

続くページもまた珍しい車両の特集です。

第二次世界大戦後の国鉄の動力近代化を進めた中で、

通勤型としてキハ35形気動車が登場しました。

その中でも特に異彩を放っていた900番台は、

1963年(昭和38年)に10両製造された

オールステンレス車体の気動車でした。

日本初のオールステンレス車両ー旧・東急7000系を

デビューさせたばかりの東急車輌製造と国鉄との

コラボレーションで誕生した車両でした。

 

 

更にページをめくると「鉄道建築」シリーズで、

上述の記事にも関連する信越本線の

碓氷峠越えの拠点だった横川駅前につくられた

"碓氷峠鉄道文化むら"が大きく紹介されていました。

 

 

そして巻末記事は恒例通りの観光列車シリーズで、

本号では"リゾートうみねこ"の特集です。

キハ40系を種車として改造を重ねて、

大湊線から八戸線にコンバートされながら、

今も活躍する眺望抜群の観光列車です。

 

 

「国産鉄道コレクション」シリーズはまだまだ続きます。

 

今夜から暫くの間、ロシアの作曲家のシンフォニーの系譜を辿っていきます。
(残念ながらこのところのウクライナへのロシアの侵略問題で、
世界が揺れ動いていますが、過去の芸術作品の素晴らしさは不変です。)

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日露戦争の頃、つまり帝政ロシアの末期の頃のロシアには
多彩な才能に溢れた作曲家が割拠していたように思われます。

19世紀前半に活躍したミハイル・グリンカ(1804-1857)、
そして19世紀後半にロシア音楽の水準を一気に
ヨーロッパの最前線に推し進めた大作曲家=
チャイコフスキー(1840-1893)によって、
ロシアの作曲家は音楽史に登場します。
そのチャイコフスキーと同世代から後続の世代にかけて、
ロシアには個性的な作曲家が続々と現れたのです。

交響曲第1番・第2番、交響詩「中央アジアの草原にて」
や未完に終わった歌劇「イーゴリ公」で有名な
アレクサンドル・ボロディン(1833-1887)

交響詩「禿山の一夜」、組曲「展覧会の絵」や
歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」で有名な
モデスト・ムソルグスキー(1839-1881)

交響組曲「シェヘラザード」や歌劇「金鶏」で有名な
リムスキー・コルサコフ(1844-1908)

交響詩「禿山の一夜」、組曲「展覧会の絵」や
歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」で有名な
モデスト・ムソルグスキー(1839-1881)

交響詩「ババ・ヤーガ」や交響詩「魔法にかけられた湖」が
偉才を放つ、アナトーリ・リャードフ(1855-1914)

5曲の交響曲やピアノ・ソナタで有名な
アレクサンドル・スクリャービン(1872-1915)

3曲の交響曲と4曲のピアノ協奏曲で有名な
セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)

そして、ロシア・バレエ団のための三大バレエ=
「火の鳥」「ペトルーシュカ」「春の祭典」で
鮮烈なデビューを果たし、以後も新しい芸術運動の旗手
とでも言うべき活躍を見せた大天才作曲家=
イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971)

しかし一方で、この黄金の時代とも思える
19世紀終盤から20世紀初頭にかけて、
西欧は否応無しに帝国主義の潮流の下にあったのです。
結果、日露戦争(1904-1905)が勃発したのでした。
強大な軍事力を背景に内政や外交を維持してきた帝政ロシアは、
その日露戦争の敗戦によって弱体化の一途を辿り、
遂には社会主義革命(1917年十月革命)
にまで繋がっていった訳です。

時代背景を考えながら音楽作品を観賞することも、
なかなか興味深い事といえるでしょう。


写真は珍しい録音のCDです。
リムスキー・コルサコフ:交響曲全集
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮/ロシア国立交響楽団
RCA / BVCC-38203-04

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-R・コルサコフ交響曲全集CD


日本現代音楽協会が皆様にお贈りしているYouTube番組<GEN ON AIR>
(現音エアー)は、お陰様で遂に100回を超えるアップに到達しています。
皆様のご愛顧、誠にありがとうございます。

私=松尾(現・広報室長)が進行役で、
中川俊郎氏(前・副会長)と佐藤昌弘氏(前・事務局長)
と、計3名がT形のテーブルを囲む鼎談なので、
「現音T談」とも称しています。
(尚、第35回からは、山内雅弘氏(現・理事)が
佐藤氏に代わって登壇しています。)

今日は第16回~官能の響き ヴィブラフォンの「ヒミツ」~
をリンクしておきましょう。
どうぞゆっくりとご覧ください。

YouTube / 官能の響き ヴィブラフォンの「ヒミツ」
        - GEN ON AIR #16


このところ、私の邦楽器作品の紹介を続けています。

今日ご紹介する作品は、邦楽器作品の中の
邦楽器協奏曲シリーズの番外編にあたる作品です。

知人から<天風愛舞和庵>のタイトルをいただいて以来、
密に心に秘めていた構想がありました。
天・風・愛・舞・和・庵という6文字の漢字のイメージに沿った
6つの部分から構成される作品、
できれば二胡とオーケストラの為の協奏曲を
作曲したいと考えていたのです。

その想いは、指揮者=大野和士氏と
東京フィルハーモニー交響楽団との協働プロジェクト
<アジア環太平洋作曲家シリーズ>の中で実現することになりました。
同シリーズ第1回の演奏会で、初演されたのです。

###胡琴協奏曲<天風愛舞和庵>###
        (1998)

東京フィルハーモニー交響楽団委嘱作品

演奏時間:約20分
楽器編成:2222/422/3perc.hp/strings

初演:1998年11月 文化村オーチャードホール(東京)
演奏:胡弓=許可(シュイ・クゥ)
   管弦楽=東京フィルハーモニー交響楽団
   指揮=沼尻竜典

モンゴルの草原で青空を見上げるような
澄み切った雰囲気の「天」で始まり、やがて
(二胡の演奏による)馬の鳴き声が聞こえ「風」がふき、
連綿と二胡独奏のミニ・カデンツァの断続が
「愛」を語ります。
一転してリズミカルな「舞」の音楽が
二胡と同じ抱絃楽器の仲間である津軽三味線の
エッセンスを盛り込みながら興奮をかき立てていき、
遂には全てを包み込むようなクライマックスとなる
「和」に到達します。
その頂点が崩れ落ちるように収束した後、
「庵」によって、静寂の中を揺蕩うような
エンディングとなる・・・
そのような6部分から構成される協奏曲が結実しました。

その初演は、素晴らしく美しい演奏でした。
許可さんの時に大胆で時に繊細な独奏と、
色彩感豊かな東京フィルのサウンドが相俟って、
CD化されていない事がもったいない位の
名演になりました。
2管フル編成で20分の演奏時間という大作になった為も
あって、なかなか再演の機会に恵まれないのですが、
私自身ももう一度聴いてみたい作品です。

実は、今日4月25日の前後を、
私はモンゴル視察旅行の道中で過ごしています。
昨夜は草原の只中にあるゲル(遊牧民の移動式円形住居)
で宿泊できるホテルで過ごしました。
朝早起きして、PCに入れておいたこの曲の録音を再生して
大空と草原に囲まれながら聴き入りました。
至福のひとときでした。

尚、タイトルの「胡琴協奏曲」の「胡琴」という言葉は、
胡弓属楽器の正式な呼称ということです。
許可さんから伺いました。
通常の二胡(大小もあるようです)、
板胡(蛇皮の変わりに板を張った北方の楽器)
京胡(京劇の伴奏につかうタイプの胡弓)
等の総称ということです。
この作品では、演奏者が自由にこれらの楽器を持ち替えて
演奏してよいという設定にしてあります。
ヴァイオリン協奏曲としても演奏可能です。

写真は、久しぶりに香港の夜景にしました。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-香港の夜景2

先日、映画「ストロベリームーン」を鑑賞しました。

 

心に染みる作品でした。

 

 

映画「ストロベリームーン〜余命半年の命〜」

      Strawberry Moon

 

監督:酒井麻衣  脚本:岡田惠和  原作:芥川なお

製作:古林茉莉 小林美穂 

製作総指揮:佐藤貴博 飯沼伸之

音楽:富貴晴美

主題歌:ORANGE RANGE「トワノヒカリ」

撮影:市橋織江  編集:和田剛

制作会社:オフィスクレッシェンド

製作会社:映画「ストロベリームーン」製作委員会

配給:松竹  公開:2025年10月17日  上映時間:127分

 

出演:

當真あみ  齋藤潤   杉野遥亮  中条あやみ

池端杏慈  黒崎煌代  吉澤要人  伊藤健太郎

泉澤祐希  黒島結菜  池津祥子  橋本じゅん

田中麗奈  ユースケ・サンタアリア

 

 

 

アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第118巻の紹介です。

 

 

毎号のお楽しみのNゲージサイズ模型は、

EF級新性能電気機関車の元祖、EF60形直流電気機関車の

颯爽とした佇まいでした。

 

 

それでは、いつものようにパッケージを解いて、

第118巻の冊子を取り出してみましょう。

 

 

巻頭記事は、このところの恒例通り、

付録模型の車両形式の解説です。

国鉄の電気機関車の近代化のため、新性能のF級

(動力車軸が6つある)機関車の開発が1960年代から進められ、

その最初の形式がEF60でした。

 

 

続くページには、懐かしい旧型国電タイプの

珍しい車両の写真が並んでいました。

トラックのような姿の改造電車、クモル24形配給電車の特集です。

工場と車両基地の間を行き来して部品等を運んでいた車両です。

 

 

更にページをめくると、鹿児島交通のキハ300形気動車の

オレンジ色の車体が目に飛び込んできました。

国鉄のキハ10形の私鉄版といった存在で、

全3両の貴重な存在でした。

 

 

本号の鉄道建築シリーズは、JR青梅線の終点、

奥多摩駅舎の特集です。戦時中の完成ながら、

観光駅らしい雰囲気を湛えた、現在も現役の名建築です。

大工の技術が忍ばれる駅舎の内観と外観の写真の数々が

実に見物の記事になっています。

 

 

そして巻末記事はいつもの通りの観光列車シリーズです。

元小田急ロマンスカー10000形(HiSE車)を

4両編成に組み直して、長野電鉄の特急車両「ゆけむり」

として活躍している観光特急の特集です。

 

 

「国産鉄道コレクション」シリーズはまだまだ続きます。