ハイジの退屈日記 パリ・東京 -18ページ目

カウントダウン体質

思い返せば、年末年始の休暇に向けて、

12月は追い込みで、頑張って仕事したなあ。

 

毎日少しづつ計画をたて、

今日はここまで、明日の朝はここから、

何日までにこれを終え、と、着々と。

珍しく、夜遅くまで連日オフィスに留まり、

睡眠時間もいつもより減ったが、

13日連続の休暇が待っている!と励んだ。

 

休暇までのカウントダウンは、

仕事を終わらせることはもちろんだが、

期日までに、いかにして、

スッキリとした気持に切り替えるかが大事。

つまり、キリのいいところまで片付けて、あとは休暇明けで!と

気持を整理していくことに等しい。

 

なぜなら、結構、首尾よくやったつもりでも、

なかなか仕事が抜けなかったりするので。

 

 

 

休暇に突入した後、しばらくの次なるテーマは

休暇を満喫するために、いかに頭を切り替えるか、だが、

(全く、苦労性とはこのことか・・・)、

今回、非常に上手くいったのは、

シドニー在住の幼なじみの友人がパートナーと共に

うちに遊びに来てくれたこと。

 

家に友人カップルが宿泊する、という「非日常」により、

イッキに休暇モードにギアチェンジすることに成功。

しかも、彼が相当のワイン好きであることが判明、

家のワインセラーに眠っており、

そろそろ開けないとヤバイかも、

でも、機会を見つけられず迷っていた、

Veuve Clicquot Vintage 1989、マグナムボトルを開けることに。

休暇の始まりを祝うかのようなプチ・パーティが行えた。

 

 

そして、その夜、私は例のごとく、タイに飛んだのであった。

 

タイでは10日泊。

西洋スタンダードでは短いくらいかもしれないが、

私にとっては、かなり贅沢感のある長さ。

休暇だけを楽しみに、日々鬱々と通勤している身には、

もう嬉しくて、喜び漲る全身で力一杯ジャンプして

あらゆる所で踊り出したいくらいである。

 

そこで、また始まる、カウントダウン癖。

以前にも書きましたがね、これはもう体質なんでしょう。

 

わあ~あと10日もあるんだね!と初日に喜び、

翌日にも、あと9日もあるんだね!と言ったところで、

夫ペーター(在フランス日本人)から、

「もう、それ止めてくれない?!

カウントダウンの先に不幸が待ってるみたいだから!」

と怒られた。

 

その通り、カウントダウンの先は

仕事という不幸が待ってるんだけどね。

 

とりあえず、口に出すのはやめたが、

カウントするのはそう簡単に止められない。

本日現在、まだあと5日あります!

 

 

 

 

 

 

 

ミスコンって

テレビをつけたら、たまたま

「ミス・インターナショナル」の最終大会をやっていた。

 

ちょうど、各国の代表たちが

それぞれの国のスタイルを取り入れたドレスで出てきていて、

へえー、これが国旗の色なのかあ、

アフリカの国のは民族衣装みたいで素敵だなあ、

などと感心して見てるうちに、

ついつい最後まで見てしまった。

 

当たり前なのだろうが、皆さん、見目麗しい。

このテのミスコンで共通する見た目は、

まず、どうやら「スラリ」としていることのようだ。

身重150センチ、5頭身、小太り、みたいな人はおらず。

身重の下限、BMIの上限とかの条件があるのかな?

皆さん170センチ以上?太すぎず痩せすぎず、

10頭身くらいの小顔、が最低条件なのかも。

 

もちろん、顔もきれい。

何が美しい、と思わせるのか、その共通項はなんだろう。

まず、目鼻立ちのバランスが良い。

(ちなみに、私たち「一般人」は、往々にして、

動物、魚、鳥、とかに似ていることがある。

マントヒヒ、ハゼ、ワシ、イノシシ、カバ等々。

彼女たちは、そういう類似を全く想起させない)

 

また、二重あご、という人はいなかった、かと。

顔の形は様々でも、あごの線がスッキリ。

鼻は(特にアジア人)は低い、上向き、など様々だったが、

はっきりした共通項は、目元。

涼しげ、力強い。強調されている(メイク含め)。

さらに、全員、歯が真っ白でピシッと真っ直ぐ並ぶ。

 

しかし、あまりにも甲乙つけ難いというか、

なにを持って順番を決めるというのか。

これはもう、「印象」や「好み」でしかないだろう。

なお、「知性」も審査対象らしい。

 

それを裏付けるかのように、

スピーチが一番まとまっていた「ミス・フィリピン」が優勝した。

勝つにはスピーチのプレゼン力を鍛えるのも良さそうだ。

 

 

確かに、ルックスが好ましいというのは

実社会においては男女問わず、有利に働く。

飛び抜けて好ましいルックスは、

物事の実態を一瞬捻じ曲げるくらいの効力があるかも。

 

ミス・インターナショナルに選ばれると、

1年間、社会貢献や国際交流などのために

世界中で活動するんだそうだ。

確かに、こんな現実離れした美女がいたら目をひくし、

結果、その活動の対象が注目されたら結果オーライ。

 

まあいいんじゃない、と言いたいところだが、

しかし、あのー、「水着審査」って、不要ですよね?

だらしない体型ではありません、ってことは、

ドレス着ててもバッチリわかりますから。

そのドレス、ボディコン(死語)なんで。

 

 

 

やはり、ザ・セクシストの権化、ミスコン。

「水着審査」で、ギリギリ保っていた偽善が崩壊してしまう。

 

世間一般の視点=男性目線、から成り立つミスコン。

そして、それに与する女性。

あと何百年かすれば、このスパイラルから抜け出られるか?

 

「女性が輝く社会」とか口先で唱えてる首相もいるが、

それには、まずは、男性の意識の変容が必要。

しかし、人類文明の数千年間の歴史・蓄積を思えば

可能とも思えず、途方に暮れる。

とはいえ、まずは世に五万とあるミスコンなんぞを止めてみるのも

矮小ながら、第一歩ではなかろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

香港と夫と酒の恨み

香港&マカオに行ってきました。

 

 

夫ペーター(在フランス約30年日本人)と2人で行く香港は、

毎回、香港のラグジュアリーな面とは無縁で、

庶民的な街を歩いたり、喧騒を逃れて離島に行く。

そういう場所は、ちょっと昔の素朴さがあって

懐かしいような風景に出会い、なんだか楽しい。

 

 

出発前、香港に最近行ったという知人から、

カニ味噌麺というのがあって、

めっちゃ美味いですよ~、

一杯8000円なんですけどね~、と聞いた。

私の感覚では、呆れ果てる価格設定。

どうやら当店は日本人観光客で一杯らしい。

日本人ってのは、やはり気質がバブリーなのかねえ。

 

食べ物の物価は、香港は東京の半分くらいの感覚。

ということは、一杯8000円の麺は、

香港の人々からみれば一杯16,000円という感じでしょうか。

しっかりものの香港人が当店へ行くとしたら、

それは特権階級の人とかじゃないかしらん。

 

 

一応、そういう店があるらしいよ、と夫ペーターに言ったら、

香港には、数えたら(仕事で)100回行っているという彼も

その店は知っており、

「あんなとこ地元民は行かないよ、地元では蟹は餡掛けしないし。

上海蟹はシーズンだけど、観光客には偽物出すらしい」

ということで、予想通り、問題外の扱いでした。

餡掛けや偽物の真偽はおいておいても、異議なし。

 

 

しかし、この夫、在フランスが長い商売人だからか、

なにかと出費に厳しい。

 

中国では食事の際に地元民は酒をあまり飲まないため、

レストラン以外では酒といえばビールしか置いてない。

 

私としては、中華料理といえば紹興酒、なので、

たまに紹興酒を置いてるような店にいくと、

やった!とばかりに、オーダーしたいのだが、

夫は、自分も酒好きのくせに、

紹興酒18年ものが1種類しかない、とかいう店の場合、

絶対にそれは偽物だと言い張る。

熱燗にすればわからないから、本当は安い紹興酒を

18年ものとかいって売ってる、と決めつける。

 

じゃあ、熱燗にさせずに、

ワインのようにボトルをその場で開けさせて、

そのままストレートで飲めばいいじゃないか、と私は主張するが、

強引に熱燗にさせるに決まってるとばかりに、

紹興酒オーダーを拒否。

このテの頑なさは、フランス仕込みでしょうか。

 

 

このたびの香港来訪に際して、

夫は、感心なことに、わざわざフランスから

店に持ち込もうと上質なワインを直輸入していたのだが、

結局、ワインを持ち歩くのがイヤということになり、

じゃあ夜、ホテルに帰ってから飲もう、ということになった。

 

ところが、その日、ヤツは勝手に外でビールを飲み過ぎ、

もうワインを飲む気分ではなくなったらしく、

なんやかんや言い訳して、ワインを開けさせない。

 

私は今日一日、このワインを飲むのを楽しみにしてたんだ!

ビールを飲み過ぎたヤツに合わせるつもりはない!と

正当性を訴えたが、

「このワインは2人で飲みたい、でも今オレは飲みたくない」

から始まり、「オレが買ってきた」まで、自己チューな主張が続き、

私もお腹を壊したので(今思えば、精神的ストレスかも)、

結局ワインはお流れとなる。くやしい。

 

 

この夫、もうすぐ58歳になろうとしているが、

メンタリティ的に50年ほど逆行してしまうことがある。

 

香港から一緒に東京に帰ってきて、

羽田からリムジンバスで帰宅する際、もう夜遅かったし、

ビールとおつまみを買って、バス中で軽く飲もうということになった。

 

私が代表して乗車前にコンビニで買い出し。

「ぼく、柿の種とビール!」ということだったので、それを買い、

私もビールと、大好きなポテチの一種、カルビー「じゃがりこ」を購入。

その後、バスの中で、「私のじゃがりこ」を発見した夫、

それをすかさず開けようとする。

私「それワタシのだから食べないでよね!」、と奪い返そうとすると、

なんと、この夫、強引にじゃがりこを私から奪い、そのフタをむしりとって、

その中に唾をペッペッ!と吐きかける(フリ)ではないか。

 

人間、異常なもの、常識を逸する異質なものに突然接すると、

咄嗟に笑ってしまう、というのは種々の心理学実験でも実証されているが、

私もその時、2分間の笑いの発作に入ってしまったため、

「私のじゃがりこ」は侵食されてしまった。

 

 

食べ物以上に、酒の恨みは深い。

 

この旅での夫に対する酒関連の出来事に関しては、

その記憶は奥深くインプットされ、

別の形に無意識レベルで加工されて、

何らかの形で再発信されるであろう。