ハイジの退屈日記 パリ・東京 -75ページ目

嗅覚の不幸

私はプリミティブな人間ゆえか

人一倍嗅覚が鋭い。


嗅覚が鋭いことによるメリットは

芳しい香りにすぐ気づき享受できること、食べ物の傷みによる腹痛を回避できる、ということであろうか。


今の時期、感じる好きな香りは

様々な植物の香り、雨上がりの土やアスファルトの香り、初夏の朝の新鮮な空気と草の香り、など。


その土地によって、場所によって、人によって

それぞれ独自の香りがあって

その時々の感情や記憶と絡まることもあり

芳しい香りは、一層愛おしいものとなったりする。



ハイジの退屈日記 パリ・東京



しかし、嗅覚が鋭いのは、どちらかというとデメリットの方が多いみたい。

なぜなら、世の中、特に都会は、どちらかというと悪臭の方が多いような気がするから。


それに、香りに好き嫌いが激しいため

人のもつ独自の香り(香水も含め)によっては、その人に近づくのが苦手になったりする。



ハイジの退屈日記 パリ・東京


先週末までパリにいたわけですが

この「夏」といわれるパリの今の季節

メトロに乗ってごらんなさいよ。

ほんと、「鼻が曲がりそう」というのはああいうことを言うのでしょう。


体臭は、やはり食事の習慣からできていくものなのでしょうね。

西洋人の皆さま方のあの独特の体臭は

バター、カビ系チーズ、肉、などが培ったのでしょうね。

カマンベールチーズを数日アンモニアに浸しておいたような臭いが

混雑した電車の中に充満しているとき

1駅の距離がなんと長く感じられることか。

臭いというのは、本当に逃げられない敵のようです。


でもねえ

日本人も結構キツイのよ、臭いが。

あのフケと脂汗の混ざった臭い、そしてあの「加齢臭」というのは

東洋人独特なのではなかろうか。

東南アジアでも、あの臭いをたまに感知します。

パリではあの臭いは嗅いだことないなあ。

アンモニア漬カマンベールの方が勝っているだけだろうか。



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最近、日本でよく嗅ぐのは

「濡れ雑巾の臭い」。

男性から漂うこと多々。

汗をかいたまま、または半乾きのまま何日も着用している衣服

の臭いでしょうか。


20代にドイツに住んでいた時からのクセで

特に男性とすれ違う際は、フト息を止めますが

たまに油断していると

やられたっ!

と自分の不覚を恥じ入る一瞬があります。



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その国の空港に着くと、

すでにその国独特の臭いがしますよね。

韓国のキムチの臭いは有名ですよね。

インドネシアでは、丁子(クローブ)の臭いでしょうか。

タイでは、エビとドリアンをぐちゃぐちゃに混ぜたものにココナツをかけた臭いがしますね。


日本の空港の臭いは、消毒液の臭いしかしない、と先週思ったが

ある西洋人の友人によると

やはり日本も外国人にしかわからない独自の「国臭」があるそうで

それは「お酢の臭い」だそうで。


うーん、だとしたら、あまりいい匂いとはいえませんねえ。


臭い話しばかりですみません。

視覚で中和させようと、花々の写真を選んでみました。




夏本格到来!

いよいよ、東京にも夏が本格的にやってきた!

いや、まだ梅雨の最中ではありますが

やっと連日最高気温30度が続くようになってきました。

湿気は70%やら80%とジメジメで

じっとしていても、顔にもじわーっと汗をかいてくるが

私は意外と嫌いじゃないのだなあ、この程度の湿気であれば。

お肌にも良いではないか。



うちから見える目の前の林も、初夏の陽射しを受けイキイキしているように見える。



ハイジの退屈日記 パリ・東京


なんといっても、やっと暖かく(暑く)なってくれて嬉しい。

3週間前まで、東京は小寒かったので、フリースを着てましたよ。

やっと!ついに!

ヒートテックのお世話にならない季節がやってきた!


私の体感温度的には、東京は住むにはちょっと寒い土地なのであった。

「寒い」という言葉を発しなくて済むのは

6月から9月の間の4か月弱くらいでしょう。

1年のうち7~8ヶ月はヒートテックのタートルネックやタイツが手放せず

1年のうち5ヶ月はダウンのコートを着ている私。


本当はもっと1年中暖かいところに住みたいなあ。


ところで、パリも、私が発って以来、急激に暑くなったそうで

昨日は36度を記録したらしい。

36度ともなると、熱気は大変だろうが

湿気はないだろうから、まだ少しは楽なのかな。


ハイジの退屈日記 パリ・東京


上の写真は、

6月最初の週末に、ベルサイユに行った時。

プチ・トリアノンのお庭にあった立派な木です。

この日は30度を越す暑さだった。


やはり夏の陽射しの中では、木々が嬉しそうに見える。


なお、プチ・トリアノンに行ったのは今回が初めて。

「ベルばら」好きの私としては、遅いデビューでした。



ハイジの退屈日記 パリ・東京



マリー・アントワネットが自分の趣味とセンスをもって作った寛ぎの別宅、プチ・トリアノン。

「ベルばら」では、オスカルに、そんな贅沢をしてはなりませぬ~!とキツク止められていた。

そして、「どうしてオスカルは私が楽しいことをしようとすると反対するのかしら」とつぶやく彼女。

(我ながらすごい記憶力)


いや~でも、初めてプチ・トリアノンを訪れてみて

そのあまりにも素朴な屋敷、野趣あふれる庭をみて驚いた。


彼女は、ベルサイユ宮殿の絢爛豪華な環境と暮らしから

息抜きしたかったんだなー

オーストリアから嫁いできたほんの少女にとって

辛いことも多かっただろうなー

故郷が恋しかったんだなー

と、思わず、心から同情してしまった。


オスカルが反対したのもわかるけど、許してあげようよ、という気分になった。


東京に夏到来!というところから

マリー・アントワネットへの同情まで

話しが大きく飛んでしまいました。


とにかく

夏の到来を心から喜ぶものであります。





東京に戻ると

今朝早く、東京に戻る。


物凄い湿気で暑いので驚いた。

パリではウールのセーターやコートを着ていたというのに!



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いやー、しかし

日本に帰国すると、いつも感激するのは

いわゆるサービススタッフ、宅配便、売店、交通機関、等々の

なんと感じのよいことよ!

丁寧な説明、素早いアクション、そして的確で間違いのないサービス。

これはパリでは得られないことのような気がする。


日本人のサービス様相を「人間味がない」「機械みたい」などという

「外人」(あえて言う)もいるようだが

私は日本のサービスに安心して任せられるし

手際よく、数歩先まで見越した配慮が小気味よい。

プロフェッショナルレベルは相当ハイだと思うよ。



ハイジの退屈日記 パリ・東京



パリの街並みは、どこを切り取っても絵になり

美しさは群を抜いていると個人的には思うが



ハイジの退屈日記 パリ・東京



それに比べ、東京の街はとても美しいとはいえないと思う。

統一感のなさ、整頓の悪さ、美意識の低さ、などがそこここに露呈していて。


しかし、初夏の早朝、都会の真ん中の

こんな何の変哲もない路地に

なぜかノスタルジーを感じる。



ハイジの退屈日記 パリ・東京



やはり自分のホームタウンだから、ということだろうかね。

ちなみに、この写真は、リムジンバスの中から撮った渋谷駅の近くで

うちの近所ではありません。



街並みの美観としては、東京はパリには劣っているかもしれないが

雑多に育った東京人としては、

なぜか落ち着くところもある。


サービスのレベルは高いし

今日は蕎麦と納豆ごはんを食べて

やはり日本は楽ちんだなあ、と思ったのであった。