東京の高級アンティーク家具店パンカーダのブログ -8ページ目

夏時間の終わり

今年は10月30日に英国のサマータイムが終了いたします。

英国を含むヨーロッパでは、3月の最終日曜日から10月の最終日曜日までがサマータイムの期間になっています。

英国ではグリニッジ平均時で3月最終日曜日の1時になった瞬間、英国夏時間が始まり、時計はくるりと進んで同日の2時になり、10月の最終日曜日(今年は30日)の1時になった瞬間、時計はくるりと戻って0時となる・・・ということ。



The Village Clockmaker
by Abbott Fuller Graves(1859-1936)
Public Domain


この夏時間になった後の月曜日、間違えて1時間早く出勤してしまう・・・というのは、かつて英国に赴任した日本人のあるあるでした。現在はスマホの時間はちゃんと合わせてくるので、間違える人は少なくなったと思われます。便利なような、ちょっと寂しいような気がします。



早く暮れる秋の日。


Sunset in the Scottish Highlands
by Alfred de Breanski(1852-1928)
Public Domain


10月27日のロンドンの日没は17時43分。10月29日は17時40分。これが10月30日になると、いきなり16時38分となります。

日本の諺で「秋の日は釣瓶落とし」とありますが、英国ではさらにものすごい勢いで日が暮れて、気分はもうすっかり冬モード。



A Moonlit Lane 1874
by Atkinson Grimshaw 1836-1893
ライセンス:Creative Commons Attribution-Share Alike 4.0 International
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Atkinson_Grimshaw_1836-1893_-_British_Victorian-era_painter_-_Tutt%27Art@_(65).jpg



今年は特に英国は燃料高で、きつい冬となるのではないでしょうか。
少しでも世界が良い方向にいく事を祈りつつ、冬支度を進めていくことにいたします。

皆様も体調などお気をつけてお過ごしください。



by N

骨董散策と銀座散歩**大江戸骨董市に出店いたします**

10月23日(日)、パンカーダは大江戸骨董市に出店いたします。


大江戸骨董市とは、毎月2回程度、有楽町の東京国際フォーラムで開催される、日本最大規模のアウトドア骨董市のこと。

 



JR有楽町駅 国際フォーラム口からは、信号を渡ればすぐという好立地。もちろん銀座もすぐ近くで、華やかな街並みを散策出来ます。

 

 

並んでいる品物は和洋食器、着物や帯、生活雑貨にアクセサリーなどなど・・・。出店者数は回により異なりますが約200店前後かと思います。

 

 

基本的に雑貨がほとんどで、家具屋は少ないのですが、パンカーダは宣伝の意味も込めて、たまに出店させていただいております。

 




もちろん家具を中心に、雑貨もお持ちします。「骨董市価格」のお品物も登場致しますので、もしお時間あれば覗いてみてください。



パンカーダの場所は「A5-2」です。会場は広く、出店者は多いので迷いがちです。一応会場図を乗せておきますのでご参考になさってください。もしわからなくなったら、事務局で「パンカーダ」の場所を聞いて下さい。事務局の場所は、出店者なら把握していますので、聞いてみてください。





なお、恐れ入りますが23日(日)は自由が丘の店舗はクローズとなります。

 

大江戸骨董市には修復士Sが参りますので、アンティーク家具のことで何かお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。



秋の一日、骨董散策と銀座散歩を楽しんでみてはいかがでしょうか




大江戸骨董市

 

入場無料
東京国際フォーラム 地上広場
9-16時(雨天中止)


*16時には撤収ですので、15時には片付け始めます

*お早目のご来場がおすすめです。
*天候その他で中止になる可能性がございます。

*必ず前日夜にオフィシャルサイトをご確認下さい。

*入場に際しては不織布マスク着用が求められています。



オフィシャルサイト
https://www.antique-market.jp/

by N
(大江戸骨董市には修復士Sが参ります)
 

自由が丘の裏路地で寛ぐ

自由が丘駅のロータリーから少し目黒通り方面に歩いた場所。

なかなか説明しづらい、通好みな場所に、落ち着けるカフェを見つけました。



kissa nanaha(キッサ ナナハ)。


2020年にオープンしているのですが、自由が丘にしばしば行く私でも正直全く気づかなかった、という渋い場所にあります。




シンプルナチュラルなインテリアと、ゆったりとしたレイアウト。今どきのカフェにありがちなイメージなのですが、何故かとても落ち着きます・・・。角地にあるのにガラス面が少なめなこと、そして効果的なライティングのせいなのかな、と思います。



ランチタイムにお邪魔したので、シンプルにハヤシライスとアイスコーヒーを頂きました。小さなサラダがついているのが嬉しい。アイスコーヒーはかなり美味しく、寒くなったら温かいコーヒーを頂きたいと思います。



食事メニューはそれほど種類はありませんが、コーヒーを中心としたドリンクが充実しているので、自由が丘散策の一休みにおすすめ。


パンカーダにいらした際に、脚をのばしてみてはいかがでしょうか。



オフィシャルサイト
https://kissananaha.amebaownd.com/

by N

 

英国の猫と愛猫家

肌寒くなってくると、柔らかで温かな生き物に触れたくなります・・・。
今日はそんな個人的欲求もあわせて、猫のお話しでございます。




英国の猫、ときいてまず一番に私が思い出すのは、ダウニング街10番地の猫。

ご存知の通りそのアドレスは首相官邸となっていますが、そこにお勤めしているのが「首相官邸ネズミ捕獲長/Chief Mousert to the Cabinet Office」。


1924年から正式に公務員として雇用されており、「首相の飼い猫」ではなく「首相官邸にお勤めする猫」であるのが素晴らしいところです。

ちなみに現職は「ラリー/Larry」氏となっており、先日ジョンソン氏が官邸からいなくなったあとも、もちろん引き続き官邸をネズミから護っています。



Larry, Chief Mouser to the Cabinet Office
*Image from Wikipedia/Open Government Licence
http://nationalarchives.gov.uk/doc/open-government-licence/version/1/





ヴィクトリア時代の猫画家と言えばルイス・ウェイン/Louis Wain(1860-1939年)。

教師として働いていましたが、生活が苦しく、フリーの挿絵画家に転向。妻が飼っていたピーターという猫をモデルにした絵をきっかけに、猫のイラストが増えていきます。



Louis Wain at his drawing table 1890(Public Domain)


1880年代後半からは彼が描く擬人化された猫がとても人気となり、児童書をはじめ新聞、専門誌、雑誌と様々な場所で作品が掲載されました。



Cats playing poker.(Public Domain)

後年、精神の病に侵され病院で過ごすも、彼はずっと猫の絵を描き続けたといいます。








最後はぐっと遡って、愛猫家として有名な16世紀に生まれたヘンリー・リズリー、第3代サウサンプトン伯。

1573年10月6日第二代サウサンプトン伯の長男として生まれ、父の爵位を継承。
ウィリアム・シェイクスピアのパトロンだったことで有名ですが、1601年に当時の君主エリザベス1世に対しクーデターを決行します。その日のうちに鎮圧され、ロンドン塔に投獄となってしまいます。(後のジェームズ1世の治世になった際に釈放)


彼は大層な愛猫家で、この投獄の際に愛する猫トリクシーも一緒に牢獄で過ごせるよう嘆願し、許されたと言います。トリクシーにとってそれが良いことだったのかどうなのかが少し心配ですが・・・。


Henry Wriothesley and Trixie 1603
The painting hangs in Broughton House, Northamptonshire.
Pubric Domain



ちなみに10月27日は英国の動物愛護団体「Cats Protection」が定めた「世界黒猫の日/National Black Cat Day」。


https://www.cats.org.uk/support-us/events/black-cats

ソーシャルメディアでは、#BlackCatDay で盛り上がるとか。






貴方のおそばに黒猫がいたら、参加させてみるのも愉しいかもしれません。



by N










 

掛けて愉しむ小さな棚

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アンティークで創る壁面装飾
Wall Decoration by Antiques
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壁面の演出にはフレーム(アートフレーム)、照明器具など様々なアイテムがあります。

 

Our Drawing Room at York by Mary Ellen Best(1809-1891)

Public Domain Image from wiki Gallary


今回ご紹介するのは小さめのシェルフ(棚)。

壁に掛けて使うシェルフは、家具と小物の中間のような存在で、床面積を取らない割に存在感がある、ちょっと特別なアイテムと言えます。


扉や引き出しがついているシェルフもありますが、英国を中心としたヨーロッパにおいて壁掛けシェルフは多くがオープンタイプ。キッチンなどではほぼ棚板のみのものもありますが、清潔さや地震の多さなどから、日本では正直、実用的収納としては難しい・・・と感じられる方が多いのではないでしょうか。

 

 

A Girl in a Kitchen by Nicolas Lancret (1690-1743)

Public Domain


おすすめとしては、あくまで装飾として考えること。


浅めのオープンシェルフには、クリスマスやハロウィンなど季節のカードや、旅先のポストカードなどをディスプレイ。


お誕生日が近ければさりげなくバースデーカードを飾ってみたり。

一緒に置くのはドライフラワーや木の実など、落としても気にならない小物を。




白い壁に1点さらりと配したり。



フレームと合わせて、ヴィクトリアンのお屋敷のようにデコラティブにするのもおすすめ。





パンカーダには手軽にご利用いただけるウォールシェルフが何点かございます。



スモール ウォール ハンギングシェルフ

 



ピアスドカーヴド スモールコーナーシェルフ

 

 




エドワーディアン ウォールシェルフ


 

 

 





存在自体が美しいアンティークのウォールシェルフを使って、より貴方らしく、癒されるお部屋造りをお愉しみください。


by N



 

壁に明かりの花を咲かせよう

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アンティークで創る壁面装飾
Wall Decoration by Antiques
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インテリアのワンポイントとして、「壁付照明/ウォールブラケット」はとても効果的なアイテム。


アーツ&クラフツスタイル ウォールブラケット with オパールセントグラスシェード

 

 

 

 


アンティークの照明であればそのもの自体が美しく、そして光って目を惹きますので、その場の雰囲気を一変させる力を持っています。

 


ハーフバードケージ プリズムグラス ウォールブラケット

 

 

 

 

 


ただ現実的には電源が必要なため、インテリアが出来上がってから追加で「ここにつけたい」となっても、なかなか難しいのが正直なところ。


そんな時におすすめなのが、ファブリックを使った方法。


ファブリックはそれほど重いものでなければ、画鋲などで壁の上の方や、廻り縁などにとめるこが出来るかと思います。(壁や廻り縁の状況によります)

 

 

今回はこぶりながらも華やかな存在感をもつ、フランスアンティークのウォールブラケットを使ってみました。




1:ウォールブラケットを引っ掛けるために、市販の壁掛けフックを取り付ける。(照明器具に専用の金具がついている場合もございます)

 

2:ウォールブラケットを引っ掛けて、配線コードはファブリックの裏に隠す。

 

 


それだけで、雰囲気溢れるコーナーを造り出すことができます。


アイボリーのボイル地(透ける織物/カーテンのレース地)を使えばシンプルでエレガントなイメージに。



赤のベルベットを使えばゴージャスな別世界に。



玄関やお部屋の隅など、少し暗めの場所にセッティングするのがお勧め。


壁を活かして、場所を取らずに素敵な空間をお楽しみください。


パンカーダのアンティーク・ブラケットライトは全て中間スィッチ付コードとコンセントがついておりますので、ご希望であればこのままお求めいただけます。

 

 

ウォールブラケットをはじめ、魅力的なアンティークランプのコレクションはこちらからご覧ください。

 

 

*電球とファブリックは密着しないようにご注意ください。

*電球はLEDタイプをお勧め致します。
*本格的な壁取り付けの場合はコードをカットし、専門の電気配線業者にお任せください。


by N
 

自由が丘で美味しいパンとスィーツを

9月の始め、いかにも自由が丘らしいパティスリー・ブーランジェリーがオープンしました。


熊野神社参道入り口がある通り沿い、そこから少し奥まった場所にできた「Mont-Nom(モンノン)」。


お邪魔した際に、ちょうどオーナーパティシエが取材撮影中だったので、ご挨拶と共に掲載許可をいただきました。



オーナーパティシエ山名氏。シックなパティシエシャツとエプロンが素敵です。
フランス語で「Mont=山」「Nom=名」が店名となっております。



午後2時すぎの訪問だったせいか、人気の品物はだいぶ売り切れてしまっておりました。






 

 

今回はケーキを2点頂きました。


イヴ


上はふわふわのカスタードムース。下は焼き林檎がたっぷりと入ったプリンタルト。表面のほろ苦いキャラメリゼがたまりません。


マルジョレーヌ


とにかくふわふわでチョコレートが濃い・・・。下にはマカロンのような少し硬い層があり、それが程よいアクセントになっています。


十分に堪能させていただきました!
スィーツにうるさい自由が丘民が、リピートしたくなる美味しさなのではないかと思います。




次回は是非パンや焼き菓子を頂きたいと計画しております。

パンカーダにお越しの際は、脚を延ばしてみてはいかがでしょうか。


Mont-Nom(モンノン)
〒152-0035 東京都目黒区自由が丘1丁目24-16
https://mont-nom.com/

 

 

by N

収穫の月・ハーヴェストムーン


9月(夜長月/長月)の夜空に見られる満月、秋分に一番近い満月を「Harvest Moon/ハーヴェストムーン」と呼びます。


今年は9月10日。

この時期は穀物の収穫シーズンであり、農家は夜でも明るい月の光で作物を収穫できるため、「ハーヴェストムーン=収穫月」となったといわれています。



The Harvest Moon 1833(Public Domain)
by Samuel Palmer(1805-1881 England)


この呼び方の始まりは諸説ありますが、英国の詩人 Isaac Watts/アイザック・ワッツが1706年に発表した抒情詩「The Celebrated Victory of the Poles」に同語が使用されており、これが比較的初期の使用例とされています。


Where flows the fruitful Danube; seventy springs
Smiled on his seed, seventy harvest-moons
Fill'd his wide granaries with autumnal joy.



ようやく暑さも一息ついてきた頃。
お天気が許せば、秋のお月見を愉しんでみてはいかがでしょうか。


by N
 

印象的な壁面を描いた名作絵画

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アンティークで創る壁面装飾
Wall Decoration by Antiques
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インテリアの歴史を知るうえで、写真はもちろんdねすが、絵画も色々なことを学ばせてくれます。

 

 

今日はそのうちの何点かをご紹介いたします。

 

まずはアメリカ人でありパリで活躍した Walter Gay/ウォルター・ゲイによる一枚。

 

The Front Parlor 1909

 by Walter Gay (Public Domain)
 


多くの賞を受賞し、余裕がある暮らしぶりだった彼は、パリの左岸の自宅に加え、フォンテーヌブローの森近くにシャトーを持っていたということですので、どちらかのパーラ―かと思われます薔薇色の壁紙に揃いの金彩フレーム、ところどころに掛けたプレートが程よいアクセントとなっています。


ちなみに彼のパリのスタジオはこんな状態でした。


写真:パリのスタジオでのウォルター・ゲイ c.1884-1894年 

by Edmond Bénard (Public Domain)

壁面は絵やプレートに加え、沢山のメダル、その下にはファブリックや革のようなものが貼られており、ひとつの芸術作品のようです。

 

 

 

さらに装飾的な1枚がこちら。

 

"The Proposal"c.1880-1889
by Knut Ekwall/クヌート・エクヴァル(1843-1912)Public Domain


スウェーデン王立美術アカデミー卒業後ドイツへ渡り、画家兼イラストレーターとして活躍したクヌート・エクヴァル。


彼が1880年代に描いたとされる1枚は、若い女性がドアの向こうで繰り広げられている会話をそっと聞いている場面を描いています。


印象的なのはそのインテリア。壁面を埋め尽くす絵やお皿、ミラーに植物、孔雀の羽。インテリアの賑やかさと女性の嬉しそうな表情とあいまって、とても華やかな1枚となっています。

 

 

 

 

実在のインテリアと絵画の中のインテリアはどのような関係だったのでしょうか。


画家が描く時、実物に自身の美的センスを加えて仕上げることは想像に難くありません。出来上がった絵を見て、閲覧者はそれを上手く真似てみる。そこからさらに画家は自分のセンスを加えて描く・・・。

そんな相乗効果が生まれているのではないかと想像します。そこが写真とは異なる、絵画ならではの面白さなのではないかと思います。

貴方も是非ご自身のセンスを加えて、インテリアをお愉しみください。

 

by N

 

アンティークのフレームで壁面を演出する

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アンティークで創る壁面装飾
Wall Decoration by Antiques
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今日はフレームを使った壁面装飾のご紹介です。

 

雰囲気溢れるアンティークのフレーム。

 

中にお気に入りの絵画やプリントをいれて額装することも素敵ですが、なかなかサイズが丁度良い作品に出逢わないこともございます。

 

そんな時はフレームだけでも壁に掛けて愉しんでみてはいかがでしょうか。

 

 

 

フランスの古いフレームを壁に掛けて、パープル系のドライフラワーを差してみました。

 

 

立体感が思いがけない効果を生んでいます。

 

 

 

同じフレームに、今度は植物を絡めて。中に覗いた壁に直接マスキングテープでポストカードを貼っています。

 

 

季節ごとにカードを変えても楽しそう。

 

 

 

店頭には他にもフレームが並んでおりますので、ご来店の際はぜひご覧ください。

 

 

by N