東京 世田谷区 三軒茶屋から、東急世田谷線と言う路面電車風の電車で10分ほど。上町駅下車。
年に数回、骨董市と言うか、年代物からガラクタまでが並ぶ「ボロ市」が開催されるボロ市通りにそのお店があります。

和風レストラン やまぐち
どんな料理が出てくるのだろうか? お店の中はどんな感じなのだろうか? 値段は?、客層は? ワクワクします。
お店の外から眺めると真ん中が入り口、左右に食品サンプルが並んでいます。
左:和食系・・・ご飯、お椀、漬物が付いてる。

右:洋食系・・・メインディッシュのみディスプレーされていました。

迷わず入ってみました。
コロナ対策は万全です。入り口でアルコール消毒、そして各卓には、お店独自の手作り間仕切りシステムが施されています。半個室環境と言うかプライベートランチタイムが楽しめます。

まあ、それはいいとして、食べるものを決めなければなりません。「和風レストラン」と言う事で、どう転んでも洋食の料理と言うものを頼もうと思いました。
それをどう和風にアレンジするのかを知りたかったからです。
ポークソテー定食にしてみました。「定食」と付いた時点で和風なのかもしれません。
料理が出来上がるまで店内を見まわしました。
お品書きの他、選挙のポスターまでなんでもありです

待つこと10分ぐらい。来ました。

ポークソテー定食880円
豚肉ステーキに、ポテトとナボリタンが添えてありました。洋食系メニューの1品なのでか? ご飯は皿盛りです。
そしてスープ(汁もの)は、なんと、お椀に入ったワカメのみそ汁なのです!
このスタイルが私は好きです。ご飯は皿盛りなのに、隣には何事もなかったかのように普通にお椀に入ったみそ汁が添えてあるわけです、
違和感と言うか、アンマッチと言うか、和と洋の融合と言うか、リバーシブルと言うか、ファジーというか、コンプロミススタイル(折衷)か、いや、フュージョン(創作)料理スタイルと呼んでもいいでしょうが、一番しっくりする表現は・・・・「昭和の食堂スタイル」でしょうね。

そしてだ、カトラリーは、ナイフとフォークのみ。
この手のお店であれば、ナポリタンをご飯に乗せ、お箸使って食べるのがスタンダートなのですが、
このお店では、すべてナイフとフォークでコンプリートすると言うこだわりがあるようです。
よって!
お味噌汁のワカメもフォークですくって口に運ぶという新感覚のヌーベルジャパネスク・スタイルでした。
お味噌汁には卓上にあった七味を振って、フォークで頂きました。
みそ汁もご飯もおいしい。そしてメインディッシュは、厚めのポーク肉を焼いて、トマトソースでアレンジしたものでした。
素朴でおいしい、なつかしさを感じるお味でした。
次回も洋食系で、そして割り箸持参で行ってみようと思います。
では最後に世田谷線の可愛い電車の写真を。

ちょっとレトロなカラーリングだったり、

沿線にある招き猫発祥の地、豪徳寺にちなんで、招き猫デザインもあります。