ハイジの退屈日記 パリ・東京 -40ページ目

温泉地バーデンつれづれ

先月、スイス出張に行った際に
スイス最古の温泉地といわれるバーデンにて
夫ペーター(日本人、在パリ)と落ち合い、
2泊3日の観光と相成った。

スイス政府観光局のHPで紹介される温泉リゾートのリストには
なぜかバーデンは入ってない。
それだけ、他の温泉リゾートの方がお勧め、ということなんだろうか。
確かにHPで見る限り、他のリゾートの方は洗練された感じ。

バーデンはそういう意味では少し取り残されてるんでしょうか。


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でも、電車を選べばチューリヒから20~30分で行けるし
(空港まで直行の列車もある)
時間に制約がある人にはお勧め。


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温泉地ってのは、こういう風に川があって山があって、と
そういう地形が多いんだっけ。
なんだか「鬼怒川温泉」を思わせる環境であった。

もちろん、建物はヨーロッパなんだけどね、
なんだかこう、悪く言えば田舎臭い、というか。
でも素朴な感じとも言えよう。


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さらに、スイスの11月というのは
ほぼ毎日が雨か雪、という1年でも最悪の天候の月であるらしく、
我々が滞在した2泊3日の間も
太陽は一瞬たりとも見なかった。
最高気温は摂氏3度。

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しかし、めげずにお散歩。
このリマート川は、
バーデンの市街より低地に下がったところに流れているので
車などもほとんど通らず、
澄んだ空気の中、静かに散歩ができる。


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川沿いには↑のような
モダンなデザインのエレベーターがあり
これでもって上昇すると、市街に出る。


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スイスについて、今勤めている会社に入社する前は
チーズとハイジくらいしか知らなかったのだが
スイス・デザインというものは
知れば知るほど、実に洗練されている、ということがわかった。

上記の写真の橋だって、
景観を損ねず、それでいてデザインが控えめながら主張する
美しい橋ではないか。

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バーデンは古い歴史ある町で
旧市街に行くと
1400年代、1500年台の年号が刻まれた建物がいくつもあった。
寒くて手袋を取る気になれず、写真はなし。

でも本当に、中世の趣はたっぷりで
夫ペーターの妄想が炸裂し、
騎士がここらを駆けまわり「姫」を助けるシーンを
歩きながら「擬音」と「セリフ」だけで独り語りしてました。
相変わらずの夫です。


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ここは、この街の教会前の広場。
市庁舎もすぐ隣にある。
ここがおそらく町の中心だろうから
中世の時代には、ここで羊毛市やらが開かれたのではなかろうか。

さりげなくポーズをとる夫は
妄想上、まだ騎士の気分に浸っているのか。


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何はともあれ
肝心の温泉については、非常に良かったと思う。
新潟出身の温泉大好きの夫は、湯質が非常に良いと言ってた。

我々が宿泊したホテル、
1泊目はHotel Blume、2泊目はHotel Limmathofは
どちらも甲乙つけがたい魅力があった。

中世の趣があるHotel Blumeでは(本当にその頃の建物)、
源泉の貸し切り風呂。
情緒はないが、ものすごく温まる気持の良いお湯だった。
素朴ながらオーセンティック。しかも清潔。

Hotel Limmathofは水着着用の、いわゆるリゾート温泉。
広々というほどではないものの、十分に泳げる。清潔。
ホテルの外見とは違い、内装はかなりコンテンポラリーであった。

スイスの魅力というのは
非常に洗練された素朴さ、というところではないか、
と思った次第でありました。
















VIVA!マスク

東京も寒くなり、乾燥する季節になりました。

さあ、マスクをしよう!

何を隠そう、マスク好きである。
夏はさすがに暑苦しいからしないけど、
寒さを感じるようになった今は
喜んでマスクを毎日かける。

マスクってなんて素晴らしいものでしょう。

風邪の予防はもちろん
顔を冷気から防いでくれる。

電車の中でゲホゲホと
口を手で塞ぐこともせずに咳をする無神経な輩がいても
ある程度、冷静でいられる。

自分の息が(酒)臭いのではないか、と思っても
マスクをしていれば少しはマシだろう、と
本当にそうなのか、わからないが、
安心できる。

週末出かける際は、軽くアイメイクだけしてマスク。
ファンデーションをつけなくて済む。


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それよりも何よりも、マスクの素晴らしいところは
顔の表情を隠せる、ということ。

日中の仕事時において、
人と話す時であっても
マスクをすることによって
地顔である仏頂面を続けることができる。
ふだん、マスクをしてなければ、それをごまかそうと
口角をキュっと上げたり、
時には歯を見せることまで敢えてしてるが
その必要がない。

もちろん、目が笑ってないので
口角を無理に釣り上げたりしても
人はそれを「笑顔」だとは思わないだろうが
少なくとも
への字に口が下がっているよりは
ずいぶん印象としてはマシなのではないか。

そう思って
マスクの内側では
思う存分、「不満分子」といった地顔を見せる。
ああ!楽だ!


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大体、私の地顔というものは
ほぼ全ての人に「冷たい」「気取っている」「話しかけづらい」という印象を与える、らしい。
と、かなり多くの人に申告される。
申告しない人も多いだろうから、大多数の意見だろうと思う。
人に道を聞かれるなど、見知らぬ人に話しかけられた経験はほぼない。
ナンパもほぼない。
子どもには好かれない
動物も寄ってこない。
「嫁にしたくない女ナンバーワン的」なイメージかね。

当然ながら
顔の表情というのはその人の内面の現れだから
まさしく私という人間が
上記の印象そのままの性格をもっているわけで
それは一欠片も否定しないし
さらに、別に今更それをどうこうしようとも思わない。

ただ、特に仕事場においては
そういう印象が有利なこととはあまり思えないので
自分自身の保身のために
口角を釣り上げたりしているだけ。

初対面の人には
マスクをはずし、顔に笑みを貼り付けて
名刺交換をした後に
「風邪気味なので」とかなんとかいって
イソイソとマスクをかける。

しかし、よく考えてみると
マスクをすることによって、
「不満分子」が顔半分をマスクで隠し、
その醒めた目ふたつだけが見えている、という
より迫力ある顔になっているのかもしれない。

そういえば思い当たるフシがいくつかある。
打ち合わせをしている相手の
妙にわざとらしい、引きつった笑顔。
「私が微笑めば、この人の冷たい心を変えられるのでは」みたいな。

おつかれさま。
すみませんねえ。

というわけで
有利なのか不利なのか実はわからないが
明日からもまたマスクをつけさせていただきます。



























ヨーロッパとの縁

スイスに出張に行ってました。

7月以来だから5ヶ月ぶりだったわけだが
チューリヒ空港に着くなり
なんだか、やっぱり
ヨーロッパの空気、というんでしょうかね、
バンコクや香港の空港にはない、
あの整然とした雰囲気、洗練された佇まいに
ホッとする、というのか、
安心感・懐かしささえ感じる。


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何十回も行っているバンコクの空港は
私にとっては「休暇」の象徴。
飛行機から出て
空港内に入ったところから漂い始める、
あのガンガンのエアコンの冷えとエビ&ナンプラー&ドリアンが混じった匂いに
休暇に来たぞ!という嬉しさがこみ上げる。

ヨーロッパの空港、
私がよく知ってるパリ、またはロンドンやチューリヒでは
そういうワクワクした気持ではなく、
もっと穏やかで当たり前な感じ、
自分にとってヨーロッパの空気というものが
馴染みのものなんだろうという気がする。
よく言う「第二の故郷」に近い感覚だろうか。


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「前世」という「コンセプト」をかなり信じている。

「輪廻」というほどのマジメさではないのだが
一定の場所に対して
肌感覚的に、「好き嫌い」以上の、どうも強い縁があるようだ、と感じ、
それをどう説明できるのかわからないので
前世で生きていた、因縁があった、という解釈にしている。

その土地の人やモノに、なぜだかわからないけど
良かれ悪かれ、繰り返し縁があるというのは
他にどう説明がつくのだろう。

ヨーロッパの空港に着くと、とたんに感じる
この親近感と安心感。
間違いなく縁を感じる。


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といっても
私は正直に告白すれば「外人は嫌いだ」と公言しており、
夫ペーター(日本人、在フランス25年)とも
西洋人を「け◯う」と陰で呼んでいる。

これも、前世との因縁の一種か、
前世で何事かが起きたのだろう、と漠然と信じている。