オリンピック映画のランキングの中から観ていない作品をと思って探していたら・・・
「The Top 50 Greatest Sports Movies」(近日発表予定)の16位に、1972年ミュンヘン・オリンピックにおけるテロ事件を題材としたこの作品がランクインしていて・・・
この事件に関しては
「ミュンヘン(MUNICH)」
(「オリンピック映画 BEST-11」の第5位:イスラエル側がテロ集団に対しての報復をしたことに関する実話/スピルバーグ作品)
「プリフォンテーン」
「プリフォンテーン」
(ミュンヘン・オリンピックに出場したアメリカのプリフォンテーン選手がこの事件に出くわしたことがエピソードとして出てくる)
でも取り上げていますが、当時中学生で世界情勢のことなど何も分かっていなかったオイラが、事件の真相を知るという意味では、この映画が一番でした。
公開された映画のタイトルは
「ブラック・セプテンバー/五輪テロの真実」ですが
発売されているDVDのタイトルは
「ブラック・セプテンバー/ミュンヘン・テロ事件の真実」です。
ペップトークは出てこないのですが、「スポーツと平和」や「イスラエルとパレスチナ」「ドイツ人とユダヤ人」など、世界情勢のリテラシーを学ぶには最適の一枚ですね。
興味のない方はスルーしてください(笑)。
ブラックセプテンバー ミュンヘン・テロ事件の真実 [DVD]
出演: (ドキュメンタリー映画,)マイケル・ダグラス
監督: ケヴィン・マクドナルド

角川エンタテインメント
【ストーリーと背景】出演: (ドキュメンタリー映画,)マイケル・ダグラス
監督: ケヴィン・マクドナルド
角川エンタテインメント
ペップトーク度 | (最高★×5) | :☆☆☆☆☆ |
映画オススメ度 | (最高★×5) | :★★★☆☆ |
1972年ミュンヘン・オリンピックの開催期間中の9月5日早朝4時40分に、「ブラック・セプテンバー」を名乗るパレスチナのテロ組織のメンバー8人が突然選手村に侵入して、11人のイスラエル人選手を人質に選手の宿舎に立てこもった。
テロリストの要求は、収監中の同胞全員の釈放。
イスラエル政府はこの要求を拒否し、特殊部隊を派遣しようとするが、ドイツ政府はオリンピック開催国のとしての治安とプライドからイスラエルの提案を断る。
交渉による問題解決が可能であると事態を甘くみていたこと、ドイツには当時、テロを鎮圧する特殊な部隊は存在せず、警察の力を活用しようとしたが、警察の人間も、そのような命を懸けた任務の訓練は受けておらず、現場は混乱するばかり。
要求の制限時間の延長は交渉によって勝ち取ったものの、制圧はうまく進まず、選手に犠牲者が・・・
【ペップトークの見所】
ユダヤ人を迫害したドイツで開催される「平和の祭典オリンピック」は・・・
ドイツにとっては過去を払拭し「平和な世界」への新たな船出を意味する記念すべき行事。
そこに出場するユダヤ人とそれを快く思わないユダヤ人の確執・・・
同一民族が仲良く暮らしている日本人には、まだまだ理解できないことが沢山あります。
原題の「ONE DAY IN SEPTEMBER」を何故「ブラック・セプテンバー」にしたのか不思議に思っていたのですが・・・
「ブラック・セプテンバー」がテロ組織の名称だったことを知って納得。
ペップトークは出てきませんでしたが、オリンピック・シーズンにあたり「平和の祭典」と呼ばれる意味を再考するのに良い機会となりました。
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