週末は三連休でしたが、昨日有休を取って四連休。
目指すは富士山でした。
同じく海の日の連休を使って挑んだのは三年前。
この時は二日目の朝の時点でリタイアだったわけですが、今思えばこの時の方がマシだったのかも・・・。
初日の16日はスタート早々に雨がぱらつき始めて。
あまり芳しくない天候の中、多摩川を超えます。
町田の真光寺公園の辺りでは期せずしてプチ登山状態。
足元も悪いし、登山は後から嫌ってほどするっていうのに・・・。
足も痛くなってきましたが、まあ想定内でしょうか。
出発が10時前と遅かったので結構暗くなるまで歩いて。
夕飯は今悪い意味で話題のスシローにでも行こうかと思ったのですが、ネットで予約を試みるも待たされる模様。
たまたまみつけたこちらのお店で同じく寿司をいただくことに。
100円~とあったのですが、100円で食べられるお寿司は少なくてものによっては相応のお値段で。
ただサイドメニューが充実していたような。
LINEの友達登録で無料サービスになったアサリ汁も美味しかったです。
後で調べたら飲み放題のサービスがあるみたいですから、飲み屋的な使い方が良いのかも。
僕には脂っこかったですが、鮭カマのからあげなんてのもありましたよ。
この日はこのまさのすけさんで食事の際に一度ルートが途切れてしまい。
こちらが一発目ですが、身バレ防止のため(?)多摩川辺りから。
改めて測定した最後の数キロはこちらです。
もう21時でしたが、ちょうど映画を一本観られそうと、悩んだ末に持ってきたアマゾンFireで『罪の余白』を鑑賞。
何か気分の悪い映画でしたね。
演技が上手いという事になるんでしょうけど、吉本実憂が演じている悪役(?)の女子高生が何とも腹が立つと言うか。
しかし、朝ドラ女優の葵わかなや、いまや大人気の今田美桜(ちょい役でした)を差し置くのも納得のルックスなんですが、いまあまり目にしないのは何故??
僕が疎いだけでしょうか?
本当に性格が悪かったりしてw。
それから気になったのは転落死してしまう主人公の娘を演じた吉田美佳子。
何か一色紗英に似ているなあと。
この子も別の作品で観てない気がします。
2日目の朝です。
寝床にしたのは丸山城址公園。
夜通し雨が降っていたので東屋があるのはありがたかったですね。
朝になると雨は上がっており、ウォーキングを楽しんでいる人が何人か。
浮浪者かなんかだと思われているかもしれませんね。
夜中に変な夢で一度目を覚ましました。
正に寝ているこの地で外国人に起こされるという話で。
現実の場所や時間とリンクしている夢って過去にあまり無かったような気がします。
夢じゃなくて現実だったんじゃないかとちょっと考えてしまいました。
この日は6時20分にスタートして、朝食はこちら。
これで500円というのは満足ですね。
この日は結構暑くて。
濡れるのは嫌ですが前日くらいの雨の方が良いのかなと思ったり。
それに足の痛みも結構で。
この日はほぼ終日国道246号線。
渋沢のなんつッ亭を見て、ああ出張で来た時にここで食べたなあなんて思いながら前半は順調だったんですけどね。
そこそこきついなと思ったのは国道255号との分岐を過ぎてから。
まともに歩道も無いので危ないし、主要国道だというのにビックリするくらいコンビニが無く。
山北駅手前でやっと出てきたファミリーマートはオアシスでしたね。
少しテンションを上げようと長い付き合いだった246と分かれる小山のマックスバリュでガソリン(アルコール)注入。
ここから少し上りでしたが、このおかげか頑張れましたw。
この日の寝床は道の駅ふじおやま。
金太郎で有名なところみたいです。
水が汲めるのも有難かったですね。
ちゃんとしたものを食べようと、まだ営業中だった道の駅のレストランに行くもメニューに惹かれるのものが無く。
少し歩いて行ってみたこちらのお店は何とお休み。
三連休初日に休みってどういうことなの??
もしかしてもう閉業とか?
戻って道の駅のレストランでとも思ったんですが、そうすると食後にまたこのお店の隣にあるセブンイレブンに来ないといけないなと思って。
できるだけ早く足を休ませたいんですよね。
ってなわけで、セブンイレブンで食料とお酒を。
道の駅に戻ってこちらで夕食。
ナポリタンは意外に美味しかったです。
昨晩刺されたであろう手と脚です。
変な病気みたいですw。
この日も40㎞超えでございました。
サワーとハイボールを飲みながらこの日は『凪待ち』を。
飲みながらのせいか、あまり内容を覚えていないと言うか。
今に始まった事じゃないですが、悪い癖ですw。
さて、3日目の朝です。
駐車場はほぼ満車で大盛況。
みな前の晩から入って車中泊なのかなあ?
昨日買ったおにぎりを食べて出発しようかと思ったのですがあまり食欲もなく。
身支度を整えて6時15分に出発です。
天候に恵まれませんし、方角も悪かったのか、この日になってやっと富士山のお姿を目に出来て。
目標がやっと定まった感じですかね。
須走にある浅間神社で登山の無事を祈ります。
よろしくお願いします!
待ってろよ!!
道の駅にめぼしいものはなく、ローソンで最後の食糧補給。
携行食は持ってきていますけど、この日の夕食と明日の出発前のおにぎりくらいは欲しくてね。
さて、出発です。
マイカーの入れない車道をだらだらと登っていくだけで怠かったんですが、馬返しを過ぎたところにトレイル道が。
一度通り過ぎたんですが、こちらの方が面白そうと言うか退屈しなさそうだったんで戻って選択。
一度道を外しかけたんですが、何とか戻って先に進みます。
12時半ごろ、須走口の五合目に到着です。
こんなルートでございました。
まずは軽く食事を。
時間的には14時ごろですが、就寝前という意味では夕食になりますね。
まだ明るいし眠くも無いのでこの日も映画鑑賞。
『糸』でございます。
ここで共演した菅田将暉と小松菜奈が結婚しているんですよね。
作品的には面白かったと思いますが、結果的に二人が結ばれるのが必然だったとしたら榮倉奈々(こちらも「なな」だったんですねw)演じた最初の奥さんが癌で亡くなるのも運命だったってことになるんですかねえ。
だとするとちょっとそこは哀しいですけど・・・。
観始めて早々に充電残量が20%を切ったとのメッセージ。
省電力モードに切り替えたところ、何とエンドロールのところで電源が落ちました。
こんなところで落ちも分からずに終わっていたら泣くに泣けないので良い仕事をしてくれました。
鑑賞後も時間的にはまだ夕方なので熟睡は出来ませんでしたが、寝袋に入って横になります。
4日目と言うか、3日目の23時過ぎに置き出して旅支度。
0時ちょうどに出発しました。
天気が悪くなると聞いていたので、まだ雨は大丈夫でしたが防寒の意味も込めて最初からレインコートを着て。
最初の階段でいきなり躓いて転んでしまいましたが、これは自分の不注意。
暗いんじゃないかと心配していたヘッドランプはちゃんと足元を照らしさえすれば何とかなりそうです。
途中で雨が降り出し、さらには風も。
6合目辺りまでは木の陰に守られている感じもあったんですが、それ以降はもろに直撃。
それでもほとんど休憩も取らず歩みを進めていたんですが、7合目を過ぎた辺りでどうしようもないほどの暴風雨。
吹き下ろしの風で、かがんで四つん這いになっていないと冗談抜きで吹き飛ばされそうです。
風だけならいいのですが、雨と言うか場合によっては雹に近い感じ。
寒くて寒くてガタガタ震え始めてしまいました。
10分前後、いやもっと短かったかもしれませんが、その場にとどまってどうするか思案。
まだ午前2時過ぎで、他に登山者は全くいなく。
7合目の山小屋で2人準備している人を見かけましたが、この天候じゃまだ上がってこないでしょう。
ここで何かあってもしばらくの時間誰にも気づかれない可能性が高く。
電池節約のために風止みを待つ間電源を切ろうと思ったヘッドランプのスイッチが上手く押せないほど手が悴んできて。
冗談抜きで生命の危険を感じて、大変無念ですが下山を決意。
降り始めて数分で被っていた帽子ごとヘッドランプが飛ばされてしまい。
何でも無いときなら少しコースを外れて取りに行けるところにあるのが見えます。
何せ未だに光っているわけですからね。
でも、これは早々に諦めました。
帽子もランプも結構使い尽くしたものでしたからね。
でも、そんなことより富士山にごみを結果的に捨ててきてしまった形になったのは心残りと言うか申し訳なく。
リュックカバーも気づかぬ内に風に飛ばされてしまって無くなっており。
本当にごめんなさい・・・。
ランプが無くても幸い少し空が白み始めたので何とか降りてこられました。
選んだわけではないんですが、下山専用ルートの砂走りにも自然に入っていました。
雨はだいぶマシになったとはいえ暴風は引き続き続いており。
強い追い風なので普通に立っているだけでも体重の加減次第ではズルズル滑って降りられる感じです。
でもそれでは時間かかって仕方ないので歩いて降りると、まあ風に煽られて。
何度転んだことでしょうか・・・。
まあ砂ですから大して痛くはないんですけど。
空が赤く染まってきました。
これは山中湖でしょうね。
砂走りから普通の登山道に戻ったところでご来光です。
結局こんな結果だったんですが、
登頂を断念した地点を拡大して確認してみると、どうやらコースを外れていたみたいです。
張ってあるロープを目標にしていたので大事にはなっていないと思うのですが、どこがいけなかったのかなあ??
何れにしてもこの位置で何かあったら後続者に発見してもらえなかった可能性もあったかもしれないわけで。
悔しいですが、登頂断念は英断と思う事にします。
本当は御殿場口に降りたかったんですが、結局出発と同じ須走口に。
ちょうど5時くらいでしたからボランティア(?)の方たちも活動し始めていて。
上の方はどうだった?と訊かれたので悪天候により登頂断念したことを伝えると、五合目でこれじゃ上の方は台風並みだろうねと。
8合目付近まで行ったんなら登頂したようなもんだよ、みたいなことを言ってくれましたけどねえ。
降りてくる最中に思ったんですが、僕にとっては約40年ぶりの富士登山。
なのにこの結果ですって伝えると、懲りずにまた来てくださいとのお言葉。
まあ自宅からというのはもう有り得ないですね。
麓に着くまでに体力というよりも足の状態、具体的に言うと足裏ですが水ぶくれが出来ちゃって。
他の登山口は知りませんが、この須走口は道の駅の脇に無料駐車場があり。
ここに車を停めて、麓から徒歩で登るっていうのは考えてもいいかもしれませんね。
バスに乗って五合目からと言うんじゃ僕には物足りないと言うかw。
今回もそうですが、下りだけバスに乗るという変わった客になりそうですが。
で、その下りのバスですが始発は6時45分発。
上述の道の駅横の無料駐車場までです。
本当は一気に御殿場駅まで行きたかったんですが、こちらは始発が8時45分。
更に便利かなと思っていた新松田駅行きに至っては10時45分。
道の駅から御殿場行きのバスに乗り継げるそうなので、6時45分発のバスに乗ることに。
とは言え、スマホの電池も節約しないとなくなりそうだしあまりやることも無く。
本当は山頂でかじろうと思っていた百均で買った羊羹を食することに。
流石に甘いですが、カロリー補給用の携行食としては優秀という事になるんですよね。
意外にと言うと怒られるかもしれませんが、百円のわりには美味しくいただけました。
そんなこんなでボーっとバスを待っていたわけですが、確かに風が酷くて。
僕が出発した時より全然酷いです。
この状態だったら出発していなかったかもと思うくらいのレベルで。
このころ上の方はどうなっていたんでしょうね?
足を休ませようと靴下を脱いでみると靴とさらに靴下の目をすり抜けた細かい砂が入ってきており。
それだけなら別にいいんですけど、潰れた水ぶくれのところがその砂に曝されてしまっていて。
意外に菌が少ない環境かも知れませんが、とは言ってもこのままにするわけにもいかず。
残っていた飲料水で急いで洗い流しておきました。
寒かったので時間前にバスに乗り込んで。
到着後は道の駅のトイレで用を足してから浅間神社のバス停へ。
駐車場のところのバス停だと思ったのに違って少し焦りましたが、無事見つけて御殿場駅行きのバスに。
そこから松田駅までJRで。
かなり痛い足を引きずるように歩きながら新松田駅で小田急線に乗り継ぎ。
二度乗り換えて狛江駅で降りてそこからはバスで帰宅。
直接御殿場駅に出られなかったので少し割高になってしまいかかった交通費は2,590円。
でも富士登山に出発した0時から12時間かからずに帰宅できているってのも何か不思議な感じですね。
結果的に半休で良かったことになりますけど、この日は全日で有休。
旅の疲れを癒すために明るい内から飲んでました。
もっとも直ぐ眠くなって夕飯まで昼寝でしたけどね。
残念な結果に終わりましたけど、ここまで頑張った身体と撤退という英断を下した頭脳には我ながらお礼を言いたいと思います。
ありがとうございました!