過去記事再送信
★ 近頃物思いに耽る日々
スライム故なのか些細な事が
先月の中村鋭一発言もそうだけど
すぐ校閲したくなるのですw
★ 昔から良く聞く名言
『そこに山があるからだ』
最初これを聞いたときから
むずがゆくって仕方なかった。
これって典型的な
外国語の下手くそな翻訳
じゃないのか。
で、調べてみたら「やっぱりそうだ」との
結論に達した、今から40年以上前かな。
最近この言葉についてググると、やはり
『誤訳』であるとされている。
wikiに掲載されているのがキッカケらしいが
あの本多勝一も世紀の誤訳としているらしい。
★原文は Because it's there.
詳しくはwikiを参照して欲しいのですが
前後の文脈から Itが指しているのは
エベレストのことで
『そこにエベレストがあるからだ』が正しく
『そこに山があるからだ』は誤訳なのだという。
あの本多勝一も同意見らしいのだ ||:3ミつ
しかし、ちょっと待った!
私の指摘したい誤訳は「そこ」ではない
これじゃ私の感じたムズガユサは
消えないままなのである。
ここではitが何かを一旦置いておき
便宜上mountainに置き換える。
There is a mountain.
これをどう訳すか。
そこに山があるって訳しますか?
「山がある」になりますよね。
近頃はネット翻訳も優秀で
それを見ても同様。
there に特別な意味はないのです。
thereを「そこ」と拘泥したら不自然で
下手くそな日本語になると思います。
さて A mountain is there.
これは倒置法です。
つまりThere is a moutain.
と同じ意味です。
is there=exist
つまりやはり「山がある」
ネット翻訳でもそうなりますw
倒置は強調、この場合mountainを強調
しているのであって
「そこ」という場所ではありません。
敢えて強調するならば「あの山」とか
(~散々わざとらしく表記した
「あの」本多勝一風表記w)
「前人未踏の山」とか
山を強調した訳をすべきで、
「そこ」というのは余計な修辞
と言わざるを得ないというのがスライムの結論。
ですからその意味では「山」は誤りで
「エベレスト」が正しいというのは分かるのです。
「エベレスト」にすれば、余計な修飾は要らず
それだけで「特別な山」であると認識出来ます。
★「エベレストがあるからだよ」で充分。
しかし山がエベレストである
という視点に立脚しても
「そこにエベレストがあるからだよ」と
何の疑問も抱かず、
「そこ」はそのまんまなのです^^;
★う~ん、これってスライムがオカシイの?
ググっても出てくるのはwikiそのまま
抑もが本多勝一さんの意見だと思うのだが
それを元にした記述ばかり。
何か自信がなくなってくるけれど
しかし不思議だ、絶対に違和感を抱いた人って
いるはずなんだけれど、
「そこに」が何故定着したんだろう。
もはや誰も不思議に思わないなんて……
日本には俳句って素晴らしい文化があって
省略の文学って言われてますよね。
過剰な飾りは余韻がないと思うんだけどな。
「エベレストがあるからだよ」
「そこに」抜きの方が哲学的
そこは速攻削除して差し支えなかろうと
スライムは思うのであります。
★当たり前を疑おう
何の気なしに当然と思ってしまっていること
その中にも落とし穴ってないだろうか。
変わり者かも知れないけど、このスライムは
常にそれを頭に巡らせていまして
潜在意識に埋め込まれた地雷
例えば「同時セーフ」という
認識の危険性について書いたりしました。
今回の「そこに」は
同時セーフに比べちゃそれほど影響がある
とは思えないのだけど、でも
ひょっとしたら……と思うところもあるのです。
★ 過剰修飾の偽善
最近ではやっと見直す動きがあるようだけど
『患者様』なんて典型。
未だ変わらぬ分科会の
ザ・慇懃無礼www
過剰修飾って言えば生命倫理に反しかね
両刃の剣とも言えた
1-メチルシュードウリジン
お医者様ってともすれば過剰を好みます^^;
事実を認識しながら臨むのと臨まないのとは
大違いだとつくづく思わされます。
★ 世の中って意味あるものを
まるでムダなものを
やたらありがたがっていないだろうか。
除去すべきものを間違っていませんか?
これはつまるところは
我々の意識の問題
だとスライムは思っているのです。
『当たり前』を検証もせずに
そのまま鵜呑みは恐ろしい
時にはそれがコゲやサビとなって
我々を邪魔しています。
つまらぬコゲやサビはそぎ落とした方が良い
そう思いながら基地外の戯れ言と思われようが
届かぬ声を書き続けているのですw
過剰な意味ない言葉って実は恐ろしいw
でもね、それを逆手に取る方法
だってあるんです。
過剰修飾にはウソが混じっているのです。
まぁ自分も過剰敬語とか間違った日本語
いっぱい使っているからエラソーな事
とても言える身分じゃないんだけどね^^;
ドット絵(32×32)
プレバトでおなじみ俳人の
夏井いつき さん
『ムダな言葉は省きましょう』
隣は添削される前の梅沢富美男さん。