お母さんが子どもに

 

「今日ナニ食べたい?」

 

と聞く。

 

 

自分はこのセリフが

恐怖で言えない。

 

13年間の母業で

このセリフを言った記憶がほぼない。

 

 

「今日ナニ食べたい?」

 

と尋ねて、

 

とんでもない手間、

材料や調味料の種類が多い献立を

発表されるのが怖い。

 

それに応えられない自信満々。

 

 

「今日ナニ食べたい?」

 

と聞いてくれる親御さんを

ココロの底から尊敬する。

 

 

親が子の要望に応える。

 

これは、

 

親子の信頼関係を築くために

とてもイイのだそうだ。

 

 

我が家の場合、

 

母がこのセリフを言わないので

 

子も

 

「今日〇〇が食べたい」

 

と言わなくなった。

 

し、し、信頼関係....

 

 

 

 

先日、

 

ドラッグストアへ

貼るホッカイロを買いに出かけた際、

 

小学生の男の子と女の子を連れた

お母さんが

 

「ね〜〜今日ナニ食べたい〜〜?」

 

とあの憧れのセリフを言っていた!!!!!

 

 

 

女性トイレ「なんでも〜」

男性トイレ「別に...」

 

「今日ナニにする?

ナニが食べたい〜〜??」

 

(p「かぁ〜ちゃん強っ!!引かない母カコイイ)

 

女性トイレ「じゃ〜オムライス」

 

母「えーー卵ないーー」

 

(p「え?断ってみてもイイの?」)

 

女性トイレ「から揚げ」

 

母「揚げ物気分じゃな〜い」

 

(p「えーーーーーっガーン」)

 

女性トイレ「なんでもイイって言ってるじゃん」

 

「なんでもイイって言っといて

文句言うでしょ〜?」

 

 

女性トイレ男性トイレ「........。」

 

 

子、黙る黙る黙る....(無視)

 

 

自分もこのお母さんと同じ対応を

100%するので

我が子に聞けない。

 

我が息子はもっと強い

ツッコミをしてくるに違いないから。

 

 

 

「今日ナニ食べたい?」

 

とは、

 

怖くて絶対に聞くことはないけれど、

 

確実に『出来る!!』ものを

3択で子に選ばせる方式なら

自分にもできるかもしれない。

 

 

「鯖と秋刀魚と鯵

どれを焼く??(魚はヒカリ系命)」とか

 

「目玉焼きかオムレツか厚焼き卵

どれがイイ?」とか

 

「麻婆豆腐か煮込み豆腐か豆腐ステーキ

ナニがイイ?」

 

.....みたいな。

 

 

 

多分やらないけど。

 

 

 

夕方は、

 

大人も子どもも疲れてくる時間。

 

家族みんな、

どこかしら緊張して帰ってくる。

 

 

お母さんの

「今日ナニ食べたい?」は、

 

家族とのある種の

コミュニケーションの一環なのだと思った。

 

 

家族との会話に入るキッカケ...

 

枕詞的なご挨拶。

 

 

夕方、

みなが疲れている中、

 

会話のキッカケを

お母さんが作ってくれている...

 

「今日、ナニ食べたい?」

 

 

その献立の内容なんてどうでもよいのだ

 

「今日ナニ食べたい?」は、

 

枕なのだから....

 

家族の会話のキッカケなのだから。

 

 

すると、

 

あのご家族の会話

 

「今日ナニ食べたい?」が

 

 

「今日もみんな無事だったね!!

無事に帰ってきてくれてありがとう」

 

 

に聞こえてきてしまう始末。

 

 

変態級の鼻を持っている自覚はあるが

耳も変態級だったとは。

 

 

まぁ〜よい...まぁ〜よい。

 

 

おそらく自分は、

 

これからも

 

「今日ナニ食べたい?」は

 

言わないと思う。

 

やっぱり怖いから。

 

とんでもないメニュー言われるのが

ド派手に恐怖。

 

 

「今日も無事でよかった」を

伝えるには、

 

やはり

 

『おかえり』

 

に込めることにする。

 

 

 

今日は以上です。

ありがとうございました。