先日、

息子とバスに乗り

我々は1番後ろの座席に座りました。

 

ひとつ前の座席は

2人用の席なのだけれど

 

中年女性がひとり

窓際に荷物を置いて

2座席とも占領して座っていました。

 

混雑してきたら

荷物をどけて奥につめるのだろう

と思っていたけれど

 

席を譲る気なんてサラサラない状態で

とてつもないトゲトゲエネルギーを

放ちまくっていた次第です。

 

 

どうやら、

感染症をスーパー恐れているご様子で

 

マスク2段重ねにゴーグル

車内が混雑してきたところ

がっつりフェイスシールドまで装着して

完全防護体制。

 

 

きっと、

感染した経験があり

さぞ恐ろしい体験をされたのだろうと

推察する。

 

 

完全防護のビジュアルだけで

勝手に推察したのではなく

 

後ろの座席に座っている乗客が

咳払いをするたびに

 

振り返って睨む睨む睨む....

スーパー睨むからなのである。

 

 

私に許可なく

咳しないでくれます?」

 

私に断りなく

感染させないでくれます?」

 

「迷惑です!!

咳するなら家にいてくれます?

バスに乗らないでくれます?」

 

というようなオーラ満載

 

 

 

よせばイイのに

息子が真後ろから

フェイク咳払いをした。

 

彼女は振り向かなかった。

 

真後ろすぎて

首を回して睨むのが

しんどかったのかもしれない

 

 

車内はとても混雑しており

立っている乗客が大勢いたのだが

 

我々が降りるまで

彼女は2座席占領したまま

席を譲らなかった。

 

 

 

この世界は、

 

「怖い」と思ったら

「怖い」がやってくる世界

 

 

「マスクしろ!」

「咳するな!」と強く咎めると

その状況が追いかけてくる世界

 

 

こうしろ!ああしろ!

と言い続けると

逆の状況がやってくるという

パラドックスな世界

 

 

子どもに

「部屋を片付けなさい!」と

うるさく言っても部屋は片付かないが

 

親が何も言わなくなり

片付けても散らかっていても

『どちらでも構わない』

 

親が何も気にしなくなった途端

部屋を片付けるようになったりする

 

 

 

『どちらでも構わない』

 

どちらであっても

自分は外側の現象に影響されない

 

というニュートラル位置

 

 

▼▼▼

 

 

 

2つの軸を建てて

 

分断を煽り

分断が生まれれば

 

国民の支配は容易く

コントロールができる

 

 

 

善いだの悪いだの

自分と違うものに対して

攻撃することは、

 

誰の応援、

誰の得になっているかに

気づくこと。

 

 

 

 

彼らが1番嫌がることは

なんなのか?

 

それに気づくこと。

 

 

 

彼らが1番嫌がることは、

 

我々が

 

 

『ニュートラル意識』

になることです。

 

 

AもあってBもあって

どちらでもいいよね!!

 

仲良くしよ〜〜〜〜〜♪

 

 

みんなが仲良くなることを

 

心の底から

1番恐れているのです。

 

 

 

 

 

_____

 

 

「私に許可なく...」

「私に断りもなく...」

 

といった枕詞がつく場合、

 

その瞬間、

自分は『被害者』という立場を

自ら選択するので

 

周りは敵(加害者)だらけとなる

 

 

自ら

 

己の世界を壁だらけにし

世界を狭めていることになる。

 

 

つまり、

 

否定、拒絶

ばかりの世界なので苦しい。

 

自分で

それをやっていることに気づくこと

 

 

逆に

 

肯定するもの

受け容れるものが増えてゆけば

 

己の世界は拡がる

 

壁のない世界

 

 

「どうしてイヤなの?」

「どうして受け容れられないの?」

 

 

己の奥深くにいる存在

気づいて欲しくて泣いている存在に

光をあてる

 

静かに座って問いかけてみるもよい

 

 

気づくだけでよい

気づけば昇華する

 

▼▼▼

 

 

_______

 

 

バスを降りてから

息子がいった

 

 

D「あんなにイライラしてたら

余計免疫下がって病気うつるよね?」

 

P「それがあの人の体験」

 

D「お気の毒に.....」

 

 

お、お気の毒!?

 

息子からはじめて聞いたわ

 

 

 

「かわいそう」

 

という言葉をチョイスしがちなところ

 

それを選んだ息子はなんかイイ

 

 

きょうは以上です

ありがとうございました。