愛人と
別荘とは
持ってからが苦労すると
いつか
誰かが苦笑いしてたけれど…

まあ
愛人はその方々の
器量の問題として

特に
バブルの頃に賑わった別荘地は

閑古鳥が鳴く始末

もちろん
代々 続く
旧軽井沢あたりの豪邸は別で
たっぷりの資本により
キチンとした管理がなされ
子孫たちが守るのだろう

ところが
バブルにより
ちょいとカネを手に入れた
庶民たちがこぞって買った
北軽井沢あたりのそこは

すでに多くが放置され
朽ちてしまい
無料で差し上げますと
書かれていても
もう誰も手を出さない

たまに出掛ける
戸建ての別荘とは
日常の管理がされてこそ
快適に過ごせるけれど

大抵は
出掛ける度に大掃除となり
また
人の住まない家は
朽ちるのも早い

それが
マンションともなれば
多くの世帯が入り
膨大な管理費予算により
管理人が在中し

日々
その手入れをして
綺麗さを保ってくれる


我が一族のそれは
すでに
築35年にもなったけれど
何度もの大掛かりな修繕工事により
今まだ
その姿を保っている

更には
バブル真っ只中に作られたもんで
当時としては
それなりに豪華だったのだろう

また
毎日 掃除が入るから
ロビーも
大浴場も
周囲も
綺麗に手入れされている

ようするに
素泊まりのホテルのように
行けば
ロビーも 
廊下も
大浴場も
空調から何から
整っている


ここは
草津で1番高い場所にある
12階建のマンションで
300を越す世帯があり
その大きな駐車場には
都内ナンバーの高級車が多く並ぶ

すればもちろん
そこそこの立場の方々ばかりか
もしかすると
大企業のお偉いさんたちかと
思ってしまうが
ここはリゾート

皆 微笑んでいるから
身の上をお聞きすることなく
対等でいれる

温泉の引かれた大浴場は
近くのホテルよりも
遥かに大きく
24時間掛け流しとなり
まあ 贅沢な


販売当初は
カタログで完売となり
それに間に合わなかった親父は
キャンセル待ちで

1番小さな
そして1番安価な
ワンルームを手に入れた

それを
15年ほど前
中古価格が下がったと
2LDKへと買い換えたことで
大勢が泊まれる宿となり

バイク仲間たちと出掛けた時は
なんと
廊下にまでザコ寝して
18人 泊まったこともある

1年の半分を雪に包まれ
氷点下の寒さとなるが
スキー場まで歩ける距離と
湯畑までも歩ける位置は
これ以上ないと思っている

昨今
この国の夏はあまりにも暑く
各地の避暑地ですら
そう
軽井沢ですら
軽く30℃を越す始末

ところがここは
今まだクーラー不要な気候で
いずれ老いたら
夏には定住しようかと企んでいるが
その頃には
ここも暑い夏なのかもしれないけれど…

すでにリタイアした多くの方々が
ここに定住されており
リゾートとはこうあるべきかと
改めて思う



昨今の
インバウンドの影響か
お隣りのホテルは
高級志向となり

なんと
通常の宿泊費が
数倍にも上がってしまった

この年末年始のそれをと
調べてみれば
2人1泊 15万円をも越したから
驚いた!

それでも
予約は満室と聞き
仕方なくも
なんだかなあ と嘆いてみる

更には
そのお向かいに
現在 星野リゾートを建設中

こりゃ
益々 ここも混雑し
若者たちが無理して
カップルで訪れるのだろう

もちろん
未来は分からないけれども
もしかすると
ここは
暑さから逃れる最後の砦かもで

子供たちへと
孫たちへと
長く繋いで行って欲しい

そうそう
当初
億越えした最上階の部屋には
著名人たちがいたけれど

それもまた
何度も入れ替わり
今また
新たな著名人たちが
訪れているようだ

時折
大浴場でご一緒するが
わずかな世間話はしても

立場を探ることなく
氣付かぬフリをしたまま
微笑んでみる

そう
それがまた
リゾートでの約束なのだろう

しかしね
今回のサウナで
ちょいと長話となり
次回は一緒に
スキーに行く
約束をしてしまったけれど… 笑


雪に覆われたスキー場の温泉地から
下界へと戻り

お正月に備えて
おせちの準備



先日 ついた餅も
切り頃となり
急いでそれを終えると
年末感にもなって
今年もまた
急ぎ足で過ぎた時間を振り返る



すれば
手に入れたものはさほどなく
失ったものの大きさだけが
辛くも残って

仕方なくも
変わり行く
ご近所さんたちの風景

年が開ければ
僕もまた
少しづつ
片付けを始めねばならず

いつまで? って
どのくらい? って

生活環境を
見直さねばならない

特に
長年の仕事を閉じたが為
その影響は大きくなるはずで

もうお会いすることのない
お客様たち
そして
仕事でのスタッフたち



いつか誰かが言ってたけれど
今の人間関係を
絶つことが出来なければ
次に備えている方々は
現れないと

還暦でバイクを降りて
バッサリ途切れた
バイク仲間たち

65を目前に仕事を閉じて
厄介なしがらみを終え
減った ストレス

さて
そこを埋めるのは
どんなだろうかと
思ってみれば

きっとまた
違う遊びの中なのだろう



昭和100年が過ぎて
またひとつの区切りとなり


この令和8年が
平成何年なんて
数えることがないことを
願いながら…

大好きだった
海老名 香葉子さんが
他界したと聞き
まことに残念でならない

海老名


初代 三平さんの奥様で
林家一門を纏めた方

何度もお会いし
何度もお世話になった

体調を崩していたとは
お聞きしていたけれど…

またこれで
ひとつの時代が終わった氣がする



最後にお会いしたのは
昨年の春
つるちゃんの
真打ち昇進のパーティーだった

僕たちには
まこと腰が低く
いつも微笑んでいて

スピーチでは
誰よりも大爆笑を誘う

なんとも陽氣で
大好きな女将さんだった

そろそろまた
お会い出来る頃かと
思っていたから
寂しさは
倍にも膨らんでいる

ご冥福をお祈りいたします
ありがとうございました



時間は益々

そのスピードを増して

僕の前を通り過ぎる


あの時

しておけば良かった! と

いつも

後悔ばかり


今 出来ることのすべてに

全力で向かわねばならないようだ

しかし
物価高の煽りはどこにもあって
昨日のアウトレットですら
もうお得感はない

スキーウェアは
長年 好みで
デサントのものを羽織って来た

そろそろ
それも最新型にと見れば
その価格に驚いた



いくつかのランクがあり
その中で
これくらいがと思えば
上下で15万円也

では
その下でと見ても
10万円

ならば
1番上のはと
チラ見すれば
25万円也

それが
アウトレット価格だから
この世は
どーなってんだ? と

追い付かない現実で
もがいてみるが
届かない

デサント


外遊びの道具が
高騰して行く時代

もしや
それだけ若者たちから
離れてしまったのだろうか

リアルに
外遊びをしてこそ分かる
多くがあるはずなのに…


私をスキーに連れてって
ビッグウェンズデー



この2つの映画を
リアルタイムで観た僕ら世代は
きっと
幸せだったのだろう

若者たちを外遊びへと誘うような
こんな映画は
もう現れないのだろうか…


だいたい

いつからか

車すら要らない なんて時代

そこが外遊びへの

入口だったはずなのに…




家庭を持ち
この35年
家族最優先でやって来たと思う

仕事よりも
遊びよりも
家族をと
行動して来たはずで

わずかな波風はあったけれど
おかげで
無事にここまで来れた



子供たちは巣立ち
その先の
孫たちまで見れて

彼らに遊んで貰うことが
楽しくて仕方ない

それでも
子供でいてくれる時間は
あまりにも短く

ならば
彼らの記憶に残るようにと
一切 叱ることなく
意見をも述べることなく
微笑んでいたい

そうだ
僕ら
ジイちゃん 
バアちゃんには
孫への責任がないから
可愛い可愛いだけで良い

すれば孫たちも
こっちを向いて微笑んでくれる



そしていつか
ジイちゃんは
バアちゃんは
優しかったね なんて
記憶に残してくれたならば
それで良い

右膝の怪我により
スキー場を目の前にして
出来ないともなれば

さて
どーする? ってこととなり

ここは温泉場
更に
道は雪で埋もれ
ぶらり出歩くには
厄介だと

ならば
アファンの森かと思えば
財団もまた休暇中

すれば
軽井沢に出来た
黒柳徹子記念館かと調べれば
ここも今日から休館となり

さて困った
でも暇だし

仕方なく
軽井沢へと
それも旧軽もきっと閉じたはず

賑わっているのは
やはりアウトレットかと
混雑を覚悟で
そこへと突撃

案の定
そこは大混雑で
マスクをし
ガードしながら ひと回り

こういった場所での
ショッピングは苦手で
特に欲しいものはなく

わずかに安い物に手を出しても
結局
そんなに必要ではなかった物ばかり

そう
男は定価でも
欲しい物を買いに行く

女は
欲しい物を探しに行く

そんなことだよ



でもね
普段はとても手が出せないほど
それは高価なアウトドアウェア
アークテリクスの店舗があって

もしや?
なんとかなるかな? なんて
期待を寄せて入ってみれば

そんな期待を軽く裏切って
30%オフとはいえ
それでも届かない
最高峰の登山ウェア

そうだよ
僕は今日も
モンベルを羽織り

これぞ
日本スタイルだと
誇らしくもある   笑



結局
このアウトレットで買ったのは
カミさんの登山リュック1つ

僕らには
高価なブランド物は不要

まずは軽く
そして実用的で
心地良いもの…

草津に来れば
もう一面の雪景色
短い秋は
足早に過ぎて

氷点下の寒さに
包まれている

ならば
もちろんスキーだと
待ち望んだシーズンだと
来てみたけれど
右膝の痛みは更に増して

こりゃ
残念ながら
ダメかあ と諦め顔

ではと
温泉へと入れば

裸の付き合いとなり

わずかひと言が
長話にもなって
その場 楽しい花が咲く

そうだ
そこでは皆 対等なのだ



団塊の世代の方々の
身体をと見れば
そこそこ整った方が多く

まさに
骨太な姿

もちろん
仕方なくも
お腹はちょいと出てもいるが

足に腰に腕に背中にと
ガッチリしていて
簡単には倒れないよと
言いたげな…

しかし
昨今の若い連中をと見れば
足は長く
背は高く
スタイルは良いが
なんだか
細く弱々しい

がんばれ 日本男児! と
呟きながらも

僕ら世代でも
あまり筋肉を付けると
ズボンが履けなくなるからと
そこそこで止めた記憶

それでも
今思えば
足腰こそ大事で

見掛けの筋肉よりも
しなやかさだと
思いながらも

若者たちよ
今から鍛えておきなよ! と
このオヤジ 呟いてみた


ナウリゾートホテル


しかしね 旦那

すでに温泉地は

年末年始の料金にと変わり


お隣りのホテルでは

なんと

なんと

なんと

大人2名

1泊 

15万円なんて料金に驚いた


それでも

満室で予約が取れないそうだから

なんだか

この国もまた

暮らし難くなったようだ


温泉らくご


さて

今夜は

いつもの仲良しの

若手噺家さんが来る


とても寒いけど

夜の温泉らくごに

出掛けてみようかな


凄く嫌な奴は
きっと
凄く羨ましい奴が多く

なんで
お前は
そこまで
他人を思うことなく
自らの道だけを進めるのか! と
こっそり
文句を良いながらも

周りを氣にすることなく
生きるあいつを
羨ましくも思う

そうだ
その言葉を言えたら楽なのに
その言葉だけは
吐いてはいけないと
理性が働き
止めたのに

あいつはそれを
さらりと口にする

その瞬間
それを? とか
やられた! とか
なんでよ?  なんて
多くに戸惑いながらも

言えた
あいつを羨む自分がいる



更には
行動もまた然り

それは

この状況では
出来ないだろう? 
やってはならないだろう?
ってことも

あいつは
さらりとやってのける

相手の氣持ちを
考えずに…

でも結果
やれたあいつを
羨むこともある

それでも
僕には
出来ないけれど…



さて

仕事を離れ

その厄介な連中を

すべて排除出来た


これから

どう生きようか…


近づく夢あらば
遠ざかる夢ばかり

あの頃
夢見た多くの目標は
その多くが遠ざかり

もう
今からでは届かない



目の前を過ぎる
そのひとつひとつに
手を差し出してはみても

触れることなく
過ぎ去るばかり

それは
そこへのチャレンジを怠っては
言い訳ばかりを
探して来たからで

もう とか
言葉を吐いて
自らが遠ざかるばかり


さて
セミリタイアなどと
宣言などして
自由な時間を手に入れた

目の前の
厄介なものたちを
すべて排除出来て

本当の自分が
戻って来た

さあ
どうする

さて
どうにかせねば…


まずは
他人と
比べないということ

生き方は
様々あれど


きっと上を見て暮らし
彼らを羨むことばかり

そこで焦り
つまらぬ道へと進むよりも
自分は自分と思ったら良い

責任という立場から
離れたことで
戻って来たものがある

ストレスは無くなり
カネへの執着も減った

これからは
人間らしく
生きようと思う



年末には
一族が集まり
ワイワイしながら
餅をつく

今年は
お袋の体調により
ギリギリまで悩んだけれど

体調が落ち着いたのと
やはり
年に1度
大勢が集まる大切さをと
決行した





その一族も
親父 お袋の兄弟たちから
いつの間にか
僕の従兄弟に
そして
子供 孫へと変わっていて

繋ぐことの大切さに
微笑んでみる





これが終われば
年明けとなり
もう今年は終わり と

喜怒哀楽のあった
今年を捨てて

すべてを忘れ
新たにスタートとなれる
そんな氣持ちにされせてくれる

あといくつ寝ると
なんて想いは
さほどないけれど

僕の中では
閉じた仕事と
長年そこへと関わってくれた
多くの方々との別れにより
いつになく
感慨深い年末となった

迷いはなく
さあ
次の時代かと
第二章の始まりに
期待などしながら…


昭和100年の節目が終わり

令和8年


幸あれ…