毎日暑いですね

でも昨日はちょっと秋みたいな日だった。
私は夏休みながらいろいろと忙しくしていた。
先週はパリオペラ座のエトワールの先生とお仕事。
マエストロMika復活って感じで頑張った。
(だって、先生がマエストロと呼んで下さるのだもの、俄然気合い入る

)
私はあんなに上品な男性に会った事がありませんと言うくらい気品溢れる先生で、
もう何回もお仕事をしているのだけれど、今回のお仕事も本当に楽しかった

来週はシュトットガルトバレエ学校の先生とのお仕事が控えている。
この先生とも一度お仕事したのだが、先生自身はポーランド人、でも長くドイツに住んでいらっしゃる。
オペラ座のスタイルとはまた違い、曲もクラッシック以外はNG!!
気合いを入れて行かなくっちゃ、
と言う中休みの今週、主人と友人のカナダ人の女性の運転で、
岡山県倉敷市と愛媛県松山市を旅して来た。
倉敷は私は2回目。
確か多感な大学生の頃(まだ1年生の時)、友達と訪れた。
プランを組むのにまだ主人と行った事ないところで、主人の好きそうなところ、
と考え、愛媛の途中に立ち寄る事にしたのだ。
10日月曜日の午後に出発し、夕方に到着した後、美観地区を散歩。
江戸時代、商人の街だった頃の町並みはそのままに美しい柳や川と相まって
まるでタイムスリップしたみたいに不思議な空間を味わえる。
夜のライトアップはそれまた素敵で、私達は夕食を楽しみ、
疲れていたので早くホテルに戻り、ゆっくり休んだ。

夕食を食べたレストラン。
主人はステーキ、私はシーフードパスタを食べたが、値段の割に美味しかった。
コースになっていて、前菜が凄くきれいで美味しかった。
シェフの主人も満足。
ところで、倉敷のタクシーって、初乗り¥350?
乗らなかったけどドアに表示されている値段を見てびっくり。
12日火曜日は朝から大原美術館へ。
私の好きな世界の美術館は、ルーブル、オルセー、モネ、ロダン、モロー、ダリ(以上パリ)、美術史美術館、オーストリア美術館(ヴェルヴェデーレ宮殿内)(以上ウィーン)、MIHO MUSEUM(滋賀県)、そして大原美術館と何と10本の指内に入っているのだ。
ここにはロダンもあるし、モネもロートレックもムンクもシャガールもある。
近くて遠いせいかなかなか来れなくて(何と私はルーブルやオルセーには7回も行っている)
やっと2回目になってしまったけれど、とても嬉しかった。
美術館好きの主人もとてもびっくりしていた。
前回は気がつかなかったが(20年以上前の話なので)、フンデルトバッサーの作品もあってびっくり。
凄いコレクションだと思う。
ムソルグスキーの展覧会の絵のごとく、私には絵からいっぱい音が聞こえて来た。
絵だけでなく、香りや空気まで感じられそうな作品がいっぱいあった。
この美術館で私が最も好きな作品はこれだ。

堪能致しました。
勿論、美術館横のカフェ エルグレコに入り、コーヒーを飲んだ。
それから一路、松山へ。
瀬戸中央自動車道の入り口がいまいち分かりにくかったが、何とか辿り着き、
朝は小雨もぱらついていたものの、瀬戸大橋を渡る時には快晴に。
主人もお友達のカナダ人もこの橋と本州を離れると言う事に何故かテンションがハイに。
私もこの橋は2回目だが、以前は船で四国に渡り、帰りは瀬戸大橋を電車で渡った記憶がある。
松山に着くと夕方だったが何故か中心部の道が通行止めに。
何でかと思うと何と今日、明日と松山まつりなのだそう。
私達のホテルはJR松山駅近くだったので、ホテルにチェックインしてから、
高島屋屋上の大きな観覧車が目印の松山市駅へ。
夕食を食べに行こうと繁華街方向に歩くと、さっき通行止めになっていた通りが騒がしい。
何と野球サンバで、超盛り上がっており、
京都にも負けずおとらぬこの蒸し暑さの中、若いお姉さんから、私の年代の人も、
歩行者道路になった通路を踊りながら進んでゆく。
私達は丁度オオトリのリオのカーニバルの衣装を着た集団の踊りを見てしまった。
でも、野球サンバって一体何ぞ?
しかも明日は野球拳おどりがあるらしい。
野球拳は知ってるけどこの盛り上がりは何か?
後でタクシーの運転手さんに聞いて、そしてさらにネットで調べて知ったのだが、
野球拳が産まれたのが松山で、(それは全く知らなかった)
アウト、セーフ、よよいのよいではグーを出さなければならない事も知り、
またひとつ新しいトリビアが私の中に存在する事になる(笑)
そんな喧噪を逃れて素敵なダイニングを見つけたので入ってみた。
私達は¥3000のコースディナーを選び、更に主人とお友達はワインバイキングに挑戦。
主人は本当にワインやビールが大好きで、ちゃんと味わって飲むけれどもかなりペースが早い。
そして私は主人が酔いつぶれるのを見た事がない。
飲まない私だったが、料理はしっかり頂いた。
めちゃめちゃ美味しかった。
主人も凄くご満悦で、後から料理長の若い男性とも話し、キッチンをのぞかせてもらい、
一生懸命日本語でキッチンのスタッフと話していた。
このレストランはスタッフも凄く感じがよく、サービスも雰囲気も凄く良かった。
しかし、ワインバイキング2000円はうちの店では考えられない。
主人も2時間で9グラスは飲んでいただろうから、ちょい悪お客様だったと思う(笑)
問題は飲み過ぎてしまったお友達が潰れてしまった

最後は主人が抱えて店の外に出し、タクシーに乗せて何とかホテルに到着。
私は即ホテルに延泊が可能か確認。
大丈夫との事で一安心し、ぐっすり就寝。
水曜日、お友達は二日酔いでグッタリしていたので、私と主人は二人で外出。
外は京都と同じくらい凄く暑い。
JR松山駅で何と私達は店に何度か来て下さってたお友達カップルにばったり遭遇。
彼らも電車で松山に来て何日か滞在し、今から京都に戻るというとこだったそう。
こういう偶然の出会いってなんかいいなー。
私達は小さくかわいい市電に乗って市街地でランチを食べ、それから道後温泉に行った。
何と日本書紀にも登場する我が国最古の温泉。
千と千尋の神隠しの油屋のモデルにもなったと言われている。
構えが立派で美しく、でも今回は入湯しなかった。
それでも、また必ずここに来て次は入ろうと思ったし、
道後温泉の周辺を散策するのも楽しかった。
私にとって愛媛県松山のイメージは、この道後温泉、みかん、夏目漱石『坊ちゃん』、正岡子規、愛媛城
これだけしかなかった。
なのに今夜も、二日酔いが何とか治ったお友達を連れ出し、夕食に市街地に行くと今日は野球拳おどり。
思い切り観てしまい、主人はすっかり野球拳のメロディーを覚えてしまった。
かくして、松山のイメージソングは野球拳で決まりだ。
そして次の日の朝、松山城へ。
ロープウェイに乗り、そこから歩いて松山城へ。
城が好きな主人は私より知識がある。
武具や刀の展示が興味深いらしく、じっと英語の表記を読んでいたが、
昔の日本人は更に小さかったのかーと武装着を見て、
そんなところに着目するあたりが西洋人である。
それから一路、長い長いドライブを経て京都へ。
凄くリフレッシュした。
旅は現実逃避、と私は思っているがそれはしばしば必要な事である。
今日はこれから、ボサノヴァ、サンバライブ、
そして明日は大文字送り火ディナーを控えて店で頑張らねば。
今日のライブ、まさか野球サンバはないと思うけど、
それにしても野球拳について知る事になる有意義な旅だった。