ハイジの退屈日記 パリ・東京 -36ページ目

ありがとう、日曜日の日本戦

本日の日曜日、日本時間午前10時から
ワールドカップの日本戦があるというのは
何日も前から、さんざん、来る日も来る日も
テレビで聞いていたので、知っていた。

今日からまた、来る日も来る日も
日本がいかに戦ったか、健闘したか、
いかに日本中が一丸となって応援したかを
これでもか、これでもか、とテレビで放映することでしょう。

ワールドカップが開幕したっていうのは
そんなにビッグニュースなのかね。
NHKの夜の7時のニュースのトップだったんだけど。

まあ、オリンピックより参加国が多いらしいし
「世界的なスポーツの祭典」なんでしょう。
ナショナリズムを高揚させる日としては
NHKの看板番組トップに値するのかもしれない。

こんな私ですから、
「ありがとう日本戦」、というのは
私が日本戦をテレビでみた結果、
「勇気と感動をもらった」からではない。

ただ、今日の10時から11時半の時間を
有効に使わせていただけたんで。




初夏の爽やかな天候のもと
近所の大きな公園は
日曜日にはファミリーでごった返し、
走り回り、泣き叫ぶ子どもやらで
阿鼻叫喚の世界と化してるかもという恐れから
なんとなく近づかなかったのだが

今日こそチャンス!
世の中の大半の人々がテレビにかじりついている間に
ゆったりとお散歩を楽しもうではないか。

その前には
スーパーマーケットやらドラッグストアやら
普段の日曜なら、レジが長い列をつくっているに違いない店店で
買い物も済ませてしまおうではないか。

サッカーの試合って90分だよね。
でも、接戦だったりすると
ゴールの権利が特別もらえたりなんかして(全くサッカー無知である)
なんやかんや90分を越えたりするものだったよな。

中継が終わった後も、
解説やらがしばらく続き、
テレビの前で応援していた方々も余韻やら興奮やらに浸ったりして
すぐに家から飛び出さないだろうから、
私の「持ち時間」はほぼ2時間ってとこか。




まずは買い物へ。9時50分に出発。
6軒ほどハシゴして、買い物リストのものを着々と購入。

通常の日曜日のこの時間帯、どの程度これらの店が混んでいるのか
よく把握してないものの
店の中はガラガラとは言わないが
かなり空いていることは間違いなく、
レジもほぼ待たなかった。
町中も心なしか、人通りが少ない。

よし、よし。ハオ、ハオ。
ただ、欲張って、6軒もハシゴしたので
11時になってしまった。
あと1時間弱!

家に買い物をおいてから
歩いて3分の位置にある大きな公園へ。
耳にはバッハのピアノ・ソナタ。




久々に来た公園は、
全く空いていた。

こんなに広々とした緑豊かな良い公園が、
こんなに家の近くにあるなんて
恵まれているといえよう。
もっと有効活用するべきだろう。

この公園、リュクサンブール公園にはクラスが及ばないが
ベルシー、またはモンソーくらいは比較対象にならないかね。




最近、節酒生活を始めてから
生活全体も見なおしているので
毎朝いままでより1時間早く、6時に起きて
体操やら瞑想やらしているが
5時半に起きることができれば、
毎朝の清々しい空気の中での散歩もできるかも。

近所の公園の良さを再認識できたのも
日曜日の日本戦のお陰であった。

ところで
夫ペーター(日本人、在パリ)もサッカーにまるで興味が無い。

フランスでも、日中はテレビ中継にかじりついている人も多いだろう。
しかし、夫は、
午前中、バッハのコンツェルトを聞いて過ごしたそうだ。
私が本日の散歩に選んだBGMと同じバッハ。
やはり、趣味が合っていると言えよう。

しかし、一緒に、普通に、日曜日を過ごせる日は来るのか!?
毎週毎週、各自の日曜日を過ごす、別居婚夫婦なのであった。

































蚊と夫と意外な発見

気がつけば、結婚して3年経った。
別居婚ゆえ、一緒にいる時間が少ないせいもあるのか
いまだに夫について、意外な発見をする。

ゴールデンウィークにタイ・サムイ島に滞在していた時のこと。
「暑期」で日中はものすごい熱気と湿気。
そして、夜になると蚊が発生する。

ある夜、蚊を部屋に取り込んだまま寝てしまったらしく
蚊取り線香も効いておらず
例のプーンという、蚊の発する嫌な音で目が覚めた。
夫ペーター(日本人)も、
普段は一旦寝たら朝まで目を覚まさないタイプだが
さすがに刺されて目を覚ましていた。

私も、プーン音も嫌だし、何より蚊にさされて痒くなることが不愉快なので
ベッドサイドランプを点け
安眠のため、蚊を皆殺しにするまでは寝ない、と宣言した。




まず、自分自身の左腕だけを毛布から出し
それを囮に蚊を引き寄せ
まずは一匹を撃つ。

今度は
寝ぼけ眼の夫に、囮になるよう、
上半身だけを出して毛布に入り
じっとしているよう命じた。

暑い、といって足を毛布から出そうとすると
「それじゃあ囮として効率が悪い!」とキツく禁じ、
ひたすら夫の上半身に飛んでくる蚊を待ち伏せた。

それでもう一匹をやっつける。

どうやら、もう1匹いる気配もあったが
いつまで待ち伏せても現れず
敵にやる気なしと判断し、灯りを消して寝た。
(結果、夫はその後一箇所刺される)

ここまでは、あまりにもよくある話しで
どこでも繰り広げられる日常の一光景だろう。

私が驚いたのは
これに対する夫の反応。




朝起きるなり、
ありがとう!と、握手せんばかりの勢いで、謝意を述べられた。
なんだっけ?と、こちらが戸惑う。
「蚊を退治してくれて!」

その後の朝食中も
何度も、感に堪えぬ面持ちで、
「いやあ~君のこと見なおしたわ~」
「あんな風に夜中に起きて戦ってくれるなんて」
「これは記録に留めるべきだ」
などと絶賛の嵐。

何も知らない人がそれだけ聞けば
まるで、昨夜、強盗か野生の獣に押し入られたが
私が彼を守り、
武器をとって勇敢に立ち向かい
それら危険な敵を蹴散らしたかのようではないか。




それだけ私の蚊殺しへの迫力が凄まじかったのかもしれないが
それにしても
こんなことで感心されるとは誰が想像しましょう。

やはり人の価値観は計り知れず
いつまで経っても
新たな考え方、ものの見方について、発見は続くのでしょう。

さらに、うちの夫は、やはり変わっているという気もするので
「発見」は意外なところにおいて
まだまだ沢山ありそうです。























節酒生活への道

1ヶ月前に宣言した節酒生活
自分でも意外なほど順調。
もちろん、まだまだ修行中だが。

妙に几帳面で一徹なところがあるので
その性格のお陰かもしれない。

どのような工夫をしているのか、披露いたしましょう。



まずは、日本酒の1合の小瓶を購入した。
毎日の飲酒は日本酒は1合までと決めたので
この1合瓶に、大瓶またはパックから移して「小分け」。

実は、この方法はあまり有効ではないと予想してたのだが、
つまり、酒はそこにもっとある、と知っていれば、意志が揺らぐだろうと思っていたのだが、
意外と、この1合瓶を「大事に飲む」という行為が
私のミミッチイ性格とあっていたようで
1合で打ち止めにすることができている。

しかし、これには
ペレグリーノと中国茶に大いに助けられている。
というより、これなしでは成り立たない。
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仕事から帰宅して、本当はまずワインを1杯、といきたいとこだが
そこを、シークワーサーの果汁を少しいれたペレグリーノで
なんとか飲酒欲をごまかす。

食中もペレグリーノの炭酸でお腹が一杯になるし
夫が中国・大連で買ってきた中国茶は
美味しいが、クセもある味なので
これで味覚を刺激することができている。




ワインは2杯まで、と決めたのだが
これも意外や、守れている。
一つには、ワインをスピリット用の小さなグラスで飲むと
今まで平気で1本軽く空けていた
安物のデイリーワインの不味さがとたんに露呈する。
最近は、こんな不味いワインだったら飲まない方がマシ、と思い始めている。

私はあまりジュースなどの甘い飲み物は飲まないのだが
ふと、思いつきで「アサイードリンク」を買ってみたら
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無糖・無添加で、物凄く美味しい!
これだったら
不味い安ワインを飲むより、ずっと本当に美味しいだけでなく
身体にも良さそうだ。
これを「帰宅後の1杯」にしてもよい。

また、味が濃くて辛い料理、
たとえばカレーとか韓国・中華系の料理であれば
日本酒もワインもなしでイケるとわかった。
これを休肝日の献立とする。
もちろんワインを上手に選べば、これら料理と合わせることもできようが
私の安デイリーワインでは難しい。
水や中国茶の方が合うんだな。


当初の目標は
1週間で、休肝日2、節酒日3、少し規制を緩める日2、で
それは達成した。
今の目標は
休肝日4、節酒日1、少し規制を緩める日2。

やはり週末に飲めないのは寂しい。
私にとって美味しい酒は
報酬であり、自由と喜びと寛ぎの象徴。

楽しい楽しい週末を、酒を飲まずに過ごすのでは
生きている意味がない。
今は最高に屋外飲みが気持ち良い季節なので
家のテラスで夕方から白ワインを飲むことを許したい。

ゆくゆくは休肝日5、という日もくるか。
週2日だけの飲酒であれば
もう少しワインや日本酒のグレードを上げて
より上質なものを買う経済的な余裕も出てくるかも。
それが今の最大のモチベーションかな。


本当の目標は
まずは「脂肪肝の疑い」 を晴らした後、
休肝日を2日置きつつも
残りの5日は「適量」のワインや日本酒を飲めるようになること。

世の中の多くの人は毎日晩酌してるのだし
私もそれらの方々のように、「適量」で抑えられるような人に変身するために
今の努力があるわけだが
本当は、日々、酒と料理を楽しむ生活を取り戻したい。

「脂肪肝の疑い」が晴れたかどうか判明するのは
来年の健康診断の際になろうか。
そのためだけに、自費で検査するってのもな。
これはかなり息の長い努力になりそうだ。

しかし、この「気の長さ」と「ケチ」が
今の節酒生活成功の要因かもしれぬ。