ハイジの退屈日記 パリ・東京 -48ページ目

ニューヨークへの憧れは続く

NYへ4泊6日で行ってまいりました。
実質的に時間があったのは丸3日、
しかもそのうち2日は
夫ペーター(日本人)の仕事の手伝い!

まあ、いいんです、
NYに居る、というだけで
ワクワクしていたので。

なんとケナゲな妻!


ハイジの退屈日記 パリ・東京


なぜだかわからないけど
この街を歩いていると、心が弾むんだよねえ。

もともと私は「都会好き」で
田舎には絶対に住めないタチというのもあろうか、
やはりこの街との波長が合うんだろうね。

先日知り合ったパリ育ちのフランス人が言っていた。
彼は17歳の時にNYに初めて来た時に
自分はここが好きだ!と直感し、
それから約25年後(たぶん)の今、NYに移住しハッピーだと。

やはり相性というものがあるのかも。
まあ、私は住んだことがないので、
勝手に憧れてるだけなのかもね。
それはそれで大変結構なことだ。

よく知らないけど好きなものがあるなら
理想のまま追求せず、好きなままでいましょう。
そういう幸せもありかもしれぬ。


ハイジの退屈日記 パリ・東京


地区として憧れるのは
やはりアッパーウェストあたりかな。
(どうも私は、アングロサクソン系超セレブに憧れを抱いてるフシがある)

でも、今回イースト・ヴィレッジあたりを歩いていて
やはりこの辺りも親しみやすくて、
一頃前のアーティスティックなニューヨークって感じでいいよねえ、と思った。
でも今の流行りはチェルシーの方、さらにその南へいっちゃったんだよね。


ハイジの退屈日記 パリ・東京



の左側のアパートを見て、
私ここに住みたいなあ、と言ったら、
「じゃ、住めば!」と夫に鼻で嘲笑われた。
心躍らせる妻の空想に付き合う気はないらしい。


ハイジの退屈日記 パリ・東京


アッパー・マンハッタンもいいけど、
やはり自分に分相応なのは下の方か。

なんつったって
アメリカ食で一番好きなのはピザ、という私ですから。
まあ、正確に言うとアメリカのピザではなく
イタリア風のピザ限定なんですが。
今回も短い滞在期間で2回も食べちゃいました。
NYは美味しいピザ屋も多くていいよねー。


ハイジの退屈日記 パリ・東京


このピザは私が今までの人生で食べたピザの中で
間違いなくベスト3に入る。

たまには有用な情報をしたためましょう。
Keste Pizza & Vino
271 Bleecker Street

ふだん、それ程ピザ好きでなく
私に付き合って食べる程度の夫が
これはウマイ、と表明。
ホームメイドのモッツァレラが絶妙にミルキーで美味かった。
ドウのモチモチ具合がまさしく完璧であった。


ハイジの退屈日記 パリ・東京


しかし
今回の旅のハイライトは
ピザなどではありません。

今回の目的のひとつでもあった
ジャズクラブ。

それについては、また今度。





ジャズ・ピアノ弾きの好き嫌い

夫ペーター(日本人)のパリの家には
ちゃんと数えたことないけど
3千枚くらい音楽CDがあるため
ランダムにかなり聴いたが
主にジャズ・ピアノ弾きのをピックアップしていた。

浅く広く聴いている私としては
やはり一番安心できるのはビル・エヴァンス。
メロディアスでリリカル、洒脱にして硬派、というのでしょうか。

あと全く知らなかった若手たち、
ブラッド・メルドー、ヤン・ラングレンなんかも気に入った。
イリアーヌ・イリアスも大のお気に入り。

The Art Of The Trio, Vol. 3/Brad Mehldau
¥1,166
Amazon.co.jp

しかし最大の「発見」は
キース・ジャレットではなかろうか。
当然、知ってはいたものの
ちょっととっつきにくいと思ってたのだが、
聴けば聴くほど、その良さがわかってくる。

実際、彼のピアノは頭抜けて素晴らしい、と思う。
高い技術と「天才」の感性が合わさるとああいう風になるのかな。
ビル・エヴァンスよりある意味「優れている」と個人的には思います。

ザ・ケルン・コンサート [SHM-CD]/キース・ジャレット
¥1,800
Amazon.co.jp

しかし。
天才キース・ジャレットの唯一にして最大の欠点は
あの「唸り声」。
あれも彼の演奏の一部なんだろうけどね、
私にはどうもあれだけが慣れない。

グレン・グルドの唸り声はそんなにイヤじゃないのに
なぜジャレットのは慣れないのか、というと
つまるところは「声質」だと思う。
あれは金属製の声だよ。
うるさい。
黙って弾け、といいたくなる。

しかも、メロディに微妙に合ってるようで合ってないので
声が悪目立ちしている。
さらに、「天才だからイっちゃってるんだよねえ」と寛容に受け止められない、
完全に気が狂った人のゾッとするような怖さ、みたいのを感じる。
まさにそこが「アーティスト」である所以だろうが
あれさえなけりゃあなあ。

あれも含めて素晴らしい、ということなのかもしれないが
私はまだそこが分かるまでの域には達してないようで。

唸り声率が低いか、と思われるので、繰り返し聞いている
チャーリー・ヘイデンとのバラードCD↓
Jasmine/Jarrett
¥1,848
Amazon.co.jp


今度の週末からニューヨークにいってきます。
連日氷点下の寒さらしいが
本場でジャズのライブを聴きにいくのも楽しみ。

なんといったらいいのか分からないけど
ニューヨークは街全体が、なんだか音楽なんだよなあ。
インプロビゼーションのリズムを感じるというのか。
だからこそジャズがピッタリ。

時差ボケを利用して
偏愛するニューヨークでジャズに浸ってきます。


ハイジの退屈日記 パリ・東京





ミュージカルの違和感

友人に誘われ
「ロックオペラ モーツァルト」というのを見てきた。
フランスで人気のあった作品の日本初上演らしい。
出演者はすべて日本人。

モーツァルトの楽曲のアレンジが歌になってるのかな、などと知らずに想像していたのだが
そんなことはなく、
日本の歌謡曲のようなメロディばかりで
とてもフランスの作品とは思えない、
よくいえば、ものすごい親しみやすさ。
要は、私の苦手な、大衆性と安易さに満ち満ちたメロディライン。

神田うののファッションショーか?!とツッコミたくなるような華やかだけど品のない衣装。
パリのオペラやバレエの舞台でみる、あの絵画のような、美しく洗練された衣装とは全然違う。
フランスの作品なんでしょ!?
と思って、今あらためてキャストを見てみたら
衣装担当は日本人だったんですね!
しかも宝塚歌劇団の。
深く納得。

でも、誤解のないようにいいますが
面白くはなかったけど
歌はまあ、それなりに、みなさん上手でしたし。
(高橋ジョージを除く)
そんなに酷いレベルというわけではなかったと思う。

Mozart l’opera Rock / モザール・ロペラ・ロック /DVD / 2010
¥3,180
楽天

いやーーーー
ミュージカル舞台というものの
あの妙な違和感。

フツウに生活してる人達が
急に歌いだしたり踊りだしたりして違和感がないのがミュージカル、
というセリフが
昔のアメリカ映画にあったねえ。

映画であれば、ミュージカルは嫌いではない。
どっちかというと好きです。

↓古すぎますか

ザッツ・エンタテインメント PART 2 [DVD]/ジーン・ケリー,フレッド・アステア,ビング・クロスビー
¥1,500
Amazon.co.jp

ところが舞台となると
妙な違和感がある。

あの喉をしめたような、鼻にかかった感じの独特の「ミュージカル唱法」と、
あの学芸会のような「臭い」セリフまわし。
これは日本語で聞くから、特にそう感じてしまうのかね。

わざとらしい所作、あれは舞台において
遠くからみてもわかるように、または
外人を演じてることが多いので、
それであんな気の狂った風な大仰な言動をするんですかねえ。

それに、私はあのミュージカル舞台特有の(たぶん)、
出演者が斜め上を見上げて歌うアレ、
角度でいうと目線水平より80度上、みたいな方向をみつめて必死で歌う、というアレ、
アレに違和感があるのですよ。
「♪だけど私は負けない~♪」みたいな感じの時ですかね。

ミュージカル舞台の表現方法は
小手先で、底が浅いのでは、と思える。
よく理解すれば、そんなことないのかもしれないけど、
私にはどうもテイストとして馴染めないんだね。

Mozart: Concert Arias/Natalie Dessay
¥1,227
Amazon.co.jp

というわけで
モーツァルトにおいての消化不良を解消しようと
もっといえば
毒消しをしようと、
今日は一日
すてきなナタリー・デセイの歌声を聴いております。

私がミュージカル唱法に違和感を感じるように
ミュージカルファンからみると、もしかして、
オペラ唱法というのは、違和感があるのかもしれぬ。

身体全体が楽器であるかのようなオペラ歌唱法、
それゆえに全身で感情を表現する力、
あれはアート、「技」です。
私の好みには合う。