息子2人京都府立医大現役合格。
ぺたほめ医専アカデミー代表 藤田敦子です。
2年前の医学部合格の実体験の長男がいとのセミナー。
医学部目指す親子が多数参加されました。
長男がいとは中高一貫校でありがちな、中だるみの中学3年成績急降下のモデルパターンに陥ってしまって苦戦しました。
高校1年生からは
「絶対に現役合格」
って本人頑張っていました。
が、一度急降下してしまった成績はなかなか浮上せず、頑張っていた高校2年生も模擬テストでE判定。
ABCDEのE判定。
いわゆるどん底。
医学部って偏差値高すぎて本当に大変なんです。
約14万人医学部志望者。
その中で医学部定員は国公立・私立合わせて9000人。
たった 7%しか、合格できません。
もちろん合格者には浪人もはいっています。
現役で国公立医学部合格者は 1% いるのでしょうか・・・?
そんな確率の中で藤田家では兄弟そろって、国公立医学部現役合格(ちょっと自慢(笑))
国公立医学部の学費は6年間で約350万円。
対して私立の医学部は1500万円から4000万円くらい。
私立の医学部に通われている方に聞くと、京都府立医大では無料で実施してくださる予防注射や抗体検査も私立では有料で実費。
白衣や防毒?マスク(解剖のときのマスク)なども支給していただきましたが、もちろん私立は有料だそうです。
それに試験不合格の時の再テストも有料だそうです。
ですから諸経費もよせると募集要項に書いてあるよりは、かなり高くつくそうです。
「バイトもさせられない。留年されたら1年で1千万円つくから~」
ってその方は言っておられました。
1浪したら合格できるの?
医学部ってそんな甘いものじゃないです。
1浪、2浪・・・そしてあきらめて学部を変える人・・
まわりでも少なくはなかったです。
でも・・・
我が家は母子家庭。
息子も浪人は不可能ってわかっていました。浪人して医学部の予備校って超お金かかるんです。
うちは頑張らないと無理って息子たちも思っていたからよかったのでしょうか。高校1年生から頑張って、やっと希望の光が見えてきたのが高校3年生でした。
初めてのC判定。
夏に受けた模試くらいからB判定がでてきました。
本気で頑張り始めてB判定まで2年かかりましたね。
高校3年生は壮絶な夏休みでした。
朝の8時くらいに塾に行って23時まで塾。
もちろん冬休みもです。
長男は天才肌ではなく、努力型なので相当努力しました。
人間、これだけ頑張れるのかっていうほど頑張っていました。本当に真面目なんです。
塾が休みの日も家では気をそらされるものがあふれているので、勉強できないからと、カフェ(ほとんどマクドナルド)で1日勉強していました。
夏を過ぎた秋ころから、
「心臓が痛い。」
「足も肩も腰も痛い。」
って訴えるようになりました。
学校で体育があるのと、自宅から学校、学校から塾へ行く自転車が唯一の運動。
それ以外は一日中座りっぱなし。
そりゃ体もしんどくなりますよね。
でももっと賢い人も頑張っているからと、病院に行く時間もおしんで勉強し続けました。
高校3年生9月に文化祭、体育祭が終わると勉強のみになります。
まさしく今頃から。
学校でも進学校ならではの、昼休みもお弁当食べたら大教室を自習室として開放されて、自習。
お弁当をはやく食べられるようにおにぎりにしてほしいと頼まれ
おにぎりと早く食べられるおかずにしました。
1分1秒が貴重な毎日が続きました。
まだそんなに寒くない10月か11月ごろから、足の指すべてがしもやけになりました。
血行不良からでしょう。
トイレに行く時間がもったいないと水筒のお茶が減ってないことも。
それは体が悪くなるから飲みなさいっていいましたが。
1日12時間どころか14時間くらい勉強してたので、あとから思ったら
「心臓が痛い」
っていってたのも、心筋梗塞のまえぶれ?
エコノミー症候群?
受験が終わって冷静になってから考えて、なんともなく無事にすんでよかったと思ったものでした。
お友達にも後で聞いたら、同じように心臓痛いっていってた人が何人もおられました。
小さいころからスポーツで体を鍛えておいてよかったのかもしれません。
その年はインフルエンザとノロがどちらも大流行。
まわりのお友達はたくさんかかっておられました。本番にかかられて受けられなかった方もおられました。
難関大学受験はある意味命がけです。
本気で挑んだものにしか勝利の女神は微笑みませんから。
自分の意志で自分の夢をつかみに行こうとする姿は
すごいなあって感心しました。
「学校休んで寝たら?」
顔色もよくないし、足は全部しもやけだし、体もつらそうな毎日が続いていたのでそう声を掛けましたが
「学校は楽しすぎて休みたくない。
みんなと一緒だから頑張れる。」
そういって結局1日も学校休みませんでした。
本当に真面目なんです。
「真面目で素直」
って塾の先生にもほめてもらっていました。
大学受験は1月にセンター試験、そして2月末に2次テスト。考えたくはないけれど、3月の後期試験までなんとしても体を持たさないといけないとばかり考えていました。
栄養のバランスと腸内環境をととのえるを頑張りました。
体調は良くはなかったですが、インフルエンザやノロにかかることなく無事終えることができました。
10月から3月まで、毎晩1時間くらい寝る前お風呂上りにマッサージをしました。
病院行く時間もないので、とりあえず素人ですが、私がマッサージした方がましかなあって。
もちろん寝ころびながら英単語や地理を覚えながら。
時間がないですからね~。
血行不良のからだは、毎晩どこを抑えても
「いたい~」
飛び上がるほどの悪さでした。
いや~本当に母の私から見ても人間これだけ頑張る力があるんだって感心の毎日でした。
B判定のままで突入した京都府立医大。
本番も結局B判定。A判定まであと3点でしたが。
本人は
「京都府立医大受ける」
即決でした。
私としてはA判定出ていた大阪市立大学医学部でも、がいとが選ぶならいいかなあって思いました。
が、まったく私の意見は言いませんでした。
怖くて言えませんでした。
センター試験本番で、自己最高点をだしてきた、がいと本人しか、2次試験どこを受けるか選ぶ権利はないような気もしました。
それに私が意見をいったことで取り返しがつかないことになることが怖かったです。
「京都府立医大受ける」
そういったとき、もちろんホッとしましたが、不安もありました。
皆さんにはセミナーで
「お母さんはど~んとしていてください」
っていってますが、私は毎日しんどかったです。
もちろん皆さんに言っているように女優力で
「ど~ん」
としたフリはしていましたが・・・。
大学受験、はじまってから終わるまでが中学受験と違って長すぎます。
それに母親は中学受験の時とちがって、更年期障害がでるお年頃。
本当にしんどい毎日だったなあ。母子家庭、弱音を吐ける人がいないのもしんどい原因だったかもしれません。
でも本気の頑張りを本気で応援しなければ・・・
としか思っていませんでした。
高校3年春の段階では奇跡が起これば受かるっていうレベルの偏差値でしたが、
見事合格。
嬉しくて嬉しくて泣きました。
本気で手に入れたいと思って、努力を惜しまずに頑張って手に入れた息子は本当に偉いって思いました。
皆さんにも本気で親子で手に入れたいって思って頑張ってほしいと思います。
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第2話。
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第3話。
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