後期日特が決まったことで、日能研の6年生は今回の公開模試からマイニチノウケンでバーチャルマスタークラスが見られるようになったと思います(応用クラスの方だけかも知れません)。
 
これにより、この先は公開模試だけでなく育成テストも含めた全てのテストで、志望校別の母集団の中で今回の結果だと何番というのを確認できるようになります(分母は日特受講者または学校によっては研究講座受講者です)。
 
これを例年の日能研からの合格者数を横目で見ながら、「この順位だと厳しい」とか「このくらいの順位なら例年の合格者に入っている」と見て行くことができます。ただし、対象校は難関校を中心とする一部の学校に限られます。
 

 

表に数値で出してしまうことももちろんできるでしょうが、わざわざこの「バーチャルマスタークラス」という回りくどい形をとっているのは日能研の優しさだと思います。結果が悪い時は見たくない気分になりますらね(笑) 

 
なお、「ゴールドマスター」は500位以内という意味です。各科目別と4科それぞれでメダルの色が判定されます。
 
後期の特に合格力実践テストは、毎回かなり出題形式に揺さぶりをかけてくるので、色々な結果を見ることになると思います。しかしいずれにしても、これから先の全てのテストにおいて「入試以外は小テスト」(by akira先生)です。良くても浮き足立たず、悪くても腐らず、着実に努力を積み上げていって下さい。

 

 

個人別BT(分野別通過率)も学校別科目別で出力されてどっさり配られたことでしょう。ここにきて謎の新しいアイテムがどんどん出てきますよね。

 

BT表では各科目の単元が、志望校の頻出度順のさらに難易度A,B,C別で並んでいます。そして過去の育成テストや公開模試の出題からそれぞれに該当する問題が選ばれ、その学校のR4偏差値、R3偏差値、R2偏差値に相当する人がどのくらいの正答率かに対して、自分がどのくらいの正答率かが分かるようになっています。

 

言葉だけで説明するとスーパー分かりにくいですが、要するに自分の志望校の重要単元なのに自分が弱いところ(または強いところ)を問題の難易度まで込みで見える化したものです。夏休みの課題を設定するのに役立つと思います。見方など分からなければ聞いて下さいねニコニコ

 

そして日能研で保有しているこういった学校ごとの特徴の情報を使って、今回のテスト結果から入試での得点力をシミュレーションした志望校別得点力シミュレーション」というものも面白いのですが、これがさらに分かりにくいです。対象校が限られるため、需要はかなりニッチだと思いますが、リクエストいただいたので後日書きます。

 

 

 

 

中学受験の各時期の大局観としては、入塾前は塾で勉強するための基礎学力と家庭学習習慣を身に着けておく期間。4年生は5年生に向けた準備(塾のシステムに慣れ、回し方を確立する)期間。5年生がカリキュラムの1周目。6年生7月までは新しい内容も加えつつ深めてもう1周。6年生夏休みはさらに深めながらもう1周して全範囲終了(これで過去問に取り組む準備が整う)。6年生9月以降は全範囲を仕上げながら志望校別対策をしていく。――こんな感じです。
 
夏休み終了までは、とにかく穴を残さずに全範囲を固めることを最優先して下さい。そのうえで、余力があれば(親だけでも)志望校の過去問を眺めて少し9月以降の心の準備をしておくとよいと思います。実りの夏になりますように!
 

 

 

 

サンボマスター / できっこないをやらなくちゃ

やはり自分じゃだめかなんて無駄な言葉だよ

心を少しでも不安にさせちゃだめさ 灯りを灯そう