ハイジの退屈日記 パリ・東京 -79ページ目

快適ソファ・ライフの罠

数年前までは、うちにソファはなかったのだが

引越しを機に買って、今は基本的にはソファ生活をおくっている。

今や、ソファ上で毎日の食事もする生活。


ソファ・ライフが快適であろうということは、想像に難くなかったが

実際、とても楽チンである。

なんといっても、常にだらりん、としていられる。

ソファ・ライフに転向してから、背筋が退化したことは間違いない。



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白状するが、

食事をしながら、足をソファの上に投げ出すこともある。

退化したのは、背筋のみならず。



うちの目の前には、林があるため、この新緑の季節、

ソファから、カーテン開け放しの窓を通して、緑を楽しめる。

朝から、ソファにだらりん、と座って、ボーッと外を眺める。


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ランチの後、20分くらい、ちょっとウトウト、なんてのができるのも

ソファのおかげ。

ベッドに行ったら、2時間くらい寝てしまう危険があるが

ソファであれば、快適なのに、20分くらいで目が覚めるから不思議。


しかし、この快適ソファ・ライフには罠がある。

それは、夜、お酒を飲みながら、ついついそのまま寝てしまうこと。

そして、その時間の長さは、4時間、とか。

酒が入ると、20分では目覚めないから不思議(でもないか)。


私の夜のささやかな楽しみは、

幾つかの酒の肴を作って、借りてきたDVDを見ながら、ダラダラと飲んで食べること。



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そして、たまに疲れていたりすると、ソファの上でそのまま寝てしまうのであった。


多分、多くの方々が経験されていて珍しいことではないとは思うけど

夜中の2時にソファで「はっ!」と目覚めた時のやるせなさ。


食べかけの料理や、汚い食器やら全てがテーブルにそのままになっており

DVDは止まって静止画となっており

夜のしじまに、あたりは「しん」、としている。


その時の心持ちって、なんというのでしょうか、

「取り残された」?

「失った」?

「人生につまづいた」?


自分のだらしなさに嫌気を感じ

敗北感と挫折感を抱きつつ

おもむろに起き上がって、洗面所に歯を磨きにいくのだった。


こんなこと如きで

敗北やら挫折やらを感じるくらいだったら

始めっから、ダラダラとソファで酒なんか飲むんじゃねー!

とも思うのだが。


誘惑は絶ちがたし。

人間は罪深し。

(どこまで大げさなんだ)









新婚旅行の夢と現実

乙女らしく、新婚旅行はタヒチ!と決めていた。

朝は水上コテージから透明な美しい海に飛び込んで一泳ぎ

燃えるような夕焼けをバックに白砂のビーチを手をつないで散歩し、などなど


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相当月並みではあるが、そんなのが、結婚相手が決まる前から

夢の新婚旅行のイメージであったのだった。


そして現実。

先週、新婚旅行に行ってきました。


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江ノ島。

日帰り。


結婚式のため東京にやってきたものの、すぐパリに戻らねばならぬ夫ペーターゆえ

新婚旅行など行く時間がなく、仕方なかったのだが

まわりの方々が、新婚旅行は?と聞いてくださることが多く

では、ということで、近場の海、江ノ島に行ったのであった。


これはただの遠足、ではないか、とお互いに薄々思ってはいたが、

これは新婚旅行だ、とお互いに何度も言い聞かせて

小田急線に乗って、昼頃到着。


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まあ、いいんですけどね


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なんていうか、理想と現実は違うとはよくわかっているものの



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しらす丼なんか喰っちゃって



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もうちょっと、他に「やりよう」というものは、あったのか、と



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ちょっと思わなくはなかったが



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記念になれば、なんでも良いのだし



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ほんわか幸せな気分であることには、変りなく

まあよし、といたしました。



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雨がポツポツと振り出し、引き上げることに。

滞在時間3時間、往復の所要時間3時半で、新婚旅行は終了。


ペーターは、帰りの小田急線の中で

魚肉ソーセージと缶ビールを買って食べて

幸せそうであった。









「はっ」の半分、息を吸う感じ

先週日曜日の結婚式は無事終了。


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挙式の後のディナーもそこそこ盛り上がり、楽しく終了。

自分のために人が集まってくれるのは、結婚式と葬式だけ、と誰かが言っていたが

皆に祝福していただいて、とても幸せな一日でした。



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これは当日もっていたブーケ。

普通、ブーケの色は白だそうだけど、教会に聞いたら「真っ赤でもいいんですよ」ということだったので

大好きな黄色にしてもらった。



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これは当日、皆で乾杯したシャンパン。

昔いただいた、ヴーヴ・クリコ最高級シャンパン「ラ・グランダム」の、近年最優良年のマグナムボトル。

これを開ける絶好の機会でありました。

ずっとセラーで保存していたので、エチケットの端にカビ生えてます。


実質的な記録をするのは、このブログの趣旨でないので

当日、私が感じた一つの真実について書きましょう。


「コミュニケーションは言葉は1割」、とは、よく言われること。

あまたの研究によると、コミュニケーションの9割以上がノンヴァーバルなものによるそうで。

言葉で何を言おうとも、表情や態度が伝えるものが圧倒的に本音、ということらしい。



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来てくださった皆さんは、心から祝福してくださり、それをしみじみと嬉しく感じた一方で

ドレスを着た私の姿に初めて出会った方々は、一様に、

一瞬、若干顔がひきつり、「はっ」の半分くらいの息を吸う、ような気がした。

明らかな、戸惑いの表情。


そして、しばらく間があった後に「おめでとー」とか「きれーい」とか、

なんだか声が妙に高くなって、発声されたのであった。


世の中のどんな女性も、程度の差こそあれ同様であると私は信じるが

この相手は私のことを今キレイ、と思ってくれてるな、という時は瞬時にわかる。

そして、その逆であったりする時も、即座に感知する。


私が自意識過剰なんでしょうか、いや、でも確かに感じたのであった。

「はっ」の半分、息を吸う感じ。

でも、それについては、この際ですから、考えないことにいたしましょう。



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めでたし、めでたし。


これで私のウェディングネタは終わりかな。