気ままな日常を綴っています。 -6ページ目

気ままな日常を綴っています。

いつか静かに消える時まで。。
一人静かに思いのままに生きたい。。

(解説)

はい。ここは難しい部分だと思います。

ナターシャは、身体の方は次第に落ち着きを取り戻して来流のでしたが、晴れやかな気分にはなれないのですね。。

 

彼女は、妻帯者のアナトーリと駆け落ちをしようとして失敗、結果として婚約者のアンドレイ公爵を裏切った形となり、婚約は破談となっています。

この話は、ロストフ家内では表立っては話題にはなっていない様子ですが(流石に最愛の娘のナターシャが傷つくような話題は出さないだろう。。ナターシャに生命の危険があった場合は尚更)、モスクワの社交界ではその話題が面白おかしく登っていたはずですね、心無い人達の集まりですからね、社交界って。

だから、ナターシャはもう自分には未来は無いのだ。。と20歳になるやならずやで自分の人生に絶望している訳ですね。

 

ナターシャは(お金は無いとは言え)伯爵令嬢であり高い身分で、しかも今絶頂期の美貌を誇り、性格も明るいのです。

男性だったら、ナターシャの恋人になりたいと思うでしょう。。『何も無ければね。』

だったら、ナターシャは気分を変えて社交界に行って新しい恋を見つければ良いのでは無いか。。なんて思う向きもあるでしょう。。

しかしね、世間はそんなに甘く無いのですよ。

それをもう、20歳になるナターシャは熟知しています。

だから、自分の身分や若さや美貌にあぐらをかいて、何事も無かったように新しい結婚相手を見つけよう。。なんて恥さらしな真似は出来ないのですね。

 

彼女は、かつてのように自分が魅力的でどの人間よりも優れている。。と思う事はもうしません、と言うか出来ないのですね。

だって。。そんなに美しくて素敵で有能な人間だったら、光の中を歩むような人生を歩んでるはずじゃ無いですか。

だからね、自分がこんな闇の中をゴゾゴゾ這い回っている、そんな自分は最低の人間なのだ、と考える事によって、『今の彼女の状況』を受け入れようとしているのだ、と思います。

 

彼女は、男性は全て女装趣味のナスターシャ・イワーノヴナのようなものだと思うようにします。

だって、男性を、自分を一人の女性として愛してくれる異性、と見る事はもはや許されないのだから。。

だから、自分の中の『女性』を、『異性への愛情への渇望』を、『男性を意識しない目で男性を見る』と言う事によって、彼女は心の奥深くに閉じ込めてしまうのですね。

そして、男性を求めて媚態(しな)を作る事は元より、慎みを守ることさえ不要と思うのです。

ああ。。慎みを守る以前にね、彼女はもう化石のように慎みの極みを生きているようなもんだからですよ。

 

そして、彼女は自分の事件の噂から自らを守る為に、その事件が面白いか若しくは重大な利害を有していた者達から遠ざかって生きるのですね。

だから社交界も劇場も彼女には不要どころか邪魔な存在なのです。

大好きな両親でさえ、彼女は、もしボルコンスキー家の長男の嫁になるとしたら、ロストフ家の危機は当然救えたでしょうし、ニコライのロストフ家建て直しの責任も無くなりソーニャに対しても面目が立ったのに、それが全部台無しになったのですからね。。

だから、両親ともソーニャとも顔を合わせたく無いのですよ。

特に母親の伯爵夫人は、ナターシャの身体が回復して来れば、その『せっかくの縁談をぶち壊したナターシャ』をなじり始めるでしょうから。。そう言う性格の人ですよ、この母親は。

 

ナターシャは、そんな中、全くこの事件から遠くに位置している弟のペーチャだけに心を開きます。

彼は事件の事を知っていたとしても、もっとも客観的にこの事件を観察出来る人間だったからですね。

 

そして、来客の中でもピエールだけを待ち遠しく思います。

ピエールは彼女が絶望の淵に沈んでいる時に、自分の気持ちを理解して接してくれたのを彼女はちゃんと感じていたからですね。

そして、あの重大な言葉『彼女の前にひざまずいて御手と愛を請うたであろう』と言うピエールの愛の言葉も、彼女は、少し距離を置いて見るのですね。

ピエールが真心からそれをナターシャに言っていた事はもちろんナターシャには分かっています。

しかしね、これはピエールが妻帯者と言うよりか、ピエールに彼の来訪を喜ぶ自分以上のものを受け入れて欲しいなどと思う事はピエールに対して失礼だろう。。と言う彼女なりの『良識』なのだと思います。

ナターシャは、ピエールと自分との間に『特別の友情』すら求めるもんじゃ無い、自分はそんな立派な人間でも無いし、何よりも、こうして来訪してくれるピエールそ自身を失いたく無い。。そう言う事だと思います。

うまく言えませんが、彼女は、ピエールが結婚していようがいまいが、こうして自分を訪ねて話をしてくれる事だけで、それ以上が無くてもピエールが大好きで尊敬していた、と言う事では無いか。。と思います。

そして、もしそれ以上を求めるとピエールがどこかへ行ってしまう。。そのように思っていたように思います。

お早うございます♪  今朝は、令和7年12月16日の日記です♪

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こんばんはー♪  現在17時33分です♪

室温16.8度。湿度40%です。

今日は、午前中は比較的晴れていて穏やかでしたが、午後からはどんよりとして、室内も電灯が必要な日でした。

あああ。。こんな日は外に出ると気分転換できますが、まだまだ身体に痛みはありますし、何と言っても感染力はあるみたいなので、引き続き自粛して自宅に留まっていました。

今日は、お買い物もありませんでしたしね(^。^)

 

はい。今朝もゆっくり目です。

湿度が11度台ですねー(11.9度)。

あああ。10度を切ると、どうなんでしょうね。。がんばろ〜💦

 

モーニングコーヒーは本当に楽しみの1杯になりました。

入れたてって本当に頭がクリアーになります。

そして昨日作った不知火マーマレードですが、やっぱり自分でフルーツから作ると味がフルーティーですね✨

紙カップのマーマレードはオレンジ味の水飴のゼリー状みたいな感じで(まあ、それなりにお好みですけれど)、手作りしてよかったな。。と思います♪

ま。3ヶ月分はあるんじゃないかな。。

 

本業は、つまんないです。

英字新聞の解読を『一応』広げてますけれど💦

 

そうそう。。なんかあったかい味噌汁が飲みたくて、朝から作っていました。

玉ねぎ、人参、かぼちゃ、キャベツ、ジャガイモ、油揚を入れてね。

1杯飲みましたよ、画像はありませんけれど♪

とても美味しかったです💞

 

(向こうにあるのは『2杯目の』コーヒー♪)

 

午前中は、本業はもう『諦めムード』だったので、英字新聞がそれなりに進んだのですよねー。

で、朝の味噌汁に入れた残りのジャガイモをどうするか。。で、キャベツも有ったし、お好み焼きを作りました。

豚肉も人参も天かすも入れています。

卵入れずに、粉30g❓(適当に振った)とお水でざっくり混ぜて焼きました。。

が。。焦げてしまいました💦 ぺちゃんこですわ💦

お好み焼きは、2回ほどお店でいただいた事がありますが、いつも30分くらいじっくり焼かれているみたいなので、タイマーをかけてはいましたが、15分ほど放置していたらこんなになっちまいました💦

でも、お好み焼きソースとマヨの活躍で美味しかったです(紅生姜は切らしていた💦)。

 

具沢山のお味噌汁のお陰で満足感は有ったのですが、何と、食後に冷凍庫に放り込んでいたドーナツを冷凍したまま食べちゃいました💦

これは。。。食べ過ぎですわ💦

何もする事がないと、こんなにだらしない生活です💦

早く回復したいです💦(個人的には23日の歯医者受診までは、原則長時間人のいる所では滞留しないつもり)。

 

(いや〜〜。。外は暗いし退屈なんですよね〜〜)

 

それでも時間が来たら晩御飯食べます。

気持ち控えています。

コーヒーの3杯目はダメです💢

嫁が以前送ってくれた八女の有機紅茶を入れて飲みました。

 

(タマゴサンドは自宅派ね〜♪レタスは切らしているので、今日はこんな感じです(^。^))

 

はい。今日もこんな感じで終わりそうです(^。^)

ま。平和といえば平和。穏やかな日々といえばそう。。

 

それでは、今日も良い一日をお過ごし下さいね💞  る〜ん💞

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(余談)

The U.S. State Department criticized Beijing on Tuesday over the Chinese military's use of radar on Japanese fighter jets.

米国務省は火曜日、中国軍による日本戦闘機へのレーダー照射について、北京を非難した。

  The U.S. State Department:米国国務省

  criticize:批判する、批評する〔+目的語+for+(代)名詞〕〔…のことで〕〈人を〉非難する,酷評する(他動詞)

  military:軍隊、軍部(名詞)軍の、軍隊の、軍事(上)の(形容詞)

  Japanese fighter jets:日本の戦闘機

 

  "China's actions are not conducive to regional peace and stability," a State Department spokesperson said in the first comment by the administration of U.S. President Donald Trump on the radar dispute between Japan and China.

「中国の行動は地域の平和と安定に資するものではない」と、米国国務省の報道官は述べました。これは、日中のレーダー紛争に関して、ドナルド・トランプ大統領政権が初めて行ったコメントです。

  conducive:〔…の〕助けとなって,〔…に〕資して 〔to〕(形容詞)

  the administration of U.S. President Donald Trump:ドナルド・トランプ政権

  dispute(ディスピュート):論争、紛争

 

 "The U.S.-Japan Alliance is stronger and more united than ever," the spokesperson said. "Our commitment to our ally Japan is unwavering, and we are in close contact on this and other issues."

報道官は、「日米同盟はこれまでになく強固で、結束しています」と述べました。

同盟国日本に対する我々のコミットメントは揺るがず、この件やその他の問題についても、日本と緊密に連絡を取り合っている、と報道官は付け加えました。

  Alliance:同盟、連携、連合(不可算又は加算)

  united:連合した、統一された(形容詞)

  commitment:責任を伴う約束や公約、献身、深い関与(不可算又は加算)

  ally:同盟国(加算)

      unwavering:動詞「waver」(揺らぐ、ためらう)に否定を表す接頭辞「un-」が付いた形で、「揺らぐことがない」

   ➡︎形容詞用法

  

Trump himself has not clarified his stance on tensions that have flared up between Tokyo and Beijing since Japanese Prime Minister Sanae Takaichi's parliamentary remarks last month about a Taiwan conflict.

トランプ氏自身は、先月、日本の高市早苗首相が台湾紛争について議会で発言して以来、東京と北京の間で高まっている緊張について、自身の立場を明らかにしていない。

  clarify:明らかにする、はっきりと説明する(他動詞)

  stance(スタンス):立場、姿勢、スタンス(加算)

  flare(フレア):めらめら燃える、激発する(自動詞)

  parliamentary(パーラメンタリー):議会の、議会で制定した、議会で発言した(形容詞)

  remark:意見、批評(加算)

  conflict:争い、闘争、戦闘(不可算又は加算)

(物語)

ナターシャは次第に落ち着きを取り戻して来ましたが、晴れやかな気分にはなりませんでした。

彼女は舞踏会とか、音楽会とか、劇場とか、悦楽の一切の外からの条件を避けたばかりで無く、笑いの陰に滲む涙を聞かれない為に、絶対に笑おうとはしませんでした。

笑いかけたり、1人で歌を歌って見ようとしたりすると、すぐに涙が彼女の喉を塞いでしまうのでした。。悔恨の涙、あの帰り来ぬ清らかな時代へ思い出の涙でした、そして美しい幸福に飾られるはずであった自分の花の生命を、このように空しく朽ちさせてしまった怒りの涙でした。

 

笑いと歌が、特に彼女には自分の悲しみに対する冒涜のように思われたのでした。

媚態(しな)を作る事など彼女は考えもしなかったし、慎みを守る事などその必要すら感じないのでした。

その頃の彼女にとっては、全ての男性がナスターシャ・イワーノヴナと全く同じようなものだと、彼女は感じていました。

心の中の番人が、彼女に一切の喜びを厳しく禁じていたのでした。

 

それに、あの少女時代の気苦労の無い希望に満ちた生活を組み立てていた、かつての一切の生活への興味が、今の彼女には有りませんでした。

彼女が何よりもしげしげと、そして切なく思い出したのは、秋の頃の事と、狩猟と伯父と、オトラードノエでニコライと過ごしたクリスマス祭週の事でした。

あの頃のせめて1日でも、今、取り戻す事が出来たら、彼女は何ものでも投げ出した事でしょう。。

しかし、それはもう永久に過ぎてしまった事でした。

どんな喜びにも解放されたあの自由な状態は、この先もう2度と戻るまいというあの時の予感は、彼女を裏切りませんでした。

しかし、生きて行かなければなりませんでした

 

自分は、以前に考えていたように人よりも優れている、とは考えられないばかりか、この世の全ての人々より劣っているのだ、と考える事が彼女には慰めでした。

しかし、それだけではまだ足りませんでした。

彼女はそれを知っていたから『それで、その先は❓』と自問して見るのでした、だが、その先は何も無いのでした。

生活は何の喜びも有りませんでしたが、しかし生活は流れていきました。

ナターシャは、誰の重荷にもならぬように、誰の邪魔もしないように、と気を遣っているだけで、自分のためには何も望んでいない様子でした。

 

彼女は家人達から遠ざかり、弟のペーチャと居る時だけが気持ちが楽でした、だから彼女は、他の誰よりも好んでペーチャと一緒に居ました、そして彼と2人切りで居ると、時々笑う事が有りました。

彼女はほとんど外出しなかったし、訪ねて来る客達の中では、ピエールだけが嬉しかったのでした。

彼女に対するべズーホフ伯爵の態度には、これ以上は考えられない程の優しさと、慎重さと、同時に真剣さが有りました。

ナターシャは彼の優しさを無意識に感じ取り、彼と一緒に居る事に大きな満足を見出しました。

だからと言って、この親切を彼に感謝するという改まった気持ちにも、彼女はなれませんでした。

誰に対してでも親切にするのが、ピエールにはごく自然な事で、そこには感謝されるべき何ものも無いと思われるからでした。

 

時々ナターシャは、ピエールと一緒に居る時、特に、話している事の何かがナターシャを苦しい思い出の方へ向けはしないかと、ピエールがハラハラした時など、ピエールの顔に狼狽と気詰まりを認める事が有りました。

彼女はそれに気づいていましたが、それを彼の善良さと内気のせいにしていました。

これは彼の性分で、彼女に対してだけで無く、誰に対してもそうに違いない、と彼女は思う事にしていました。

 

もし、彼が自由の身だったら、彼女の前にひざまずいて御手と愛を請うたであろうと言う、彼女が絶望の底に沈んでいた瞬間に思わず口走ってしまった、あの不用意な言葉の後は、ピエールはナターシャに対する自分の感情について決して一言も口にしませんでした。

そして彼女の方も、あの時あれ程自分を慰めてくれたあの言葉も、泣いている幼な子をなだめる時に口にされる無意味な言葉と同じようなものだと思うようにしていました。

 

ピエールが妻帯者だからでは無く、ナターシャは自分とピエールの間に道徳的障壁の力を極めて強く感じていた為にーークラーギンに対してはそれが無い事を感じていたのでしたがーー彼女の頭には、自分とピエールの関係から、自分の方からの、あるいは、まして彼の方からの愛は無論の事、心を打ち明け合う美しい詩的な男女間の友情のものでさえ生まれるかも知れないと言う(都合の良い)考えは、決して浮かばなかったのでした。。

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(解説)

ここは非常に難しいナターシャの内省の部分ですね。

考察を記載していましたが、ここは詳細に述べたいので、明日、解説部分のみをアップします。

ナターシャの急激な心の成長を見ていただければ幸いだと思います。