ハイジの退屈日記 パリ・東京 -38ページ目

ご褒美出張

スイスに出張に行くついでに
現地およびパリで休暇を取りました。

出張に休暇をくっつけることを(公式には)許さない会社もあるので
私の勤める企業は、その点は寛容。

しかも、今回は、チューリヒからパリに飛ぶ航空運賃の差額を
「仕事でいろいろ苦労をかけたのでご褒美です」
と、まあ、差額は1万円程だったとはいえ、
会社が負担してくれた!




会社の人々は、
「ハイジさんの夫はパリに住んでいる」ことを
なぜか、とても好意的に受け止めていてくださり、
スイス出張にいくなら、「パリにも行ってくれば!」と
社長や取締役が御自ら進言くださる。
私はやはり恵まれていると言わねばならない。

なぜか、スイス本社の人たちにも
「ハイジさんの夫はパリに住んでいる」ことを知られてしまい、
今回もパリに行くのか?などと
ニコニコしながら聞いてくる
やはり、善意に溢れた人達で
なんとも有難い限りです。




というわけで、
スイスで仕事を終えてから、パリに行って休暇を、と考えていたのだが
仕事の予定が二転三転したことから
仕事→休暇→仕事→休暇
というミックス・スケジュールになってしまった。
しかし経緯を考えれば文句はいえぬ。

しかし、これがね
意外や、ずっとハードだった。
ひとつには
スイスが予想よりずっと暖かくなり
真冬の服しか持っていなかったせいか
温度の調整がうまくいかず、風邪を引いたということもあろうか。

体調のせいもあろうと思うが
(と信じたい)
2週間近くヨーロッパに滞在して
時差ボケから完全に抜けられなかったというということもある。




スイスで始まった仕事は約3日で終了。
その後、夫ペーターがパリからスイスへやってきて
チューリヒを歩きまわった。

日本の花粉から逃れてきたと思ったら
チューリヒも物凄い花粉が舞っているんですね。
マスクは持参していなかったので
すっかりヤラれた。




そして、翌日、チューリヒから電車で1時間ほどの
Bad Ragazという温泉地に行き




さらに、ハイジの物語の里である
Maienfeldをハイキング。
1,2時間コース、との案内だったのだが
もっと先まで行ってみようということで歩き続けたら
結局5,6時間、山道を歩いた。
(この話はまた後日)




そして、翌日はルツェルンの観光をした後、
ペーターはパリに帰り
私はまた、仕事に戻る。
スイス人たち10名ほどを相手に議論を交わし
外交的に振る舞うことを肝に命じ過ぎていたせいか、
言いたいことを言えたのか言えなかったのか、
なんとなく不完全燃焼で終わる。

そして、パリへ。



パリは4泊5日であったので
そう聞けば、かなりノンビリできたのではないか、と思う向きもあろうが
なんだか、これがね、そうでもなかったのだね。

実質、丸3日あったので
美術館巡りなど、例によってせっせと街を歩きまわったが
この少ない時間を最大限有効に使おうという
貧乏性のせいか
リラックスできたかといえば、全くさにあらず。

といっても、初日は、夫の家の掃除と模様替え(この話はまた後日)や
音楽を聞いてノンビリしようということで
夕食の準備のための買い物以外は
ほぼ終日、家にいたので
心安らかに過ごしたはずなのだが

そうか、結局、あの日だけなのだね、
私がノンビリできたのは。



頭が固く、柔軟性に乏しいせいかもしれぬ。
ありがたい「ご褒美出張」、恵まれているとは重々承知しつつも

この「めまぐるしい」風景の変化と移動の多さに
順応しきれないうちに
掴みどころのない夢のごとく
旅は終わり
残ったのは、肉体的な疲労感、夢の残像のような実感のない記憶、
そして抜け切らない風邪の咳。














脂肪肝になって

人間ドックに行ってきました。

ひとつの診断。
「脂肪肝の疑いあり」。

なにごとも
原因があるからして結果があるのであって
そして、この場合の原因には
あまりにも痛切に思い当たるフシあり。

いやあ、そう出ましたかあ~、
まあ、お互い、なんですな、
ボチボチ、そろそろですがねえ、
ま、そこはナニってことで、ここは一つヨロシク願いますわ、
などと、日本人サラリーマン的に逃げようとも思うが

明らかに過労の信号を出しているのだねえ。
毎日毎日、休みなく、
頑張ってフル稼働の肝臓クン。
少しは労ってやらねばならないのかもしれぬ。

 

 


「脂肪肝」。
なによりも、聞こえがよくないよ。
その響きがエレガントではないことは言うまでもなく
太ってる、臭い、がさつな、無神経な、だらしない、
というようなネガティブなイメージワードがスルスルと浮かぶ。

酒漬けのモツが発酵したような、
その臭いを想像しただけで卒倒しそうな、
そんなものを体内に抱えてるくせに
いっちょまえにカッコつけてんじゃねえよ!と
自分にツッコミを入れたくなるよねえ。

実は今の今まで知らなかったのだが
「休肝日」って
お酒を2日連続で抜くことで
その二日目をして「休肝日」っていうんですってね。
1~2ヶ月に1日ほどはお酒を飲まないので
「たまには休肝日とってます」と思ってたが
1日の断酒では肝臓にとっては休みにならないんだねえ。

 

 

 

 

 


確かに、さすがにヤバイのではないか、と最近つくづく思う。
酒ってのは、飲めば飲むほど強くなるので
毎日ワイン1本以上飲んでも
全く二日酔いにならない。
ただ、アルコールを分解しきれていないのでしょう、
翌朝の自分の息の臭さのみならず
体中の毛穴から発散する臭いも気になってるし、
ノドが腫れたように痛かったりすると
こうやって咽頭ガンになるのかねえ、と思ったり。

楽しく飲めないのであれば
止めるべし!と
何度思ったことであろう。

1日お酒を抜いた翌朝の爽快感は確かにわかる。
確実に内臓が休まった感じ。
頭もスッキリしている。
じゃあ今日の夜も!と一瞬思ったりもするのだが、
夕方になると、頭の中で響きだす、あの魔のメロディ、
「♪酒が飲める、酒が飲める、酒が飲めるぞ~♪」


ある夜、ワインのボトルに3割ほどワインが残っていた。
それを見て、
今日はこれだけで止めておこう、適量でしょう(でもないか)と思う反面、
ああ、その3割ほどのワインが
いかに、愛おしく、大事な量であることか。
あとこれだけしかない!
まるで命が燃え尽きるのを見守るような。
といっても、ボトル3割ほどのワインなんていうのは
あっという間にひょいひょいと、食事と共に飲み干されるのあった。

「適量」はワイン2杯らしいのだが
それっぽっちで済ませるにはどうすりゃいいのだろう。
水も一緒に飲むが、そりゃあワインの方が美味しいしさ、
やはり気づくと、ワインの方をたくさん飲んでいる。

ワイン2杯でやめる方法、2日連続で断酒する方法を
どなたか教えてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ショボいプロジェクトとご褒美

1年以上かけて準備した
「大グローバル・プロジェクト」本番が、このほど無事に終わった。

夫ペーター(日本人)によると
私はよく寝ながら、うさなれていたそうだが
やっとこれで、眠りの浅い日々から解放されそう。




いやーーーー。
今までの仕事人生において
大きなイベント系の仕事は数えられないほどやってきたが
今回のような苦労は初めての部類だったね。

規模が大きなプロジェクトともなると
雪だるま式に「登場人物」が増えてくるもんだが
ハッキリ言いましょう、
こんなに「素人」「仕事ができない」「だらしない」人ばかりが関わったプロジェクトは経験がない。

今までの仕事人生において
いかに私が優秀な人々に恵まれてきたかがよくわかったが、
なぜゆえに、今回こんな経験をしたか考えてみると、
やはりプロジェクト・オーナーである本社の甚だしい素人ぶり、
かつ低予算ゆえかと思われる。




さて、とりあえず、先週の金曜日、無事に本プロジェクトは一旦終わったので
何か美味しいものを自分にご馳走しよう、と考えた。

かといって、一人寿司屋に行くほどのマメさはなく、
どちらにしても、家でひとりワインを飲むのが一番の楽しみであるからして、
家で自分で調理しなくて済むようなものを
デパ地下で買って帰ろう、という
あくまで地味なワタクシ。

ところが、あんなに種類豊富なデパ地下でも
あまりないのだね、私の食指がそそられるものが。
普段の慎ましい食生活ゆえ、想像力が欠如しているのでしょう。

1年頑張った自分へのご褒美の食材なんだからさ!
高級シャンパンとか、ベルーガ産キャビアとか!と今は思うが、

その時、私の脳裏をかすめた食材は
ピッツアとコロッケ。
あと、なぜか、松前漬け。
哀しいほど庶民。

しかし、実際にそれらを目にしたら
あまり惹かれなかった。

で、結局、モッツァレラと生ハムとバジルを買って帰った。
脳裏をかすめたものもショボいが、
実際に購入したものもショボい。

プロジェクトとそのご褒美。
実態には合っていたのかも。