知人のご両親が共に

お亡くなりになった。

 

長い間、施設に入所しており

入所が決まったトキから

 

2度と家に戻らない、

と覚悟ができていたという。

 

 

ご訃報を受けたトキ

あまりにもカジュアルに

 

「亡くなったよ〜」

というポップなもので

 

ご本人も晴れ晴れとされていて

 

「人間として真っ当な最期だった」

 

と話されていて

 

それがオモテ向きのものでなく

ココロからの言葉だと感じたので

 

ほっとした次第。

 

 

常識的な大人であったなら

 

訃報を受けたら

お悔やみの言葉を伝えるのでしょうが

 

自分はどうしてもそれが言えない

 

 

「御愁傷様でございます」

「お悔やみ申し上げます」

「ご冥福をお祈りいたします」

 

などと、言えない。

 

常識がすっぽり抜けている。

 

 

ただ話を聞いて

目線を合わせてうなづくのみ。

 

肩から腕のあたりを

そっと撫でるのみ。

 

 

過去にお葬式に参列したトキも

ご遺族に言葉をかけることができず

 

目を合わせてうなづくだけだった。

カラダに触れるだけだった。

 

 

P「お悔やみの言葉を

伝えることができずにすいません」

 

と申しましたら知人が、

 

 

「いや、すごく助かったよ」

 

と言ってくれて仰け反った次第。

 

 

会社の同僚や上司に知らせても

皆、同じ言葉が返ってきて

 

それが心からの言葉ではないとわかるので

辟易していたのだそう。

 

 

ある程度話を聞いたあとに

 

ぼそっと呟いた。

 

 

P「死は祝福なのですけどね....」

 

すると知人が

 

「よくわかってるじゃん!!

そうなんだよ〜〜」

 

と喜んでくれたので

ここでもまたホっとした次第です。

 

 

『死』を美化したいのではなく

 

カラダを脱ぐということは

紛れもなく『解放』なので

祝福しかない。

 

「地球ゲーム、お疲れ様でございます!!」

 

という想い。

 

 

この先もきっと自分は

 

お悔やみの言葉が言えない。

 

 

言いたくないのかもしれない。

 

 

大人としてどうなの?状態でございますが

 

元から大人としての常識が抜けているので

今更、大人ぶってもしょうがない。

 

 

自分はこのままでヨシ

 

 

▼▼▼

 

 

 

今日は以上です。

ありがとうございました。