諸事情で自己破産しました。
浪費やギャンブルではありません。
40代夫婦共働き5人家族の家計記録です。
夫、妻、子3人、ネコ、イヌ、ネコ。
自己破産したのは妻(私)です。
弁護士とXデーを決め、ジリジリとその日が来るのを待つ日々。
ついに、あと数日という時。
まさかの出来事。
両親と縁を切ろうと決めた瞬間でした。
(あ、結果、縁は切ってません)
破産手続きすると決めたものの、両親は諦めきれず、模索していたようで、知り合いの不動産へ土地売却をもちかけ、なんと話がまとまりかけていたのです。
そして衝撃の一言。
父「手付金が入るから破産手続きをやめると弁護士に連絡した」
は?
はい?
はあぁぁぁ!?
ですよ。
あんなに怒り狂った事は人生初だと思います。
もうあと数日なのに!
なに勝手なことしてる訳!?
手付金と言っても、そんなはした金でこの先何とかなるような状況じゃない!
怒り狂って実家に殴り込み、破産しないなら縁を切る!と泣いて訴えました。
仮に破産手続きをやめても、私はもうこの会社の仕事はしない!と吐き捨てて帰りました。
実際、私が仕事しなければもう事業は成り立ちません。
この時は、両親2人で続けたいなら勝手にしてくれ、と本気で思ってました。
まぁ、案の定、両親が私を切り捨てて事業継続なんて出来るはずもなく、破産手続きする事になりました。
むしろ、両親は資金があれば私が続けると思ってたって事?そんなアホな‥
人というのは分かり合えないものなのだな、と実感しました。
恥を忍んで、弁護士へ、やはり破産手続きします、と言いに行きました…
不動産屋へもお断りの連絡をし、ほんっと、傍迷惑な…
弁護士先生も失笑。
でも、最後までホントに良くしてくれた先生でした。感謝です。
さて、Xデー。
受任通知は郵送またはFAXで送られたようです。
返済の催促はピタリとやみましたが、メインバンクのオッサンどもが血相変えてこぞって両親のところへやってきました。
別に責め立てる訳でもなく、淡々と話をしてましたが、メインバンク側は、こちらが弁護士たてて破産宣告するなんて思ってもいなかったようで。
ざまぁみろ!
オッサンたちは、私の事を、所詮、女でたいした社会経験のない小娘だと侮っていたのですよ。
従業員へは、会社で全員集まり、弁護士から説明がありました。
まぁ、全員と言っても数人ですけど。
法人破産する事、今後の手続き、未払い給料については国の立替払制度がある事、など。
父からは申し訳なかったと謝罪し、とりあえず終わりました。
そのまま、会社の鍵は弁護士に託し、私達は社内にも倉庫にも一切、立ち入る事は出来なくなり、私達の事業の最後となりました。
もうここからは粛々と手続きを進めて行くだけです。
まずは法人破産から。
が、なんせお金がない。会社としても個人としても、お金がないんだな、これが。
1番の問題は裁判所への予納金がない事。ないんですよ。ほぼゼロ。
弁護士費用に関しては、全部済んでからの分割払いで良いと言って頂いておりました。
神か!
でも予納金がないと手続きが進みません。
そこで弁護士先生は、担保の土地を任意売却する際、予納金をそこから捻出するという事をメインバンクと協議して下さり、最終的にそれが通ったのです…!
ホント、好きになりそうでしたよ。先生。
さぁ、次は個人の破産手続きについて。
自己破産に至るまで④に続きます。