最初の入院は
お袋しか来てくれなかった

次の入院では
まだ彼女だったカミさんが
来てくれた

今度の入院では
きっと
子供たちが来てくれるのだろう

それでも
今回は
順調ならば
わずか1週間らしいから

なかなか
そのタイミングではと
さほど知らせることなく
そっとしておこう



ここ4階は外科病棟で
多くは怪我された方ばかり

老いも若きもが
車椅子や
杖をついて歩いている

若いスポーツ選手は
あの大会で
転ばなければ
全国大会へ出れたのにと
オバさんたちが
その言葉を丁寧に拾ってくれる

それだけで
なんだか救われた表情をし
微笑んでいるから
ここもまた楽園と思えば
少しは氣も楽になる

さてすれば僕も
わずか1週間としても
出来るだけ多くの方の
言葉を受け取ってみたいと思う


しかしね
こうして
心が弱まると
優しく接してくれる
看護師さんたちが
天使にも見えてくる


最初の手術後
アメリカへ

2度目の手術後
結婚へ

さて
3度目の後は
何を…

これもまた
偶然なのか
人生の節目の
直前にばかりの手術

それもまた
振り返れば
そうだったなあと
思うだけのこと

しかし
今回は
セミリタイアと
実家へと戻る節目としたら

またこれも
環境と
人生感が変わる
ターニングポイントとなるのだろう

さて
午前中に入院の手続きを終え
病棟に案内されて
麻酔科の先生と
看護師さんとの説明を聞き

ベッドに横になってはみたが
本日は特に何もなく
さて
どうしようかと思いながら



一昨年
難解なまま読み終えた小説を
持ち込み
再度
その物語の中へと入り込んでみれば

遥か昔に読んで
これぞ! と感じた
世界の終わりと
ハードボイルドワンダーランドのようなこれを

ここならば
なんとか解読出来そうな氣がして…

さて
明日は雨天らしいが
すでに隔離された身

すでに
心の準備は出来たようだ




自転車を新調し
遠くまで
そうだ
海へ行こうと漕ぎ出した

大きなタイヤのこれは
とても快適に走ってくれる

どこへ? と思いながら
走ってみれば

あの日の海がと
目指している



外房の
志田下だ

そうだ
いつかの五輪での海岸には
いくつもの
想いが残っている

この国
屈指の手強い波だ



あの頃
ゴタゴタ揉めたローカルたちは
もういない

五輪の誘致で
すっかり綺麗になり
人も増えた

しばらく
佇んで眺めていよう



おや
あいつがいる

なぜだ?

間違いない
相棒だ

とても楽しそうに
波に乗っている

おーい! と
手を振れば

やあ と
戻って来た

近づくと…
いや
でも
近づけない

砂浜には
目に見えない
結界があるような…

前へと進めば
更に遠退いて行く

ありがとう と
聞こえた氣がしたが
どんどん遠ざかり
景色ごと消えてしまった



ここは
畑の中の
真っ直ぐな道

僕はまた
ひとり
快適に
自転車を漕いでいる

さて
遠くまで来てしまった
そろそろ帰らねば

明日は
入院だった…

そこで
目が覚めた

あいつ
心配して
会いに来てくれたのかな



今度ね! なんて
約束はせず

いつに! なんて
その場で決めて来た

そう
今度と
オバケは
出た試しがない! などと

いつか誰かが
笑っていたけれど

そんな
挨拶など不要で

その場で
いついつと
決めたくもなる


あの頃は
携帯電話もなく
SNSもない

連絡もまた
10円玉をかき集め
公衆電話に急いだ時代

すれば
簡単には連絡も取れず
やはり
目の前で今決めねば
なんて頃

そして
その約束事が
とても大事にされた頃

仕方なくも遅れれば
駅の伝言板へと書き込み
それを頼りに
後から向かった術

ひとつ間違えば
そこで終えた恋愛もあり

不自由だったけれど
それが日常だったから
今を恨めしくも思うこともある



その後
しばらくポケベルが続き

出たばかりの
大きな携帯電話に
大枚の保証金を叩き
誇らしげに持ち歩いた

それが
いつも間にか
ひとり1台ともなり

更には
携帯はスマホに変わり

SNSとやらは
わずか30年で
メールに
Twitterに
facebookに
LINEに… と増え

なんと
電話機能すら
要らなくなってしまった

すれば
この先また
30年もしたら
世の中は
どれだけ変わっているのだろう

それを
僕はきっと
見れないだろうけれども…

本日
青梅市では
夏日となったそうで

2月に夏日とは
初めてのことだと
ニュースになった

それと同時に
春一番が吹いたとも聞き

いよいよ春かと
嬉しくもあるが
結局
パウダースノーで滑れなかった
今シーズンのスキーを
恨めしくも思う

いっそ
この手術を
もう1月先延ばししようかと
思ってみたけれど

それを止めたのは
右膝の怪我と
やはり
今 余計な腹圧を
掛けてはならないとの
ドクターストップ

結果
夏まで待って
月山へと行こうか

それとも
季節が逆の
南半球かと
思ってみるが

それもまた
そこまでして… なんて
閉じるのだろう



若い頃は
思ったそれを
即 行動に移したけれど
もうそんな勢いはない

これが老いかと
苦笑いしながら
とうとう
目の前にやって来たそれと
わずかに交渉しながら
食い止めに掛かる

アンチエイジングではないが
大事なことは
身体の前に
氣持ちなのだろう



人生は1度

いや
今回 お借りした
この身体では1度

なんとなく
そんな氣がする
齢にもなった

さて
明日の準備…

結局
この3連休
明日の入院までに
この体調不良を治さねばと
横になったまま
安静を保っていると

眠れている時以外が
あまりにも暇で

ではと
テレビを観るでもなく
こうして
今 感じたことを
そのままここへと書き込んでみる

こんなに長く
横になることはなく
大抵はなんとかなると
動き回ることばかり

それが今回だけは
何としても明日までに
全快していなくてはならず
そのプレッシャーの為か
返って治りも遅いようだ

いや
この1週間
すべての薬を禁止されていて

ようするに
いつもなら飲めば治るはずの
栄養剤すら飲めないから
長引いているのだろう



不思議かな
日常 風邪なんてひくこともなく
長年 健康そのもので過ごして来た

それが
どうしてこのタイミングでなのか
それもまた分からない

もしかすると
これもまた
見えない何者かが仕掛けていて

わずかに遅らせたいのか
それとも
この連休
予定してたように遊び回ると
何か別の支障があるからと
それを止めに入る手段なのか
なんてことまで
想像してみるのは

これまでに
幾度となく
そんなタイミングをズラされたが為
トラブルから逃れられたかのような
そんな解釈のことがあり

これはもしや
守られてるのかと
ならば
ありがとうと
感謝を口にして来た

もちろん
何ひとつ本当は分からないが
一瞬
何か別の力が働いたと
感じることばかり

そんなことが続くと
日常のすべてに
それを当てはめて
行動するようになり

買い物でも
そこに先行者がいたら
それは今ではない とか

続く赤信号でも
時間調整かと思えば
イラつくこともなくなり

スーパーでここぞと選んだレジで
逆に待たされたとしても
それもまた
次のトラブルからの
わずかな時間回避かと
思うようになった

急がず
騒がす
飛び越えず

今 目の前の流れに乗って
苛立つことなく
従ってみれば
それが
上手いこと進んでくれるようだ

わかるかな
わからなくとも
結構 結構


さて
何事もなく
健康であったならば

土曜日には
この春 真打となる
仲良しの若手の落語会だった

更に
日曜日もまた
同じく真打となる
別の仲良しの若手の落語会だった

そして
本日は
手術前に
近くの低山にでも登り
梅は咲いたか なんて
しばし
出来なくなる外遊びでもと
思っていた

そのすべてをキャンセルしての
安静は
さすがにここまでせんでもとも
思うけれど

わずかな体調不良でも
延期となるそうな手術へと向けて
我慢してみたわけだ

さて
明日はいよいよ入院となる

なんとかなるかな…

プラーナは
いや
プラーナと思われるものは

黒い水玉の姿で
常に
西から東へと流れていて

時折
僕の目の前で佇んで
綺麗な渦を巻き
僕を包み込むように
舞い降りて来る

プラーナ


そんな光景が
見え始めてから
世の中の仕組みは
見えない中に存在していて

そこから
ここの次元を正さねばと
何者かが降りて来る なんて
今 勝手な解釈の途中で
本当のことは分からない

それでも
確実に何かがあって
人間たちには
見えないこととなっている



それが
突然 見え始めたのは
ぱふを失ってからで

あまりの悲しさと
あまりの辛さの中
多くを捨てた心が
偶然そこへと辿り着いたようで

それらが
常に見れるようにもなると
幻ではなく
見間違いでもないと分かり

信じざるを得なくもなって
戸惑いながらも
そこへと引かれて行く



それでも
何かを与えられた感はなく
特別感すらもない

ただただ
これまでも目の前あったそれが
偶然 見え始めただけのような

そしたら
信じねばならないような
ただそれだけのこと


そこへ

また別の動きと

別の姿で

輝きをも放ちながら舞う

オーブというそうな姿もあり


それもまた

日常的に見えて

目の前に浮遊している

ただし
それらは一切 邪魔することなく
ここに同居していて

また
不思議かな
足早に動き回る彼らとの
衝突すらない

そう
壁やドアは
すり抜けるけれど
僕の身体だけは
直前に避け
また
突き抜けることもない

また
彼らどうしも
衝突することなく
早い動きを保っている

ということは
彼らからも
こちらの存在は見えていて

きっと僕もまた
同じ生命体なのだろう

たまたま今
この身体をお借りしているだけの
魂だと思えば辻褄も合うが
それもまた
想像でしかない

いつか
きっとこの世界は解明されて
その時には
僕らもまた
この3次元から
次元上昇し
次の世界を
見れるのだろう


いつか
その道の専門家が
この世は
いくつもの次元が重なっていて
10次元まであるはずだと
熱弁していた

それって何? と
氣にもしていなかったけれど
どうやら
そんなことらしい


もしも

この先 僕が

突如 姿を消しでもしたら

もしかすると

次の次元へと

上昇したのかもしれない…   と


この3連休
横になったまま過ごしていると
やはり
疲れが出たのか
目を閉じれば
すぐに寝てしまい

いくらでも眠れるような
そんな 体調不良

すると
その都度
夢は現れて

まるで長編小説のように
長い物語の中

それでも
すべてを思い出せず
寝起きと共にメモを取るが
それをしながらも
消え去る記憶

ならばと
その断片を拾い集め
そこへと
勝手にフィクションを
混ぜ繋げれば

なんだか
不思議な世界へと誘われ
苦笑いしながら
保存する



いつかこれらを
丁寧に作り直せたならば
きっと
面白い絵本に出来るはずと
思ってみるが分からない



還暦を越し
フリダシに戻り
次の世へと突入して5年

やっと5歳児となり
さてすれば
孫たちと肩を並べての
世の中の新入生

これからまた
冒険かと
楽しみにしてみるが

今度ばかりは
バーチャルでなくてはならず
リアルな体験は
難しくもなる



もちろん
そこへと望めば
リスクはあれど
この身体をえいっ! と
投げ込んでみることも出来る

しかし
そこでの怪我は
きっともう
治ることなく
生涯背負うことにもなり

その先を考えたならば
適当な場所で
微笑んでいた方が良さそうだ

時間との戦いは
更に
せわしくもなり

あとどのくらい? と
問い続けるのだろうが

どこかで
プツリと火が消えるのならば
それもまた良しと
心を構えてみる



もしも
今ひとつ願いが叶うのならば
遥か未来を見てみたい

それも
この一族一種の寿命が尽きる頃の
遥か未来を見てみたい

ご同輩
そんなことだよ




さて
これからの入院生活
病棟では
いったいどんな夢を
みるのだろうか

そしてまたそこには
多くの見えない何者かも
潜んでいるのだろうか

楽しみなような
不安なような
仲良くなれるような  笑


本日の祝日は? と調べれば
天皇誕生日だと知り

せっかくの3連休
すべての予定をキャンセルし

寝込んだままで
残念がってみるが仕方ない

そうか
休日になることばかりで
この8年間
天皇誕生日だったとは
失礼した



天皇が
すでに同世代となり
なんだか
不思議な感覚でもある

あの
浩宮くんがね
なんて
失礼を言ってみるが
何も届かない

僕より1つ年上だから
あの頃
親が
学習院へ入れてくれたならば
もしかすると
友達になれたかも? なんて
思ってみるが
田舎町の借家街育ち
それもまた無理がある

元号が変われば
天皇も変わり
すればもちろん
天皇誕生日の祝日も変わる

記憶ではそれが
4月29日であり
12月23日でもあった

昭和天皇の4月29日は
昭和の日となり
ゴールデンウィークとなり

それ以前の
明治天皇の誕生日
11月3日は
文化の日となったのに

大正天皇の8月31日と
平成天皇の12月23日は
なぜか祝日から外されたまま

はてさて
その訳は分からないが
そのくらいは
祝日としても
良いのではないだろうか

さてそれよりも
何よりも
目の前の問題は

いよいよ明日が入院となるのに
この風邪らしい
体調不良が治らない

熱は下がったけれども
咳が止まらない

もしやこのままでは
カウントダウンして来た
手術も延期になるのかと
微笑んでみるが
消えたわけではなく

返って
延期により
厄介にもなりそうだと

本日もまた
横になったまま
安静にと
寝込んでいる

しかしね
こんなくらいの風邪ならば
ひと晩寝たら治ったはずが

齢かな
齢だな

わずかな傷も
確かに治りが遅くなり
疲れは取れなくもなり

その疲れですら
数日後に現れて
この疲れ
いつの疲れ? なんてことばかり

いつか
諸先輩方が
そんな話をしてたけれど
いよいよそれが
ここに舞い降りて来たようだ

若者たちよ
未来は皆
そんなだから
今から備えよ

天皇


そうそう
調べれば本日
一般参賀が行われるそうで

ならば
今年は無理でも
来年あたり
出掛けてみようかと
思いながら…



昨今
議論されている
次の天皇問題

僕個人的には
男性である必要はなく
それよりも
現天皇から生まれたという方が
大切な氣がしておるわけだけれど

秋篠宮が
好きではないという
僕個人の意見を含めて…

失礼

多くの先輩方を見て来るとね
長生きは
得ではないような気にもなる

もちろん
健康であれば
それに越したことはないが

老いと共に
身体のあちこちに
仕方なくもガタが来て
不自由さと
痛みを伴う

すれば
そこそこで
さほど未来を不安視する前に
ある日
ポックリ
さよならした方がなんて

そう
老いた姿ではなく
まだまだ
そこそこ見れる姿で
惜しまれながらならば

永遠に
その時の姿が残り
持ち時間と引き換えながらも
無理にこの世に残ることも
なんて…



著名人や
スターたちの多くは
まるでその命の時間と
引き換えたかのように
早々と去る方が多く

それを
悪魔との取り引きだったのでは?
なんて
表現するから
そうかも? なんて思ってもしまう


昨今
見え始めた
見えなかった世界

もちろん
本当のことは分からないが
そこには
多くの何者かがいて
常にこちらを見ている

同じ空間に存在しながらも
壁やドアはすり抜けるけれど
決して僕の身体と衝突することなく
ましてすり抜けることもなく
瞬時に避けて通る

それって
どういうことなのかと
考えてみるが分からない

もしかすると
いくつもの空間が重なって存在し
その次元ごとに
別の何者かが住まわっていて

そこを
行き来しながら
この世界を整えているのかもと

ただし
そこには肉体はなく
魂だけの生命体が
次の肉体を待って
順番待ちをしているかのような

そして
この世へと舞い戻り
その役目を終えると
また
輪廻転生の如く… なんて

1000年


いつかの夢では
そこには多くの玉響たちが
順番待ちをしていて

各国の国旗の前に
その列はあり
中でも
ダントツにその列が長かったのが
日の丸で

最後尾の方に
あとどのくらい? と問えば
1000年くらいかと
微笑んでいたっけ

さてそれもこれも
何も本当は分からないけれど
どうやらここは
舞台で
その楽屋は
次に用意されてるらしい

ただし
そこからここへと舞い戻るには
1000年ほど
孤独と戦わねばならねばならないのかも
しれないけれど…