諸事情で自己破産しました。

浪費やギャンブルではありません。

40代夫婦共働き5人家族の家計記録です。

夫、妻、子3人、ネコ、イヌ、ネコ。

自己破産したのは妻(私)です。

自己破産直前は、たくさんの銀行口座を持っていました。


そもそも借金地獄に陥る前までは、都市銀行と地方銀行に口座をひとつずつ持っていました。

都市銀行は自立して就職した頃に作り、結婚してからもメインバンクとして使っていました。

地方銀行の口座は、自営業を手伝うようになった頃に作り、徐々にメインバンクとして移行しました。


メインバンクといっても、給与振込をそこにして、生活費に使用していただけで、貯金や投資には使っていませんでした。

というか、貯金や投資に回すほど稼げてなかったですからねー…


さて、口座があちこちに増えていったのは、借金するためです。

私の借金の理由は、ほぼ、会社の買掛金を払うためでした。


日常が異常になるのは、ある日突然ではなく、小さな異常な積み重ねで段々と感覚が麻痺していくものなのだな、と私は思いました。


経営とは名ばかりの、自転車操業を繰り返すだけの資金繰り。買掛金が払えなければ次の仕入れが出来ないから、借金して買掛金を払い、またその繰り返し。

それが積もり積もって、借金から借金へ返すようになってしまい、もはやそれが当たり前。

各ローンの返済日を管理し、1回ごとの返済は何とかなるので、とりあえず返済して胸を撫で下ろす日々。


完全に麻痺してました。1回ごとの返済は何とかなっても、元金はほぼ減りません。

そして、それが複数箇所。

複数銀行の口座で色々なローンを申し込んで借りまくったので、もうまともなローンでは借りられなくなり、キャッシングや消費者金融に手を出してしまい、ますます悪循環に。

両親も私も同じ状況。抜け出せないしやめられない。

そして、怪しいローンにすら審査が通らなくなってました。もう払うお金がない…


でも、私には自分の家族がおり、夫と子供までその負のスパイラルに巻き込むわけにはいかないというストッパーがかかりました。


このままだと、両親は私の夫にまで借金の相談をするかもしれない。

そうなったら、もちろん、借金はさせないけど、そんな申し出をした両親を私は許せなくなる。

両親と夫との関係も悪くなる。


コンサルへの相談を経て、弁護士へ相談、法人破産・個人破産となりました。


自己破産すると口座は一時凍結、というか、弁護士にキャッシュカードと通帳を預けますし、その金融機関にローンがあれば破産通知が行き、残高は没収されます。

そうなる前に残高を千円以下にしておくのですが、まぁ、元々残高などほぼないのでした。


破産手続きが済めば、その口座は元通りに使えますが、私は気持ち的に使う気になれず、今も数百円の残高のまま何もしていません。


今のメインバンクはゆうちょです。

自己破産後、主だった大手の金融機関の中で、借金してない金融機関で新たに口座を作り、心機一転、生きてます。