あるお休みの日、
いつもならば
お友達と遊びに出かけるのに
ひとりでお散歩に出るという。
D「試験前だからね〜〜
みんなお勉強で忙しいんだよ〜」
P「.......。」
まるで他人事のようにいう。
ナニ、お茶の子さいさい顔で
余裕ブッこいておられるのでしょうか
あなたも当事者のはずですが?
すると、
お友達から連絡がきて
D「遊べることになった〜♪」
とマッハで出かけていった。
息子は
習いごとも塾にも通っていないため
いつでも『遊べる』
部活は試験前になると
活動がなくなるので
いつでも『暇』の暇男くんなので
「ダイヤに連絡すると遊べる」
と言われているらしい。
純粋に今更ながら
子に疑問を投げかけてみる
P「なぜ?みなお勉強頑張るのかな?」
D「親に言われるからじゃない?
あっ..でも
お母さんは本気で子どものためを思って
『勉強しなさい』って言ってるよね
それを子どもも信じてるんだよね」
P「お勉強すれば幸せになれるという価値観?」
D「そう信じてるよね、大人はみんな」
P「ダイヤくんはそう思っていないと」
D「うーーん...
ダイヤくんは特殊な生き方しちゃってるわけよ
ヘラヘラ生きちゃってるわけ。
上へ上へ行こうとしていないし
ずっと地面にいるわけ。
だから絶対に落ちないわけよ
言ってることわかる??」
P「すっごくわかるよ。
上へ行ったら下がるからね。
それセットだから」
D「そうそう!!」
D「ダイヤくんはこうやって
生きてるんだよ〜」
と釈迦の涅槃仏のようなスタイルをしてみせた。
落ちようのないスタイル
「いまここ」で
全力で寛いでいるスタイル
_____
大昔、
まさに王道中の王道であるスーパーカー
真っ赤なフェラーリに乗っている知人がいた。
自分も乗せてもらったことがあるが
見た目はスーパーだけに
スーパー美しいが
乗り心地はイイとは言えなかった。
とにかく運転しづらい。
ご本人に聞いてみた
みんなが大金持ちで
買おうと思ったら誰もが
フェラーリのオーナーになれる時代
...がやってきたとしたら
そのトキにもフェラーリに乗っているのか?
....と。
答えは、
さんざん悩んだ挙句、NOであった。
カタチが好きなので
ミニカーを集める
コレクターになるかもしれない
と言っていた。
ハイブランドのバッグなども
似たような感覚になるのかもしれない
誰もが簡単に手に入れられるような時代
そこにステータスも憧れもないとしたら
本気でその商品が欲しいだろうか。
心底、その商品が好きで
惚れ込みまくっているなら
それはまた別のお話である。
大学名もブランド化していて
そのブランド力によって
有名企業への道も拡がったりするので
そこを目指すものにとっては
お勉強も大事かと思われる。
ただ、いつも思うのは
みな、目指すは
ピラミッドの上で
ピラミッド内を
ただ上がったり下がったりしているだけだよな
ってこと。
そして、
このピラミッド構造をみるたびに
違和感を覚えるのだけど
なぜ?下から上へ吸い上げるのか
なぜ?持てるモノは持たざるモノから
搾取するのか
自然の流れとしては、
上から下へ....という流れなのに
ピラミッド構造は真逆なのか。
下から上へ吸い上げるより
上から下へ流すのが自然。
川の流れもそう。
この世界は
不自然極まりない世界だった。
もう極まったのではないだろうか
まだなのか?どうだろう。
いずれピラミッドは崩壊し
横並びになる。
上のモノはいなくなる。
上も下もない
ただ、役割の違いだけがある
上を目指すのではなく
自分ができることをやる。
「いま」目の前のことを
心を込めてやるだけ
目指すべく上がない世界
それはとっても
やさしい世界
今日は以上です。
ありがとうございました。