3月28日より当社で開発した商品USB Rejector Ver.1.0の販売を開始しました。
http://www.pathfine.co.jp/product/
開発のキッカケですが、某コールセンター様より「情報漏えい対策でUSBの記憶媒体を手軽にシャットアウトして安価な商品ってないの?」というリク エストがありました。こちらでは、BIOSレベルやセキュリティソフトでUSBを禁止するとUSBコネクタを持つマウスやキーボードのパソコンが利用でき なくなってしまうという悩みをお持ちでした。いろいろな製品を探してみたのですが、それなりの機能に対してはそれなりのお値段とクライアント様が望まれて る商品と少しズレているなと感じました。我々はITコンサルティングもやっていますが、デベロッパーでもあるので、営業の喜田が「ウチで創れないの?」と いう問いかけに、開発の山代が、「よし創ってやる!」と応えて本当に創ってしまいました。
そんな折、日本郵政公社の郵便貯金事業総本部長から当社にお手紙が...内容を読むと「個人情報を含む電子媒体盗難についてのご連絡とお詫び」とい うタイトルで東京貯金事務センターの職員が車上荒らしの被害にあい、その際、内部規定に違反して、振替口座情報等が記録された電子媒体(USBメモリー) を所外に持ち出し、盗難の被害にあう事態が発生したそうです。郵便振替口座データ(口座記号・番号・加入者(漢字・カナ)、住所、口座開設日等等)約29 万件の情報を漏洩してしまったそうで、なんと当社はその被害者の1社だったのです。エエッ!(-_-;
日本郵政公社で発生したセキュリティ事故の責任追及をしても何にもなりませんが、せめて詫び状に具体的な是正措置と改善策は記載していて欲しかったです。一被害者としては、当社のUSB Rejectorを是正措置策として導入していただけたら幸いです。(^O^)
今回のUSB Rejectorは、ASPサービスの家族向けSNS「パスファイン」に続くオリジナル商品なので、今後とも拡販に力を入れていきたいと思います。
個人的な感想ですが、パソコンってもっと便利に使えるツールだったハズですが、昨今の情報漏洩対策で、いろいろな規則やツールに縛られて、お金をか けて不便にしているような気がします。私がパソコンの将来に共感した、ジョブズのMac開発の想いや、アラン・ケイのダイナブック構想から違う方向に向 かっているような気がしてなりません。この初心を忘れずにプロダクトに生かしていきたいと思います。残念ながら当社の実力では、いまはまだ、小手先のツー ルしか開発出来ませんが、いつか安全でヒューマンエラーを補正してくれるようなプロダクトを開発したいですし、きっとPathfineのエンジニアがそれ を実現してくれるものと信じております。










