ナニかの読み物で

冒険家だか登山家の方が

 

大自然の中でピンチに陥ったトキ

 

1番危険なのは、

『パニックになることだ』

 

と書かれていたのを覚えています。

 

 

急変する『自然外力』に恐怖するのは

当然なのだが、

 

 

相手は『自然』

 

敵ではない。

 

 

落ち着いて対処すれば

必ず切り抜けられる

 

....という感じだったかと思う。

 

 

相手は『自然』

敵ではない。

 

 

 

 

『自然』には逆らえない

『自然の力』には勝てない

『自然』の前で人間は無力なり

 

...という観念が

我々には根深く刻みこまれている。

 

 

日本の神話「古事記」でも

 

神の祟り、自然の祟りシーンが

普通に出てくるし、

 

世界中の神話でもそう。

 

神を怒らせてはならぬ

自然の神を怒らせてはいけない

 

「触らぬ神に祟りなし」

 

 

DNAレベルで

強く刻みこまれているから

 

自然の中でピンチに陥ったトキに

 

自然は怖い、神の祟りだ

人間は無力だ、どうにもならない、と

 

パニックを起こしてしまうのは致し方ないが

 

 

 

『まずは落ち着け!!!』

『自然は敵ではない』

 

 

海で泳ぐトキも

1番危険なのは、

 

『パニックになること』

 

だという。

 

息継ぎをしようとしたら

波に飲まれて息を吸いそびれると

 

たちまちパニックになり

上も下も左右もわからなくなり

べらぼうに暴れ、溺れる。

 

 

鉄則!!

 

パニクったまま

ジタバタと暴れてはならぬ。

 

 

暴れないで力を抜けば

カラダは自動的に海に浮く。

 

落ち着いて落ち着いて

裏返って空を見上げる。

 

空を見ていればまた落ち着く。

 

 

 

パニクったまま暴れない。

パニクったままで動かない。

 

パニクったままで行動しない。

 

 

『まずは一旦落ち着こう』

 

『自然は敵ではない』

 

 

____

 

 

パニック中とは

脳が大混乱のカオス状態なので

 

見るもの聞くもの触るものなどの

感覚機能もバグるので

 

『まやかし』にココロを奪われてしまう。

 

 

ド有名なことわざ

「幽霊の正体見たり枯れ尾花」

 

こちらが恐怖まみれで

パニクっているせいで

 

ススキの穂が幽霊に見えて

倍々で恐ろしくなって

またパニックになって

 

恐怖にココロを奪われてしまう。

 

 

まずは落ち着き、

己の混乱をなだめてみると

 

幽霊ではなく枯れたススキの穂であった。

 

 

どこまでも追いかけてくる黒い物体に

恐怖を抱きパニクって逃げるも

 

落ち着いてみたら

それは己の影であった(ズコーーー)

 

 

過去の後悔も

将来の不安も

 

実は

 

『まやかし』であった

 

幽霊ではなく枯れススキであった。

 

 

そんなこと言ったって、

 

アレはどうみたって

 

幽霊じゃないか!!

モウレツに怖いじゃないか!!

 

 

....でありますけども

 

 

『まずは一旦落ち着こう』

 

ホントウに幽霊か?

アレはホントウに恐ろしいものか?

 

まずは落ち着いて深呼吸しよう。

 

 

『この世界は敵ではない』

 

 

自分が世界

 

世界の中に自分がおるのではなく

自分の中に世界

 

自分が世界。

 

自分が世界なので

敵であるはずもなし。

 

 

自分が怖がれば

怖がるような世界がみえ

 

自分が落ち着けば

静かで穏やかな世界がみえてくる

 

 

 

地球人80億人がそれぞれに

パニクった夢をみている。

 

 

『まずは一旦落ち着くとしよう』

 

 

このトチ狂った世界を受け入れろ

と言っているのではなく、

 

まずは落ち着いて正気を戻してから

 

怒りや理不尽さなどを

存分に闇出しする。

 

 

ひとり静かに暴れるもイイ。

 

自覚ある発狂のススメ。

 

▼▼▼

 

 

 

パニック中は、

『まやかし』をみている。

 

まやかしはまやかしだ。

 

ニセモノ、ウソ

 

 

『自然は敵』もまやかし

 

『神の祟り』もまやかし

 

過去の後悔も未来の不安もまやかし

 

 

まずは深呼吸して

 

いまココに落ち着く。

 

 

笑っている瞬間に

「まやかし」は入り込めないのだな〜。

 

 

今日は以上です。

ありがとうございました。