昨日起こった観光バスの事故について。

 

ちょうど夕飯時でしたが、母が「見て見て」と。

がっつり「クラブツーリズム」との表記があるバスが横転している映像でした。

自前のバスってこともないんだろうに、運航会社の責任で事故を起こしていてもこの映像じゃマイナスイメージが半端なくて災難だなっていうのが第一印象でした。

 

母はこの会社のバスツアーをよく利用しており、実はつい先月末も利用したばかりでした。

かくいう僕も一度だけですが、この時に利用しています。

大満足ということもないですけれど、そんなに悪いという感想もなく。

上述のように母が利用していることもあってそんなに悪い印象はないので、災難だなと思ったわけです。

 

ニュースを聞いた当初はその程度の印象だったんですが、事故現場がふじあざみライン、住所が静岡県小山町と聞いて「あれ?」と思い。

よくよく聞いてみると、僕が今夏に歩いて登ったところじゃないですか。

不謹慎ですが、俄然興味が湧いてきたというのが本音です。

 

ちなみにこんな行程で、

 

拡大するとこう。

 

恐らくですが、この地図においての中心あたりが事故現場なのではないかと。

 

昨晩のニュースの時点では予定時間通り行動していたとのことで、それなら運転手個人か若しくは運航を請け負っているバス会社の方の責任だろと思っていたわけですが。

今日になって調べてみるとそもそもスケジュールに無理があったのではないかというコメントを多々目にして。

 

10:40に須走口五合目に着いて50分散策後に出発。

で、どこかはよくわかりませんが沼津のレストランに12:10到着で食事の予定だったみたいです。

ってことは単純計算で移動時間は40分しかないわけですね。

 

土地勘がありませんから調べてみたらこんな感じ。

 
こりゃ到底無理ですね。
結構厳しめの提案をするGoogle先生の最速予測ですら1時間10分要しているのに。
 
ちなみに路線バスのスケジュールはこんな感じ。

 

全然手前にある御殿場駅まで55分見込んでいるんですからやはり無理があるでしょう。

僕も下りのバスに乗りましたが、疲れていたのもあってあまり覚えていません。

でも結構ゆっくりだなと感じた気がしますが、急坂ですしそれが適当なんだと思います。

 

もう一点気になる点が。

事故現場付近と言われる馬返しまでは路線バスの時刻表で10分要しています。

今回の事故に関する記者会見でも同様のコメントをしていました。

 

その一方で事故発生時刻が11:50とのこと。

つまりこの路線バスと同じペースで走っていたとしても五合目を出発したのは11:40。

予定の11:30より遅延していることになります。

遅れを取り戻すためにペースを上げていたんだとしたら出発はもっと遅い11:45とかだったのかもしれません。

だとすると、これはやはりスケジュール的に無理があるというか。

 

そもそも平日の日中にバスツアーに参加している客なんてのは、ほぼ全て高齢者でしょう。

うちの母もそうですけど。

あまりスケジュールを詰め込みすぎなのはまずいですよね。

 

最初は被害者的な印象を持っていたクラブツーリズムですが、ツアー主催者ですからこれだと寧ろ主犯格と言ってもよいかもしれず。

徹底的な原因追及が必要でしょうね。

この先も通常営業を続けることに批判が多く出ているようですが、暫くは母に利用しないように言わないといけませんね。

 

運転手の年齢に驚きましたが、その若い運転手に責任を全て負わせるかのような流れには反対だという意見が大半。

僕も基本的には同意ですが、実名報道や現行犯逮捕は仕方ないというか当然の措置ですよね。

死者が出ている交通事故を起こした車両の運転者なのですから。

今後の捜査次第ではどうなるか分かりませんが、少なくとも無罪放免なんてことはあり得ないわけで。

 

そしてこれもあり得ないわけですが、事情聴取を任意ということにして毎日家に帰してたりしたら自身の暗い将来を思って自殺を図るなんてことも当然考えないといけないですから。

身柄を拘束するのは当然のことでしょう。

 

事故には直接関係ないですが、何だかなあと思ったのは記者会見における質問。

 

初っ端はテレビ朝日の佐々木さん。

運転手が事故後に会社に一報を入れたのか?という質問。

「入っていない」とのことでしたが、クラブツーリズムの添乗員から連絡をしているとの報告が既にあり。

12時過ぎだとのことでしたが、事故から10分以上だったそれが妥当か否かは置いておいて、運転手の通知有無ってここで確認する必要がある最重要項目でしょうか?

 

死傷者が出ている交通事故ですから警察や消防への通知が遅れて、それが死亡に至る要因の一つだったというのなら追求すればいいですけど、そうじゃないですよね?

大事な記者会見の場の冒頭の質問としてはレベルが低すぎて失笑ものです。

 

次はTBSの竹本(音声による確認ですので漢字は違うかも)さんという女性。

軽傷者とか怪我をしていない乗客は家に帰ったのか?との質問。

自宅に到着しているのかまでをなぜか知りませんが確認を求めてましたが、何で??

それを知ったところで何だというのでしょうか?

頭悪すぎです。

 

心身ともに疲弊しているとかショックを受けていてそれどころじゃないみたいな人もひれば、事故前後の出来事を詳細に記憶していて積極的に捜査に協力したいなんていう乗客だっていることでしょう。

だとすると後者については静岡県警が泊まりでの事情聴取をお願いするなんてこともあると思います。

繰り返しますが、それを知ったところで意味ないですし、完全に愚問です。

 

3人目以降はテレビ局がボリュームを落としたのかもうよく聞こえませんでしたが、それだけに冒頭の貴重な時間を下らない質問に使ったこの二名には失望しかなく。

プロのジャーナリスト・マスコミなんですからもっと勉強してくださいよ。

視聴者が何を知りたがっているのかってね。

 

私案ですが、出来レースというかやらせと言われようとも冒頭の質問には自前で用意したフリーアナにでも普通に想定される質問をさせるべきなんじゃないかと。

当然それに対する問答も事前準備できるわけですから、スムーズに進行が図れると思います。

そのうえで個別の質問を受け付ければいいんですよ。

 

後はこういうご時世なんですからTwitterとか、SNSなんかで上位にランクされる質問をリアルタイムで確認してするとか。

運転手の通知有無はともかく、無事だった乗客が帰宅できているのかなんて質問は1000位以下なんじゃないかとw。

 

何れにしましても楽しかったはずの旅行が、ほんの一瞬で暗転してしまいました。

亡くなられた乗客の方のご冥福をお祈りします。

 

話はガラッと変わって。

キングオブコント2022のお話です。

お笑いの日は録画しており既に観終わっていたのですが、キングオブコントは録れておらず。

昨晩Tverで1stステージを観ました。

 

Yahooニュース等で優勝者がビスケットブラザーズだというのは分かっていましたけどね。

率直に言って笑えるという意味では全体的に非常にレベルが低かったと思います。

少しクスッとしたのは、いぬと最高の人間だけ。

 

良く作られたネタだなあと思ったのは、や団とコットン。

これはこれで一つの重要な評価ですから、この両者が決勝に残ったのは納得です。

決勝戦は今晩にでも見ようと思っていますから二本目のネタは楽しみです。

 

一方でビスケットブラザーズ。

正直ちっとも面白くなくて。

あの松ちゃんが「100点を付けてもいいんだけど、まだ後に残っているから」と言ったことに率直にびっくりして。

 

同じことを思っている人たちは多いようで、やらせ疑惑も上がっているとか。

TBS、松本さん、やらせと言えば来週復活する『クレイジージャーニー』。

復活するのは嬉しいですし、こちらのやらせには松ちゃんは絡んでいないです。

 

一方で今回のキングオブコントは明確に絡んでいますよね。

そういう意味では残念です。

まあ、やらせ前提で話しちゃってますけど。

 

芸人の絶対数が違いますから吉本興業所属の芸人が出場者側に多いのはいいとして。

ダウンタウン・松本さんに加えて、かまいたち・山内にロバート・秋山って、審査員の過半数を吉本が占めるっていう現状は健全じゃないでしょう。

 

それに、もっと審査員側の採点にばらつきがあって然るべきだと思うんですよね。

お笑いに満点なんて無いんですから、当然好みがあるわけで。

例えば、松ちゃんが100点つけたネタに対して山内が80点みたいなことがあるべきでしょう。

 

まあこれは以前にも触れましたけど、あの松本人志と感性がズレてるってマイナスイメージを持たれてしまうって怖さがあるのかもしれませんけどね、芸人さん側には。

でもお笑い賞レースの審査員をやるレベルの人はもうそんなこと気にしなくていいでしょう。

若手じゃあるまいし。

 

あとはコント中の暗転に関して松ちゃんが意見してたのが気になりますね。

個人的には有効な手段というか、使わないと成り立たないネタってあるから別にいいと思うんですけど。

 

ってなわけで今日もとりとめのない話になってしまいましたが、「暗転」というタイトルで書いてみました。

 

ビスケットブラザーズが優勝に値するのか確認したうえでまた明日以降に書きたいと思います。

去年の空気階段は面白かったし、優勝に異論を挟むコメントはあまり見なかったんだけどなあ。