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立木観音(立木山安養寺)は、滋賀県大津市にある浄土宗のお寺。
本尊は聖観世音菩薩で、弘法大師が42歳の大厄の年に建てたといわれています。
厄除けのご利益で知られ、新西国三十三箇所の20番目であるこのお寺は、長い長い階段でも有名なのですが・・・
それを知らず、サイクリングの途中に立ち寄ってしまい、大変な目に遭いました
このブログ記事では、
- 立木観音の階段レポート
- 参拝手順
- 歴史
- アクセス情報
を紹介します。
急な石段が800段!所要15分以上!
初秋の週末、宇治川ラインへサイクリングに行った私たち夫婦(こちらの記事にレポートあり)
「なんかお寺があるみたいだし、寄っていこっか♪」と非常にライトな感覚で立ち寄ってしまったのが、事の発端でした。
瀬田川にかかる鹿跳橋(ししとびばし)の駐輪場に自転車を停め・・・
看板に従って歩いていきます
鹿跳橋の下へ降り・・・
橋をくぐって・・・
しばし瀬田川沿いを歩き・・・
上にのぼると車道沿いの駐車場へ(車はここに停めます)
横断歩道を渡ったところが、お寺への入口
実を言うとね、
入口の階段のぼって、曲がったらすぐお寺さんがあるもんだと思ってた
階段の入口に警告(?)の看板
「へ~800段かあ」←よくわかってない
「結構あるなあ」
「はっ、そういえば京都駅大階段が171段。ということはあの4~5倍?」
眺望が開けている場所がありました
途中、ありがたいお言葉が刻まれた碑がたくさん立っています
振り返ると、夫が全然ついてこない。
「登れそう?無理やったら引き返そうか?」
とLineしましたが、返事がありません。きっとそれどころじゃないのでしょう。
やっと遠くに夫の姿が見え、引き返そうかと聞くと、「ここまで来たし登る!」と。
「しかし先が見えん!」
この階段は、約150年前、京都の町衆が整備したのだそうです。
途中、小さい子を抱っこしたママが階段を降りていきました。尊敬しかない...
トイレが出現!
そして、やっとお寺らしきものが見えてきた!!
所要時間は、体力のある50代女性(=私)が普通のペースでのぼって15分程度、
持久系が超苦手な50代男性(=夫)が、ゆっくりペースでのぼって20分程度でした。
(公式サイトには所要15~30分と書かれています)
傾斜がかなり急な階段を15分登り続けるって、ものすごいハード。
その前に30km以上自転車を漕いでいるのですが、数時間のサイクリングよりも、この15分の階段の方が、何倍も脚にダメージが来ました。
立木観音へ行かれる際は必ず歩きやすい靴を履いて、体調のよいときに参拝しましょう!
素晴らしい境内!立木観音の参拝方法
登ってくるのは大変でしたが、立木観音の境内は素晴らしかったです!
左側が護摩木・絵馬などの奉納所
中央が観音堂
右側が受付(祈願受付、お守り・御朱印授与など)です。
参拝手順ですが
一般の参拝
■1. まず手水舎で手を清めます。
■2. 本堂の正面と裏から観音様を拝みます。お祀りされているのは、弘法大師が立木に刻まれた聖観世音菩薩です。
その際、御真言「オン アロリキャ ソワカ」を唱えます。これはサンスクリット語で「観音様、ただただあなたを信じます」という意味です。
※奥の院から戻ってきたときに本堂裏を参拝される方もいます。
■3. 本堂の左側から階段をのぼり、厄除けの鐘を、煩悩や厄を払う気持ちをこめて一人一衝きします
■4. さらに階段をのぼると奥の院があり、道了権現大菩薩が祀られています。こちらも正面と裏から拝みます。奥の院まで参拝することで、さらに厄除けのご加護を受けられるのだそうです。
詳しくはこちら
立木観音公式サイト|参拝のご案内
厄除祈願
厄年などに行う厄除け祈願は、観音堂で直接御祈祷していただくのではなく、祈祷料をお支払いした7~10日後に、御札が郵送されてくるというシステム。
「境内受付での申し込み」と「郵送による申し込み」の2種類があります。
詳しくはこちら
立木観音公式サイト|厄除け祈願
立木観音の御朱印
登山、もとい参拝を記念して、直書きの御朱印をいただきました!
- 志納料:300円
- 授与場所:本堂右側の受付
- 授与時間:9:00~16:00
休憩所のお茶(無料)がうれしい!トイレも超キレイ!
境内には御茶所があり、無料でいただくことができます。
階段で疲れた体にしみわたり、美味しかった~
御茶所に翔んで埼玉のポスターが・・・
本堂から弧を描く渡り廊下が美しい
聖徳太子二才像と子まもり太鼓
弘法大師像
それほど広くはない境内ですが、落ち着いた雰囲気で、心安らぐ場所でした
そして、階段を登りきる手前にあるトイレもキレイ!
まだ新しいせいか無垢のスギのよい香りが漂っていました。
立木観音の歴史
寺伝によると、815年に空海(弘法大師)がこの地に立ち寄ったとき、瀬田川の対岸に光り輝く霊木を見つけました。
川が急流で渡れずに困っていたところ、白い鹿が現れ、空海を対岸まで乗せて行き、その後観世音菩薩に姿を変えて去ったのだそうです。
このとき42歳の大厄だった空海は、観音様に導いていただいたと歓喜し、霊木に自分の身長と同じ五尺三寸の観世音菩薩像を彫刻し、それを本尊としてこの寺を建てました。
以来立木観音は、厄除けの霊験あらたかな観音像として信仰されています。
詳しくはこちら
立木観音公式サイト|立木山について
アクセス情報
〒520-0865 滋賀県大津市石山南郷町奥山1231
- JR琵琶湖線 石山駅から京阪バスで25分「立木観音前」下車
- 無料駐車場あり(50台)
※1~2月の土日祝日は駐車場が大変混雑します。
※800段の階段ではなく、南郷から山道を歩いて登るコースもあります(約2km/50分)
詳しくはこちら
立木観音公式サイト|交通案内
◆
初めて参拝した立木観音。
何も知らずに訪れたので、長くて急な階段にビックリしましたが、のぼってみると大変素晴らしいお寺でした
毎月17日に縁日をやっているそうなので、今度は17日に合わせて行ってみたいです
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(参拝日:2023年9月23日)