映画批評「アンヴィル!夢を諦めきれない男たち」
アンヴィル!~夢を諦めきれない男たち~(初回生産限定盤) [DVD]/アーティスト不明

¥4,980
Amazon.co.jp
得点90点(すっ!すばらしい)
2009年(米)
監督 サーシャ・ガヴァシ
スティーヴ・"リップス"・クドロー(アンヴィル)
ロブ・ライナー(アンヴィル)
ラーズ・ウルリッヒ(メタリカ)
レミー・キルミスター(モーターヘッド)
スラッシュ(ガンズ・アンド・ローゼズ)
トム・アラヤ(スレイヤー)
スコット・イアン(アンスラックス)
(2010年5月7日DVDにて鑑賞)
こんな映画
50歳になる現在まで夢を追い続けたヘヴィメタル・バンド「アンヴィル」を描いたドキュメンタリー映画。メタルファンは必見映画。そうでない人も必見映画。
一言でいうと
あっ!ゴッズィ~~ラ!(劇中談)
ストーリー(allcinemaより一部抜粋)
80年代初頭には、現在活躍する多くの人気バンドにも少なからぬ影響を与えるほどの輝きを放ちながらも、その後は鳴かず飛ばずで、結局夢に見た富と名声からはほど遠いバンド人生を歩んできたアンヴィル。
それでも給食の宅配や建築作業員の仕事を続けながら、今なお成功のチャンスを求め、決してバンドを止めようとはしない彼ら。
そんな彼らは、なけなしのお金でアルバム製作を行うのだが・・・・。
評論(ネタバレ注意)
50代になってもバンド活動するアンヴィルの姿が、どこか面白くそして哀愁も漂いながらも夢を諦めないそのエネルギッシュな姿がとても印象的なドキュメンタリー映画である。
技術はあっても成功しなかった彼らは、ツアーに出てもトラブルばかり、新作のアルバムを作っている最中はメンバーと大喧嘩。せっかく作った新作アルバムはなかなかレコード会社と契約できない。
そんなドタバタや右往左往している姿が、どこかもどかしくもあり、面白くもあるのだ。
全編、そんな彼らを中心に追っかけていく形で映画は進んでいく。
その道中に有名バンドのプレイヤーも登場したり、アンヴィルの往年の名曲も聞けたりと、中弛みもせず映画を楽しむことが出来る。
最後、まさかこんな形で日本が関わってくるとは思いもしなかった。
えっ?これって日本の映画?なんて思っちゃうくらい。
そして、まさかあの某有名怪獣の名前で最後を締めるとは!やっぱり日本の映画か?
でも、いつのまにか彼らを好きになっている小生がいて、最後はなかなかこみ上げてくるものがあった。ほんと男は馬鹿だよな~ってさ。このあいだに鑑賞した「レスラー」に通ずるものがあると思う。
こういった男の枯れ具合を面白く感じる小生はもう年か?
ただし、ドキュメンタリー映画なのにやらせ臭い部分もあり、映画の監督は元アンヴィルのローディーとして参加経験のあるサーシャ・ガヴァシによるものなので、若干美化したかのような展開が目に付くのであるが、そんなのは気にならない位映画としての完成度は高いと思う。
音楽でメタルを聴かない人やメタルを敬遠する人でも、彼らのがんばる姿は必見です。お勧め!
現時点では、今年鑑賞の中で最高点!
やばい!予告編でも泣けてくる・・・。
This Is Thirteen~夢を諦め切れない男たち~/アンヴィル

¥2,520
Amazon.co.jp

¥4,980
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得点90点(すっ!すばらしい)
2009年(米)
監督 サーシャ・ガヴァシ
スティーヴ・"リップス"・クドロー(アンヴィル)
ロブ・ライナー(アンヴィル)
ラーズ・ウルリッヒ(メタリカ)
レミー・キルミスター(モーターヘッド)
スラッシュ(ガンズ・アンド・ローゼズ)
トム・アラヤ(スレイヤー)
スコット・イアン(アンスラックス)
(2010年5月7日DVDにて鑑賞)
こんな映画
50歳になる現在まで夢を追い続けたヘヴィメタル・バンド「アンヴィル」を描いたドキュメンタリー映画。メタルファンは必見映画。そうでない人も必見映画。
一言でいうと
あっ!ゴッズィ~~ラ!(劇中談)
ストーリー(allcinemaより一部抜粋)
80年代初頭には、現在活躍する多くの人気バンドにも少なからぬ影響を与えるほどの輝きを放ちながらも、その後は鳴かず飛ばずで、結局夢に見た富と名声からはほど遠いバンド人生を歩んできたアンヴィル。
それでも給食の宅配や建築作業員の仕事を続けながら、今なお成功のチャンスを求め、決してバンドを止めようとはしない彼ら。
そんな彼らは、なけなしのお金でアルバム製作を行うのだが・・・・。
評論(ネタバレ注意)
50代になってもバンド活動するアンヴィルの姿が、どこか面白くそして哀愁も漂いながらも夢を諦めないそのエネルギッシュな姿がとても印象的なドキュメンタリー映画である。
技術はあっても成功しなかった彼らは、ツアーに出てもトラブルばかり、新作のアルバムを作っている最中はメンバーと大喧嘩。せっかく作った新作アルバムはなかなかレコード会社と契約できない。
そんなドタバタや右往左往している姿が、どこかもどかしくもあり、面白くもあるのだ。
全編、そんな彼らを中心に追っかけていく形で映画は進んでいく。
その道中に有名バンドのプレイヤーも登場したり、アンヴィルの往年の名曲も聞けたりと、中弛みもせず映画を楽しむことが出来る。
最後、まさかこんな形で日本が関わってくるとは思いもしなかった。
えっ?これって日本の映画?なんて思っちゃうくらい。
そして、まさかあの某有名怪獣の名前で最後を締めるとは!やっぱり日本の映画か?
でも、いつのまにか彼らを好きになっている小生がいて、最後はなかなかこみ上げてくるものがあった。ほんと男は馬鹿だよな~ってさ。このあいだに鑑賞した「レスラー」に通ずるものがあると思う。
こういった男の枯れ具合を面白く感じる小生はもう年か?
ただし、ドキュメンタリー映画なのにやらせ臭い部分もあり、映画の監督は元アンヴィルのローディーとして参加経験のあるサーシャ・ガヴァシによるものなので、若干美化したかのような展開が目に付くのであるが、そんなのは気にならない位映画としての完成度は高いと思う。
音楽でメタルを聴かない人やメタルを敬遠する人でも、彼らのがんばる姿は必見です。お勧め!
現時点では、今年鑑賞の中で最高点!
やばい!予告編でも泣けてくる・・・。
This Is Thirteen~夢を諦め切れない男たち~/アンヴィル

¥2,520
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カルト映画批評「ジャッカス ザ・ロスト・テープス」
18歳未満の閲覧者の方々!
このDVDは見ちゃいけませんよ!
★★★★★★★★★★(10度)
危険!
こんなの
海外しょうもないお馬鹿なことをやる番組「ジャッカス」の未公開シーンなどを納めたDVD。
(映画じゃないけどこちらで紹介)
一言で言うと。
モザイクかけなさい!
こんな話。
ただただ馬鹿なことをやるだけ!これに尽きる!
ジャッカスについて詳しいことはこちらを参照してね。
ジャッカスwiki
諭す
ほんと馬鹿だらけ。
でも、未公開シーンのオンパレードなので、たしかにキツイ!
小生は弟と見たけど、二人とも最後にはお腹いっぱい胸いっぱい。
字にも表せない位に酷い!
汚物は当たり前!(モザイクをかけない)
痛いネタが酷い!(そりゃ危険だよ!)
お騒がせネタが酷い!(そりゃドン引けだよ)
すぐにリバース!(20分に一回はリバースする)
これらの要素を笑い飛ばせる人は見てみましょう。
お腹がよじれます。
映画版のトレイラーですがどうぞ。
このDVDは見ちゃいけませんよ!
★★★★★★★★★★(10度)
危険!
こんなの
海外しょうもないお馬鹿なことをやる番組「ジャッカス」の未公開シーンなどを納めたDVD。
(映画じゃないけどこちらで紹介)
一言で言うと。
モザイクかけなさい!
こんな話。
ただただ馬鹿なことをやるだけ!これに尽きる!
ジャッカスについて詳しいことはこちらを参照してね。
ジャッカスwiki
諭す
ほんと馬鹿だらけ。
でも、未公開シーンのオンパレードなので、たしかにキツイ!
小生は弟と見たけど、二人とも最後にはお腹いっぱい胸いっぱい。
字にも表せない位に酷い!
汚物は当たり前!(モザイクをかけない)
痛いネタが酷い!(そりゃ危険だよ!)
お騒がせネタが酷い!(そりゃドン引けだよ)
すぐにリバース!(20分に一回はリバースする)
これらの要素を笑い飛ばせる人は見てみましょう。
お腹がよじれます。
映画版のトレイラーですがどうぞ。
カルト映画批評「鉄板ニュース伝説」
鉄板ニュース伝説 [DVD]/スティーブン・セガール,レン・キャリオー,サラ・マクエリゴット

¥3,990
Amazon.co.jp
カルト度★★☆(2.5)
こんなの
しょうもないパロディネタや社会風刺のネタの数々をニュース形式で披露する。バカパロディ。
(セガールもでとるでよ)
一言で言うと
意外とイケる!
こんな話(Amazonより抜粋)
ツーか話なんぞない!
米3大ネットワークも真っ青の過激な特ダネを伝える報道ステーション「オニオンニュース」は今日も絶好調!
中東の某国からは「24」もビックリのテロリスト“アルカタイヤ”の訓練映像を入手したり、ブリトニーそっくりのセクシーアイドルのキワどいプロモを流したり、果てはニュース本番中に、スティーブン・セガール主演の最新映画「マル禁パンチャー」の予告篇を流すなど、やりたい放題!
そんな中、あの“アルカタイヤ”軍団がTV局をジャックしに来て、ニュースはめちゃくちゃに……!?
諭す
意外とイケるのは、ただのパロディかと思ったら、なかなか社会風刺が入っていて侮れなかった。
例えば、人種差別とか、アルカイダだったりとか、はたまたブリトニーのネタだったりと。
宣伝文句でいうパロディは少ししかなく、この社会風刺のネタの羅列が作品全体を占める。
時に失笑だったり(ほんとしょうもないネタね)、あまりにも下衆なネタだったり(モーホーネタや下ネタが露骨)、時に小生を唸らせる様なネタだったり(最後に全部がつながるくだり)となかなか楽しめた。
小生は、終始大笑いでしたが、小生の笑いのツボを冷ややかな目で見ないでね・・・。
ただし、元ネタを知っていないと笑えないのと、ある程度、広い気持ちで見れる人(頭を硬くして見るのではなく、あくまで社会風刺を笑い飛ばせる人限定)にはお勧めな映画である。
だが、通常料金での視聴よりかは、安くなった時に見てやりましょう。
最後に広告トレイラーをどうぞ。

¥3,990
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カルト度★★☆(2.5)
こんなの
しょうもないパロディネタや社会風刺のネタの数々をニュース形式で披露する。バカパロディ。
(セガールもでとるでよ)
一言で言うと
意外とイケる!
こんな話(Amazonより抜粋)
ツーか話なんぞない!
米3大ネットワークも真っ青の過激な特ダネを伝える報道ステーション「オニオンニュース」は今日も絶好調!
中東の某国からは「24」もビックリのテロリスト“アルカタイヤ”の訓練映像を入手したり、ブリトニーそっくりのセクシーアイドルのキワどいプロモを流したり、果てはニュース本番中に、スティーブン・セガール主演の最新映画「マル禁パンチャー」の予告篇を流すなど、やりたい放題!
そんな中、あの“アルカタイヤ”軍団がTV局をジャックしに来て、ニュースはめちゃくちゃに……!?
諭す
意外とイケるのは、ただのパロディかと思ったら、なかなか社会風刺が入っていて侮れなかった。
例えば、人種差別とか、アルカイダだったりとか、はたまたブリトニーのネタだったりと。
宣伝文句でいうパロディは少ししかなく、この社会風刺のネタの羅列が作品全体を占める。
時に失笑だったり(ほんとしょうもないネタね)、あまりにも下衆なネタだったり(モーホーネタや下ネタが露骨)、時に小生を唸らせる様なネタだったり(最後に全部がつながるくだり)となかなか楽しめた。
小生は、終始大笑いでしたが、小生の笑いのツボを冷ややかな目で見ないでね・・・。
ただし、元ネタを知っていないと笑えないのと、ある程度、広い気持ちで見れる人(頭を硬くして見るのではなく、あくまで社会風刺を笑い飛ばせる人限定)にはお勧めな映画である。
だが、通常料金での視聴よりかは、安くなった時に見てやりましょう。
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映画批評「ダ・ヴィンチ・コード」
グルっぽ「ムービーレビューアーズコミュニティ」一斉レビュー指定作品
ダ・ヴィンチ・コード [DVD]/トム・ハンクス,オドレイ・トトゥ,ジャン・レノ

¥1,480
Amazon.co.jp
得点50点(う~ん~)
☆☆(2.5)
2006年(米)
監督 ロン・ハワード
出演 トム・ハンクス
オドレイ・トトゥ
イアン・マッケラン
アルフレッド・モリーナ
ユルゲン・プロホノフ
ポール・ベタニー
ジャン・レノ
(2010年5月1日テレビ放映にて鑑賞・再批評)
こんな映画
ダン・ブラウン原作の社会的に物議をかもした同名小説を、巨匠ロン・ハワードとトム・ハンクスの「アポロ13」のコンビによる実写化した一大歴史サスペンス。
一言で言うと
トム・ハンクスのロバート・ラングドンは、何でもお見通し!
ストーリー(ウィキペディアより抜粋)
ルーヴル美術館で館長のジャック・ソニエールが殺される。死体はダ・ヴィンチの「ウィトルウィウス的人体図」を模した形で発見された。この奇妙な死に方はソニエール自身が行ったものであった。
パリの書店で著書のサイン会を行っていたハーバード大学の教授ロバート・ラングドンは、フランス警察のベズ・ファーシュ警部に呼び出され、捜査協力を求められる。現場で警部と共に検証を行った彼の元に暗号解読官のソフィー・ヌヴーがやってくる。警部の目を盗み彼をトイレへと呼び出した彼女は、ロバートが容疑者で彼を警部が逮捕する気であることを伝える。それはソニエールと会う約束をしていたから、そして現場に彼の名が残されていたからである。
ロバートとソフィーは旧友のリーを訪れ、ダ・ヴィンチが描いた「最後の晩餐」には、イエス・キリストはマグダラのマリアと結婚しており、磔にされた時、彼女はキリストの子供を身ごもっていた、という暗号(コード)が含まれている事を聞かされる。
評論(ネタバレ注意)
原作同様、キリスト教の謎に迫る本作は、息もつかせぬ展開と2点3点するストーリー展開、そしてロバート・ラングドンによる謎解きが見所となっており、キリスト教を知るにもよい映画である。
しかし、逆を言えばキリスト教の歴史を知らずに見た者は、さぞ映画は退屈にしか映らないことにある。
なんせ、映画はキリスト教の根底部分を突いてくるからだ。
2000年以上あるキリスト教を2時間という枠で説明することは、かなり難しく。
原作では、ある程度細かく説明されてはいるものの、注釈本が販売されている程難解なのである。
それをどう映画で描かれるかがポイントとなるのだが、まるで紙芝居のように説明され、見ている側は置いてけぼりをくらう。
それに加え、トム・ハンクスのラングドンは、すでに謎が解けているかのように話が展開していくため、さらに置いてけぼりをくらってしまう。
最後の謎解きは、明らかに多くの観客の頭上を素通りしたに違いない。
(なぜ解けるのそれ?ってね。)
ラングドン教授の後姿を見て「勝手にやってろ」と言いたくなってしまう。
あまりに情報量の多い映画であるため、映画化すること自体どだい途方もないことだったのだろう。
が、フィクションをさも本当かのように描くことについては、原作・実写共に成功していると思う。
頭の中で、ストーリーと歴史の整合性が出来れば、楽しむことが出来るかもしれませんが、それは、原作と本作を見たうえでの話である。本作だけでは楽しむことが出来ないのであれば、映画には及第点をつけなくてはならないのでこの点数。
ダ・ヴィンチ・コード [DVD]/トム・ハンクス,オドレイ・トトゥ,ジャン・レノ

¥1,480
Amazon.co.jp
得点50点(う~ん~)
☆☆(2.5)
2006年(米)
監督 ロン・ハワード
出演 トム・ハンクス
オドレイ・トトゥ
イアン・マッケラン
アルフレッド・モリーナ
ユルゲン・プロホノフ
ポール・ベタニー
ジャン・レノ
(2010年5月1日テレビ放映にて鑑賞・再批評)
こんな映画
ダン・ブラウン原作の社会的に物議をかもした同名小説を、巨匠ロン・ハワードとトム・ハンクスの「アポロ13」のコンビによる実写化した一大歴史サスペンス。
一言で言うと
トム・ハンクスのロバート・ラングドンは、何でもお見通し!
ストーリー(ウィキペディアより抜粋)
ルーヴル美術館で館長のジャック・ソニエールが殺される。死体はダ・ヴィンチの「ウィトルウィウス的人体図」を模した形で発見された。この奇妙な死に方はソニエール自身が行ったものであった。
パリの書店で著書のサイン会を行っていたハーバード大学の教授ロバート・ラングドンは、フランス警察のベズ・ファーシュ警部に呼び出され、捜査協力を求められる。現場で警部と共に検証を行った彼の元に暗号解読官のソフィー・ヌヴーがやってくる。警部の目を盗み彼をトイレへと呼び出した彼女は、ロバートが容疑者で彼を警部が逮捕する気であることを伝える。それはソニエールと会う約束をしていたから、そして現場に彼の名が残されていたからである。
ロバートとソフィーは旧友のリーを訪れ、ダ・ヴィンチが描いた「最後の晩餐」には、イエス・キリストはマグダラのマリアと結婚しており、磔にされた時、彼女はキリストの子供を身ごもっていた、という暗号(コード)が含まれている事を聞かされる。
評論(ネタバレ注意)
原作同様、キリスト教の謎に迫る本作は、息もつかせぬ展開と2点3点するストーリー展開、そしてロバート・ラングドンによる謎解きが見所となっており、キリスト教を知るにもよい映画である。
しかし、逆を言えばキリスト教の歴史を知らずに見た者は、さぞ映画は退屈にしか映らないことにある。
なんせ、映画はキリスト教の根底部分を突いてくるからだ。
2000年以上あるキリスト教を2時間という枠で説明することは、かなり難しく。
原作では、ある程度細かく説明されてはいるものの、注釈本が販売されている程難解なのである。
それをどう映画で描かれるかがポイントとなるのだが、まるで紙芝居のように説明され、見ている側は置いてけぼりをくらう。
それに加え、トム・ハンクスのラングドンは、すでに謎が解けているかのように話が展開していくため、さらに置いてけぼりをくらってしまう。
最後の謎解きは、明らかに多くの観客の頭上を素通りしたに違いない。
(なぜ解けるのそれ?ってね。)
ラングドン教授の後姿を見て「勝手にやってろ」と言いたくなってしまう。
あまりに情報量の多い映画であるため、映画化すること自体どだい途方もないことだったのだろう。
が、フィクションをさも本当かのように描くことについては、原作・実写共に成功していると思う。
頭の中で、ストーリーと歴史の整合性が出来れば、楽しむことが出来るかもしれませんが、それは、原作と本作を見たうえでの話である。本作だけでは楽しむことが出来ないのであれば、映画には及第点をつけなくてはならないのでこの点数。
映画批評「アイアムレジェンド」
アイ・アム・レジェンド 特別版(2枚組) [DVD]/ウィル・スミス,アリーシー・ブラガ,ダッシュ・ミホック

¥3,980
Amazon.co.jp
得点50点(ふ~ん)
2007年(米)
監督 フランシス・ローレンス
出演者 ウィル・スミス
サリ・リチャードソン
アリシー・ブラガ
ダッシュ・ミホク
チャリー・ターハーン
(2010年4月17日日曜洋画劇場にて鑑賞)
こんな映画
リチャード・マシスンの小説『吸血鬼(地球最後の男)』の3度目の映画化作品。
一言で言うと
どの辺が、伝説と化したのかな?
ストーリー(ウィキペディアより抜粋)
2012年、廃墟と化したニューヨーク。元米国陸軍中佐であり科学者のロバート・ネビルは、3年もの間シェパードの愛犬サムだけを家族として、動物園から逃げ出したインパラを狩り、公園でトウモロコシを収穫する生活を送り、一日も欠かさず生存者を捜し求めてメッセージを発信し続けていた。
なぜならネビルはウイルス感染により、世界人口の60億の殆どが絶滅していくなかで生き残った、ニューヨークのたった1人の生存者だったからだ。
評論(ネタバレ注意)
自称?地球を救う俳優こと、ウィル・スミス主演による本作は、廃墟と化したNYの街並みのリアルさや、孤独の極限状況をがうまく表現され、見るものをうまく惹き付けることに成功している。
しかし、問題はその後である。
結局最後は化け物とのあまり盛り上がらないアクションが展開され、あれよあれよと物語は終局へと移る。
ホラーとしても中途半端。アクションとしても中途半端。
とにかく中途半端なのである。
途中で登場する、やっと見つけたはずの生存者とのやり取りも、そこまで深く掘り下げることもなく、映画の時間が足りないと言わんとばかりにやり取りがあっさりとしている。
往年のカルトの名作であるオリジナル版では、価値観の逆転がテーマとして描かれる。
化け物の世界の中で一人生き残った主人公。
主人公はとにかく人間の世の中を取り戻すべく、とにかく化け物と倒しまくる。
しかし、化け物が大手きって暮らす世界にとっては、主人公は厄介なこのうえない殺人鬼でしかないのである。
こういった価値観の逆転をうまく描いた作品なのであるが、このリメイク作はいかんせんなにをとっても中途半端感が否めない。
多くの人が評価するもう一人の役者の犬とのやり取りが唯一の救いか?

¥3,980
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得点50点(ふ~ん)
2007年(米)
監督 フランシス・ローレンス
出演者 ウィル・スミス
サリ・リチャードソン
アリシー・ブラガ
ダッシュ・ミホク
チャリー・ターハーン
(2010年4月17日日曜洋画劇場にて鑑賞)
こんな映画
リチャード・マシスンの小説『吸血鬼(地球最後の男)』の3度目の映画化作品。
一言で言うと
どの辺が、伝説と化したのかな?
ストーリー(ウィキペディアより抜粋)
2012年、廃墟と化したニューヨーク。元米国陸軍中佐であり科学者のロバート・ネビルは、3年もの間シェパードの愛犬サムだけを家族として、動物園から逃げ出したインパラを狩り、公園でトウモロコシを収穫する生活を送り、一日も欠かさず生存者を捜し求めてメッセージを発信し続けていた。
なぜならネビルはウイルス感染により、世界人口の60億の殆どが絶滅していくなかで生き残った、ニューヨークのたった1人の生存者だったからだ。
評論(ネタバレ注意)
自称?地球を救う俳優こと、ウィル・スミス主演による本作は、廃墟と化したNYの街並みのリアルさや、孤独の極限状況をがうまく表現され、見るものをうまく惹き付けることに成功している。
しかし、問題はその後である。
結局最後は化け物とのあまり盛り上がらないアクションが展開され、あれよあれよと物語は終局へと移る。
ホラーとしても中途半端。アクションとしても中途半端。
とにかく中途半端なのである。
途中で登場する、やっと見つけたはずの生存者とのやり取りも、そこまで深く掘り下げることもなく、映画の時間が足りないと言わんとばかりにやり取りがあっさりとしている。
往年のカルトの名作であるオリジナル版では、価値観の逆転がテーマとして描かれる。
化け物の世界の中で一人生き残った主人公。
主人公はとにかく人間の世の中を取り戻すべく、とにかく化け物と倒しまくる。
しかし、化け物が大手きって暮らす世界にとっては、主人公は厄介なこのうえない殺人鬼でしかないのである。
こういった価値観の逆転をうまく描いた作品なのであるが、このリメイク作はいかんせんなにをとっても中途半端感が否めない。
多くの人が評価するもう一人の役者の犬とのやり取りが唯一の救いか?