諸事情で自己破産しました。

浪費やギャンブルではありません。

40代夫婦共働き5人家族の家計記録です。

夫、妻、子3人、ネコ、イヌ、ネコ。

自己破産したのは妻(私)です。

自営業事業は倒産寸前。
再生事業の経験があるコンサルに依頼し、経営改善や資金調達を試みましたが、解決にならず。

この頃、メインバンクからは担保の自社ビルと土地を売却するよう打診されていました。
売却したら商売できないと言うと、賃貸物件を借りろ、と。
もうメインバンクからは見捨てられ、金になるものがあるうちになんとかしろ、と言われているようなものでした。

銀行のお偉いさん的なおじさんから、「仕入れの事を考えるより、この先事業をどうしたらいいか考えた方がいい」などと言われ、内心、私がブチ切れたのがこの時です。
仕入れなきゃ売れなくて商売にならんのだが、どうしろと?
じゃぁ、なんとかしてやるわ、資金ショートして不渡り出して実質倒産するより、きっちり破産しよう、と。

まぁ、借金返さないこちらが悪いのですが、こちらも色々追い詰められていましたし、自分達を少しでも守りたいのが本音です。


そこで、コンサルの最後の仕事として弁護士を紹介してもらいました。

結論、とても良い弁護士先生でしたので、コンサルタント料もムダではなかったのでしょう。


まず、弁護士と相談し、Xデーを決めました。

このXデーに弁護士から受任通知というのが出されると、私達は一旦、返済催促から解放され、破産手続きへと進む訳です。

そのXデーに向けての準備が始まります。


自分達だけが得するような詐欺まがいの計画倒産ではありません。

やりかけの仕事はなるべく終わらせて、顧客や従業員になるべく迷惑をかけないよう、進めます。

返済や支払いを出来るだけ済ませ、身辺整理をしておきます。


しかし、実質、資金繰りはショートしかけていて、ほぼ払えず。結果、ご迷惑をおかけする事にはなるのですが、なんせ、破産手続きするためのお金は残しておかねばなりません。

きちんと破産手続きすれば、債権者は配当を得る可能性がありますから。


そして弁護士へ、諸々、書類を出しまくります。

会社と名がついているとはいえ、根っこは個人商店。私も見て見ぬふりをしてましたが、色々な書類管理のずさんな事…。

そして、債権者一覧表を作るのは大変でした。

続々と出てくる知らない借金&未払いの買掛金。

ここで決断して良かった、と、心底思いました。


さて、色々揃えたものの、弁護士費用や法人破産による裁判所への予納金、その他諸々も必要でしたが、お金が全く足りず。

個人破産手続きの費用も別途必要だし、まだXデーが来ないので、あちこちからの返済の催促に怯える日々で、メンタルは最高潮に不調な時期でした。


早くXデーを迎えるのをジリジリと待つ日々でした。


個人破産に至るまで③に続きます。