ハイジの退屈日記 パリ・東京 -59ページ目

パリでの平凡な日常

パリにやってきました。

2ヶ月ぶり。


ただでさえ天気が安定しない町だが

今は特にその時期で

連日、一日の間に快晴・曇・雨と全て経験できる。

最高気温は13~15度

最低気温は3~5度

のような感じで、天候は1日のうちで急転回

何を着てよいのやら全くわかりません。


でも思ったより

日中は、陽が差せば暖かい。



ハイジの退屈日記 パリ・東京



気のせいか

東京より新緑の芽吹き状態が進んでいるような気がする。



ハイジの退屈日記 パリ・東京



日差しの中では

子供たちも親も

なんだか穏やかに春を楽しんでいるような。



ハイジの退屈日記 パリ・東京



私もボヤボヤっと

北マレをのんびり歩きながら

なんとなく、目指していたような、そうでもないような

そんなところで

やはり行き着いた老舗ブーランジェリー「ポワラーヌ」。


6区の本店は、いつ行っても

狭い店内に人がギッシリで待つが

去年オープンした、こちらの2号店は空いている。

店の方々もいつも超フレンドリー。

フランス人サービススタッフの水準を遙か光年超えている。



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ここの「タルト・オ・ポム」は激ウマ。

私は普段

リンゴは食べないし(アレルギーだし)

アップルパイもあまり好きではないのだが

これなら毎日でも食べられる。



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金曜日の夜だったので

どこかコジャレた店で一杯飲んでから帰ろう、と

夫ペーター(日本人)に提案したが

なにやかにや言って断られる。

逆に疲れがたまってるらしい。


ということで

サラダとレンズ豆のスープに

ポワラーヌのパン・ド・カンパーニュをつけて

「パリ家庭風」質素な野菜中心の夕食をとった。

夫は軽い夕食にご満悦であった。



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食事のあと

カルヴァドスを飲みながらチーズをつまみ


私はベラベラと他愛のないことをしゃべり

夫はネットでなにやらチェックしながら

おそらく8割は私の話しを聞いておらず

適当に相槌を打っており

また

私もちゃんと聞いてもらわなくて結構なので

なんとなく

かみ合っている。


BGMは"Bud Powell in Paris"。


平和で平凡なパリの一日が、今日も終わりました。


匿名が心地よい

世の中の多くの方々は、繋がりたがっているらしい。

SNS、Twitterやらフェイスブックやら。


何故、そんなにしょっちゅう発信してるんだろう。

寂しいのかな?

ヒマなのかな?


ある友だちが教えてくれたのは、かなり一般的な例かと思われる。

ランチにカレーを食べて、

その写真をつけて「今日のランチはインドカレーでした!」

と発信したら

Facebook上で35名程がいいね!とすかさず返してくれた、と。

それが嬉しいとか。


私にそんなことが起こったら

恐怖とプレッシャーにおののくだろう。



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熱心に実名で発信している理由は

自分のことを知ってもらいたいという気持や

どんなレベルであっても人とやりとりすると楽しい、というところかな。

情報をとりたい、というのもあるかな。

まあ、それはわからないでもない。


違和感なく自分をパブリックに表現できる人って

素直に、まっすぐに育ってきたんだろうなあ

という気がする。


私の個人的な趣味では

自分の名を名乗って何かを大勢にむかって発信するなど

そんな恥ずかしいことできません!って感じ。


だから、このようなブログあたりがギリギリです。

友達にも余程信頼できる人でもなければ教えてない。

名乗らずに済めば、日記代わりにツラツラ書くのは

意外とOKだし、憂さ晴らしになる。

匿名であればいい、というのは卑怯なんでしょうかね?



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私の結婚式の時の写真を

私に事前に知らせずにFacebookに載せた友人がいたが

1年近く経った今も

未だに深い恨みを抱いている。


私はどんな写真が載せられたのかも知らないわけだが

そのFacebook上で

私が知らない友達の友達など多くの人に

結婚した、という情報が伝えられ、

写真が見られ

中には私が知っている人もいたらしいが

その方々も含め

人にわざわざ教えたくないし、知られたくないし

ましてや自分の写真なんか見られたくもない!


なんで勝手にそういうことするんだろ!

素直に、まっすぐに育った人には

「他人に自分の存在を知られたくない人がいる」

などと思いもつかないのかもしれない。


確かに、ネット上だけでなく

結婚式の際にそれぞれの方々が独自で撮った写真は

その家族や友達に見せられている、ということは

間違いなく、というより、実際にそうであると聞いており、

私はそれだけでも実は結構イヤなんだが

写真撮影を禁止することもできないし、撮影に応じた私も私なので、

それは目をつむるとして

ネット上に勝手に載せるな!と言いたい。



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ネットを含むメディアにおいて

積極的に、自分の名前や顔写真を出して

バンバン発信している人がいるが


私の価値観からみると

「よほど自分に自信があるんだな」

と思う。

その自覚がないとしても(多分ないだろう)

自分を出すことに

全く何の抵抗も違和感も覚えないだけでなく

むしろ出したいのでしょうから。


ましてや

「私が証明なの!」とかいって

商品を売ってる人なんてのは

私からみると、同じ人間という種とは思えない。

そういう人って物凄く自己評価が高いんだろうな。

大事に可愛がられて育ったのだろうか。



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逆に、どうして私はこんなに抵抗感をもつのか。


私は、知らない人には

自分が何をしてるか、考えてるかなど知られたくないし

ひっそりと世の片隅で生きていたい。

できることなら

自分が好きな人達だけと関わって

それ以外の人からは関知されたくない。


たぶん、私は異常に

人に「評価」されることを嫌っているのだと思う。

それがたとえ「好評価」であっても。

おそらくこれは「育ち」に起因するでしょうね。


結果的には

「私が証明なの!」という人と同程度に

自意識過剰であるかもしれない。

根っこは同じ、出方が両極端、みたいな。

やはり同じ穴のムジナですな。



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パリに住む夫ペーター(日本人)は

私がこの手のことでグルグルと考えて騒いだりしても

全く気にせず、関知せず、

「チャッチャッ、チャチャッチャー」とか踊ってくれる

おおらかな人なので

本当によかった、と思います。


ところで、パリにいると快適だなと思うのは

完璧に、人が他人のことを気にしない感じ

私の存在などいないかのように無視している感じ

がヒシヒシと伝わる点、だと思っている。

気楽で居心地が良い。


明日から

またパリです。

東京の満開の桜が見られた後で良かった。












タイへの偏愛

夫ペーター(日本人)と落ち会うため、タイに行って来ました。


我々二人ともタイは大好きで

数えたところ、今回で一緒に行ったのは7度目。


去年の秋、

夫の仕事仲間が結婚のお祝い会を開いてくれて

その際に聞かれた、

「どうしてハイジさんと結婚したんですかあ?」

という質問に対して

夫ペーターが答えた言葉が忘れられない。


「彼女もタイが好きだしぃ」


そこか!?

それが結婚の理由だったのか!?

衝撃的であった。


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夫抜きでも、タイには10回近く行っており

彼が単独で行った回数もおそらく20回はくだるまい、とのこと。

なぜゆえに

こんなに我々はタイ好きなのか

ちょっと考えてみた。


タイ、といっても広いわけだが

我々二人とも断然ビーチ派。

なによりも海風のある暑さが好き、というのがある。


また、タイの人とは心地よく過ごせる。

ベトナム人(の一部)のようにガツガツしておらず

インドネシア人(の一部)のように妙に超フレンドリーでもなく

付かず離れずの距離をもって接してくれる感じ。



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さらに

南国的なゆるさ。

ゆる~~いのだけど、

節度があるような。

程よい感じ。


また

日本の田舎、または数十年前を思わせるような

素朴さがありながら

ほどほど都会の部分もあり

便利さも享受できる。

バランスがよく、心地良い。


このあたりが、どうやら

私と夫が好むタイの見方らしい。



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そしてなんといっても

タイ料理!


B級好きの心をくすぐる

屋台料理。

そしてその激安さ。


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私は「トム・ヤム・クーン」が大好きで

「世界の好きな食べ物ベスト5」に入れています。

ちなみに

ベスト5の他の食べ物には

寿司とピザ、が入ってます

(どういう趣味なんだ?)


トムヤム、寿司、ピザの他の2つは時によって変わったりするのだが

この3つは常にベスト5に入っていることは間違いない。

実に、全く、どうでもいいことだが。


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もともと激辛好きだが

さらに「トム・ヤム・クーン」の

酸っぱい辛さの絶妙な味がたまらなく好きです。

同じすっぱ辛いという意味では

酸辣湯も好きだけど、

辛さのパンチ力が弱い。



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私の敬愛する近藤紘一さんは

タイ料理は雑駁で、ベトナム料理の洗練には全く敵わない、

ベトナム料理の方が格段にランク上である、というようなことを

と仰ってましたが


私はパンチの弱いベトナム料理より

やはり

魚介や野菜のダシと発酵した風味、レモングラスやバジルの刺激が激辛にまとまった

タイ料理の方が断然好きです。


ええ、確かに洗練されているとは全く言えないですが

得も言われぬ

複雑な、そして南国の風味なんだなあ。


なお、激辛でなくても

こんな素朴なタイの野菜炒めも大好物です。

野菜を全て生のまま強火でガーッと炒めており

シャキシャキ・コリコリ。



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ところで

今回、タイでの休暇に対する私の偏愛に

初めて危機が訪れた。


それはコバエ。


こんなことは初めてだったのだが

ビーチにいると

わーーーーっとコバエが寄ってくる。

1本の足に対して10匹くらい。

1本の腕、そして手にも各10匹くらい。

思い出すだけでトリハダ立つ。


もしかしたら日本製の日焼け止めのせいかもしれない。

2種類、違うメーカーのものを持っていたのだが

両方共ダメ。

市販の虫よけ、およびクエン酸を買って塗ったが

ダメ。


かといって日焼け止めを塗らないわけにはいかず

ほんと泣きそうであった。


他の人の様子も観察したが

私ほどコバエが寄ってくる人はいなかったような。

(皆多少はたかられているようだったが)



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そのビーチには過去3回行っており

一度もこんな経験はなかった。


ハエが発生するには原因があり

生ゴミや生物の死骸、特定の植物、などのせいであるらしい。

一見それらしいものは辺りに見当たらなかったが

なんらかの変化が

その土地・環境にあったのだろうか?

それともあと1,2ヶ月で雨季、というタイミングだったからか?

いや、そんなタイミングで行ったこともあったような。


ただでさえ虫が苦手なので

実におぞましく

ゾンビになった気分であった。


「火葬されないとこうなるんだろうか」

などと騒いだら

夫には

「ちゃんと火葬にしてやるから」

とあしらわれた。



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とにかく

コバエのせいで、すっかりタイ好きの心が蝕まれてしまった。


滞在最後には

いつもなら大好きな

雑然とした小汚い街や屋台なども

なんだか鬱陶しくなってしまった。


タイに今後行かない、などということは有り得ないが

少なくとも

あのビーチにはもう行けない、と

非常に残念に思ったのであった。


誰か、あのコバエをなんとかしてください!