【書評】コーヒーのグローバル・ヒストリー 赤いダイヤか、黒い悪魔か 小澤 卓也
コーヒーのグローバル・ヒストリー 赤いダイヤか、黒い悪魔か/小澤 卓也

¥3,150
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1章はコーヒーの起源から品種、収穫方法、焙煎方法などコーヒーについての根本的な基礎知識が網羅されている。2章以降はコーヒー生産国や消費国の歴史や各国の現状についての説明。各章が独立しているので興味のある国だけ読んでもいい。「コーヒーとは何か?」ということについて全く予備知識がないのでとても勉強になった。図や写真が多く著者の文章も読みやすい。
個人的に面白かったのがベトナムに着いての記述。
ベトナムのコーヒーがなぜまずいのか?
同じロブスタでもなぜ国際市場価格より40%から80%も安いのか?
政治、気候などからのアプローチを読んで納得。
生産地である中部高地は山岳地帯であり、アラビカ種を生産するには気温が高すぎる。
11月まで雨期が続くので、病害が発生しやすく天日乾燥が難しい。
社会主義的な土地政策のせいで零細農家がほとんどで資金や技術力が乏しい。
政府が1ヘクタールあたり2トンの収穫という厳しいノルマを与えたため低品質大量収穫できる品種に限定されてしまった。ノルマを達成しないと土地を没収されることもある。
1887年にフランスからアラビカ種のコーヒーの木が持ち込まれた。
ベトナムに最初に持ち込まれたコーヒの木は、ロブスタ種ではなくアラビカ種なのは意外な事実。
【書評】生き方の演習 ―若者たちへ―/塩野 七生
生き方の演習 ―若者たちへ―/塩野 七生

¥1,155
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『花椿』『男たちへ』『いきいき』などの雑誌の投稿を一冊にまとめた。
文字数は新書の3分の1ぐらいで1,100円なので分量に対する価格は正直ちょっと高い。
装幀の方にコストがかかっているもよう。
毒がところどころ盛り込まれているので、塩野七生の辛口が好きな人は楽しめると思う。
例えば、P74「私が若者であった頃、若者に理解の手をさしのべたがるオトナを、気味が悪いと思って眺めていたのを思い出す。」
「肩を組み合って共通の話題についてなごやかにお話する、なんて仲ではなかった。そんなことを申し入れてきたオトナがいたとしたら、ああ気味が悪い、といって逃げちゃったに違いない。」
僕も◯◯会と自分の名前を会の名前にして、60歳過ぎて半ば引退したようなオトナが自分の誕生会や定期的に飲み会を開いて若手を周りに集めて、延々と昔話を聞かされることが苦痛であり、すごい嫌悪感があったのを覚えている。それよりも一匹狼的に若い人と一定の距離感を保っている人にすごい魅力を感じた。
若い人に関しては、
『「あっこの人は、上に行ったら伸びそうだな。」とか「だめだな」というのがわかるんです。』
上にいく人間には二つの特徴があるという。
その二つの特徴には激しく同意です。
答えは本書を手にとって確認していただきたい。

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『花椿』『男たちへ』『いきいき』などの雑誌の投稿を一冊にまとめた。
文字数は新書の3分の1ぐらいで1,100円なので分量に対する価格は正直ちょっと高い。
装幀の方にコストがかかっているもよう。
毒がところどころ盛り込まれているので、塩野七生の辛口が好きな人は楽しめると思う。
例えば、P74「私が若者であった頃、若者に理解の手をさしのべたがるオトナを、気味が悪いと思って眺めていたのを思い出す。」
「肩を組み合って共通の話題についてなごやかにお話する、なんて仲ではなかった。そんなことを申し入れてきたオトナがいたとしたら、ああ気味が悪い、といって逃げちゃったに違いない。」
僕も◯◯会と自分の名前を会の名前にして、60歳過ぎて半ば引退したようなオトナが自分の誕生会や定期的に飲み会を開いて若手を周りに集めて、延々と昔話を聞かされることが苦痛であり、すごい嫌悪感があったのを覚えている。それよりも一匹狼的に若い人と一定の距離感を保っている人にすごい魅力を感じた。
若い人に関しては、
『「あっこの人は、上に行ったら伸びそうだな。」とか「だめだな」というのがわかるんです。』
上にいく人間には二つの特徴があるという。
その二つの特徴には激しく同意です。
答えは本書を手にとって確認していただきたい。
【書評】死刑絶対肯定論―無期懲役囚の主張 (新潮新書) 美達 大和著
死刑絶対肯定論―無期懲役囚の主張 (新潮新書)/美達 大和

¥735
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死刑の利点と終身刑を最高刑にした時の問題について述べている。
著者の観察によるとほとんどの殺人犯は全く反省をしない。
死刑を恐れて、犯行を留めるものもおり、終身刑は刑罰として有効ではないと否定。
また、最高刑が終身刑になると何人を殺害しても死刑にならないたね犯罪の抑止力が今以上になくなり、犠牲者を増やすという。
何十人という受刑者をたった一人で武器も持たず管理する日本の刑務所というのは欧米から見たら異常な光景らしい。欧米だったら武器を持たない職員はすぐに襲われて脱獄事件に発展する。と著者は語る。
相変わらず、引用文からは著者の読書量や知識の豊富さを感じる。
それにしても著者のような類まれな能力を持った人が刑務所にいるようになったのが本当に残念。

¥735
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死刑の利点と終身刑を最高刑にした時の問題について述べている。
著者の観察によるとほとんどの殺人犯は全く反省をしない。
死刑を恐れて、犯行を留めるものもおり、終身刑は刑罰として有効ではないと否定。
また、最高刑が終身刑になると何人を殺害しても死刑にならないたね犯罪の抑止力が今以上になくなり、犠牲者を増やすという。
何十人という受刑者をたった一人で武器も持たず管理する日本の刑務所というのは欧米から見たら異常な光景らしい。欧米だったら武器を持たない職員はすぐに襲われて脱獄事件に発展する。と著者は語る。
相変わらず、引用文からは著者の読書量や知識の豊富さを感じる。
それにしても著者のような類まれな能力を持った人が刑務所にいるようになったのが本当に残念。