以前、登場した知人が

3度目の手術をしたという。

 

今年に入ってから3回。

細かくいうと...

4ヶ月で3回の手術をした。

 

 

 

▼▼▼

 

 

無事退院した知人は、

 

医療への感謝

先生、看護師さんへの感謝

 

長年働きづめだったため

神の計いで

休養できたことへの感謝

 

...などなど

 

ハイテンションで

感謝の気持ちを語っていた。

 

 

 

大人ってこうなのだ。

 

自分に降りかかった事態を

プラスにポジティブに受け止めようとする。

 

これは善いコトだ。

自分にとって善いコトなのだ。

 

だから、

 

大人として

大人しく

受け容れよう。

 

 

こうして『本音』(感情)を置き去りにしてゆく。

 

その感情エネルギーは、

消費しない限りたまってゆく。

 

 

どこに??

 

己の中に。

 

 

 

もし、同じようなことが

子どもに起こったら....

 

 

怖いよーーー!手術こわーーい!!

ヤダヤダヤダーーー

もう手術するのやだーーーー

病院やだーーー

怖い!!さびしい!!

病院泊まるのやだーーー

おうちにいたいヨーーーーー

 

 

こんな感じで

感情を爆発させる。

 

そして、

 

現状を受け容れる。

 

 

起きてきたデキゴトに

反応した『感情』をないがしろにしない。

 

イチイチ、消費させておしまい。

 

 

 

 

仕事仲間や友達など

周囲の人間にイジワルをされたトキ、

 

 

イジワルされたおかげで成長できた

このデキゴトのおかげで新しい発見があった

 

自分にとって善い経験になった

イジワルした人に感謝!!

 

などとプラスに捉えることは

とても素晴らしいことであるけれど、

 

そこに置き去りにしている

感情エネルギーがあるよ

 

...ということに気づくこと。

 

 

子どもは、

ともだちにイジワルされて

 

「いい経験になった〜」

とは思わない。

イジワルしたともだちに感謝もしない。

 

ギャーギャー泣いて攻撃して

発散しきった後には

なにごともなかったかのように

仲直りして一緒に遊んでいる。

 

そこに念(エネルギー)が残っていない。

 

 

大人は、

湧き上がってきた感情を抑えこみ

大人として大人しく振る舞うが

 

抑え込まれた闇エネルギーは

闇タンクでフツフツ煮えたぎっている。

 

念....熟成しまくっている。

 

 

隠しているつもりでも

ぜんぜん隠れておらず、

闇ダダ漏れ。

 

エネルギーは隠せない。

 

 

 

溜まりに溜まった闇は、

そのうち暴発する。

 

それは病気となって現われることもあれば

感情を荒げ泣きじゃくるような

辛いデキゴトが起きるかもしれない。

 

 

エネルギーは消費しないと

そのままそこにある。

 

 

▼▼▼

 

 

 

_________

 

 

知人

「病院の先生に感謝だわ」

 

P「うん、そうだね。

でも4ヶ月に3回も手術するなんて

解せないな。ひどいよ」

 

知人

「そう、それはそう思った。」

 

P「もっと怒っていいよ。」

 

知人

「........(涙)」

 

 

溜まりに溜まった違和感を

大いに吐き出した知人は、

次回の診察時に先生に尋ねたいことを

メモして全部聞いてくる、と言っていました。

 

 

 

闇、吐き出しきったのちに

 

「自分にとって善い経験になった」

 

となるのだから

 

闇、溜め込んだまま

そこすっ飛ばして、

 

大人として大人しく

プラス思考的に

 

「いい経験になったわ〜

すべてに感謝だわ〜〜」

 

....は無理がある。

 

 

 

言葉は悪いが、

 

痛々しい。

 

闇ダダ漏れさんの

似非ポジティブさんになっている。

 

 

もうそのテンションアゲアゲのプラス思考

 

みんなで手放してやろう。

 

 

▼▼▼

 

 

 

 

 

今日は以上です。

ありがとうございました。