東京の高級アンティーク家具店パンカーダのブログ -47ページ目

東京都Y様 ステンドグラス納品

都内の高級住宅街の一角、閑静な高台。

緑豊かなお庭と、23区内とは思えないような見晴らし。


お天気の良い日には富士山も見えるというそこは、

本当に特別に用意されたような場所。


Y様ご夫妻は、そこにあった築年数の経った一戸建てを美しくリフォームされました。


鳥が集う緑豊かなお庭は、ご近所様にとっても大切な緑だったため、
なるべく残すよう、建て替えではなくリフォームを選ばれたとか。


昔ながらに小部屋に仕切られていた空間はひとつの大空間とし、
ゆったりとしたリビングダイニングを作られました。


そして、ポイントがステンドグラス。


20代の頃からアンティーク好きで、小物はずっと集めてきたというご主人様。
ステンドグラスもお好きで、この機会にお好みのものを揃えられ、

それは上手く建物にはめ込まれました。


エントランスにはエナメル絵付けがポイントの大型のステンドグラス。




イメージをあわせて、豹の置物をレイアウト。


キッチンの壁には鮮やかな赤がポイントの幾何学模様。



ベッドルームには落ち着いた色合いのシックなステンドグラス。




置き型にして、テーブルランプのように

お愉しみいただいているお部屋もございます。





そして、リビングにはペアでお求めになった珍しい

カット+絵付けの小ぶりのステンドを左右対称に。


外の緑が美しく映えるピクチャーウィンドウのこの上ないアクセントとなっています。




差し込む光が赤と青に染まり、床に壁に、光りの絵が描き出され、
お天気と時間によって刻々と変化する様は、空間そのものがまるで日時計のよう。


Y様のこだわりで創り上げられた瀟洒な空間は、
さながらステンドグラスのミュージアムです。


ご夫妻のもとへは、大勢のお孫様たちが遊びにいらっしゃるといいます。


この特別なお屋敷で過ごした時間は、きっと、お孫様たちの柔らかな心に
思い出深いシーンとして残り続けることでしょう。


Y様、この度は誠に有難うございました。


またぜひ、素敵なお屋敷のお話や深いご趣味のお話など、お伺いさせて下さい。

ご来店をこころよりお待ちしております。



by N

11月のアペリティフはクランベリーで。

もう11月も半ば。


これから年末に向けて、小さな集まりなど増える季節です。


そんなとき、おもてなしのノンアルコール・アペリティフに
ぴったりなクランベリーのドリンクをBBCのサイトで見つけたので、ご紹介します♪



「クランベリーと洋ナシのスパークル/Cranberry and pear sparkle」


①洋梨の濃縮ジュースと炭酸水を混ぜる
②クランベリージュースを混ぜ、よく冷やす
③サーヴの直前にカットした洋梨を加え、ミントを飾る




【量の目安】


洋梨の濃縮ジュース6tbsp(ティースプーン6杯)
炭酸水1リットル
クランベリージュース1リットル
中くらいのサイズの梨1個を約1cm角にカットしたもの
フレッシュミントの葉を適量


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・・・ということですが、私は炭酸を楽しみたいし、
色のグラデーションもほしかったので・・・



①まず洋ナシをカット。






②グラスにいれて、洋ナシジュースを注ぎます。ミントをいれておきます。



③そっと、クランベリージュースを追加。きれいな層になります。




④飲む直前に、炭酸水を注いて、さあ、どうぞ。



まさにクランベリーカラーの色がとびきり美しい、華やかなドリンク。



シックな場所では華やかに引き立ち、


クランベリーシェード との相性も抜群。




長い夜の始まりに、どうぞごゆっくり味わって下さい。



by N


参考:BBCサイトはこちらです。
http://www.bbc.co.uk/food/recipes/cranberryandpearspar_8854

福岡県 H様 ミュージックキャビネット他納品


ご立派な御子息がいらっしゃるとはとても思えない、若々しいH様。

御子息たちが独立されるのをきっかけに、

ご夫妻だけの空間を手に入れることになりました。




ヨーロッパの歴史に詳しく、

読書や音楽など幅広いご趣味をお持ちのH様は、

新しいお二人の空間に、ご自身のセンスを思う存分とりいれて、

H様ならではの空間を創り上げました。




アンティークが大好きだけれども、

ひとつのスタイルに固執することなく、

様々なものを組み合わせるのがH様流。






当店からお求めいただいたミュージックキャビネットに、

特注で脚をペイントしたドローリーフテーブルや

シンプルなウッドチェア、そしてアイアンチェアを合わせて。




一面壁のイエローは、まるで南欧のような温かみを演出し、

その前のシェルフにはコレクションが愉しげに並べられています。

ちょっとしたカフェのような寛ぎに満ちたその場所は、

時代や国を超えた、どこかにありそうでどこにもない、

H様ならではの空間となっています。





もちろん照明も見逃せません。




ダイニングテーブル上部に吊られたアンティークシェードのお隣には、

個性豊かなデザインペンダントがさがり、

絶妙なコラボレーションをみせています。




高さを少し変えて、空間に程よいアクセントを加えています。



ニッチ部分にはアート・フォトとアンティークの

テーブルランプをレイアウト。

下からの光は、寛ぎに最適といわれます。






H様のセンスをつめこんだ、こだわりの小宇宙に、

パンカーダの家具や小物をお選びいただき、

本当に有難うございました。



ご主人さまとおふたりで、ここでまた新しい日々を

健やかにお過ごしになられるよう、心から願っております。


そしてまたぜひ、お会いできる機会を心より愉しみにしております。



有難うございました。




by N





華やかなフランス菓子・ルージュ・ブランシュ

パンカーダ田園調布より少し北、あの「桜坂」にほど近い、中原街道沿い。

赤いサインが目印の可愛らしいケーキ屋さんがあります。




Rouge Blanche/ルージュ・ブランシュ。


フランスで修業したというシェフが創り出す華やかな生ケーキや
チョコレート、焼き菓子などが溢れた店内には
小さなフランス雑貨なども販売されており、見ているだけで楽しくなってしまいます。




私が行ったときにも、お客様が途切れることなくケーキを買っていきました。
壮年の紳士が多かったのは、やはり場所柄でしょうか・・・?




お土産にぴったりの「田園調布ロール」も魅力的でしたが・・・




今回はコストパフォーマンス抜群のタルトモンブラン(220円)と、

パイシュークリーム(260円)を試食です♪




パイシュークリームはさっくりしたパイ生地の中に
上は甘さ控えめホィップクリーム、下にはこってりカスタードがはいった

ボリューム満点の逸品。




これで朝ごはんになりそう。


タルトモンブランはこぶりながらも、栗とマロンクリーム、
タルト生地などが相性抜群。


とても美味しくいただきました・・・。




場所はあの「桜坂」の近く。

おそばににお越しの際には、ぜひお試しください。





Rouge Blanche/ルージュ・ブランシュ
東京都大田区田園調布1-7-4
http://rougeblanche.com/

*記事内の価格は税別です。


by N

アンティークで旅するヨーロッパ:英国紳士のストリート・ポールモール

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アンティークで旅するヨーロッパ
~英国紳士ストリート・ポールモール~
8 Pall Mall East, London
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ヴィクトリア時代、ロンドン。


ひとかどの英国紳士ともなれば、自宅の他に寛ぐ場所として「クラブ」が必要でした。




ロンドンのなかでそのクラブが集中していたのが、ピカデリー近くの
セント・ジェームズ通り、そしてポールモールです。





ロンドンの中心として、1807年には街灯(ガス灯)が

整備されたほどの最先端ストリートでした。




ちょっと有名なクラブを挙げてみましょう。


ポールモール94番地、1832年創立の歴史あるカールトンクラブ。
36-39番地、軍のオフィサーが集うアーミー&ネイビークラブ。
104-105番地、リベラル派のリフォーム・クラブは1836年創業。





ちなみに、ジュール・ヴェルヌの「80日間世界一周」の主人公、
フィリアス・フォッグ氏はリフォーム・クラブのメンバーでした。


無謀とも思える賭けにでてしまったのは、
やはりリベラルな気質のせいだったのでしょうか・・・。


もちろん他にも数多くのクラブがあったため、紳士のための店がそこここに見られました。例えば27番地には1896年から現在も営業している床屋、ポールモールバーバーが。





そんなポールモールから少しトラファルガースクエア方面に
伸びた道がポールモール・イースト。


そこの8番地にあったのが、キャビネットメーカーのHampton&Sonでした。






1845年、ジョン・ナッシュによって現在の形となったトラファルガー・スクエアまで
散歩がわりに歩く紳士もいたことでしょう。


まさにその途中にあった最高級のキャビネットメーカーは
紳士の脚を止まらせ、思わず扉を開けてしまうような素晴らしい
ディスプレイをしていたのではないでしょうか。





パンカーダにはHampton&Sonのショーケースを飾るにふさわしい
逸品がございます。







当時の紳士たちも感嘆させたに違いない、最高級マホガニー材の感触。
最先端の意匠だったシノワズリの妙なる調べを奏でる、迫力の存在感。


現代の紳士へ、100年前の英国紳士からの贈り物が
ポールモール・イーストから届いています。


by N

ヴェルサイユの宮廷庭師

公開中の映画「ヴェルサイユの宮廷庭師」、
ご覧になった方はいらっしゃいますでしょうか。


フランス映画かな、と思いきや、ケイト・ウィンスレット主演のイギリス映画。




一介の女性の庭師が、ルイ14世のおかかえ庭師アンドレ・ル・ノートルに才能を見いだされ、ヴェルサイユ宮殿の庭園設営に関わる、というお話。




内容については説明しているサイトがいろいろあるので、ここでは避けますが、アンティーク家具屋として見逃せないのが、室内のしつらえと使われている家具。


ルイ14世おかかえの宮廷庭師アンドレ・ルノートルが座っているチェアはちょうどパンカーダのサイトにアップしたカロリアン様式です。




ルイ14世の治世ならば、ここに身を寄せていたチャールズ2世がこのデザインをイングランドに持ち帰って、カロリアン様式が生まれたのかも・・・さすが時代考証は万全・・・!


・・・などと考えながら見ていくと、飽きることがありませんでした。


そして嬉しかったのはルーブル宮に招かれた主人公(マダム・サビーヌ)がモンテスパン侯爵夫人に連れられて、ブドワールに脚を踏み入れる場面。


豪華だけども小さな部屋のなか、こんなふうに貴婦人たちがお互い親しみを込めて素のまま、笑ったり、悲しんだりしていたのかな、と思うと、そこに置かれた家具達は、どんな場面をみていたのだろう、歴史の裏側に立ち会っていたのかも・・・などなど、妄想は膨らむばかりでした。


ちなみにこちらはマリーアントワネットのトルコ風ブドワール。

(この映画より後の時代のものです)


きっとここにも家具達しか知らないストーリーがあるのでしょう。




「ヴェルサイユの宮廷庭師」、機会があればせひ、ご覧ください。


ガーデンがお好きな方、そしてアンティークがお好きな方。


どちらにも、おすすめです。


by N


アンティークで旅するヨーロッパ:グリーンマンの巣窟・ロスリン礼拝堂

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アンティークで旅するヨーロッパ
~グリーンマンの巣窟・ロスリン礼拝堂~
Rosslyn Chapel, Chapel Loan,Roslin,Midlothian,EH25 9PU
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スコットランドの古都、エディンバラ郊外に建つロスリン礼拝堂/Rosslyn Chapel。




礼拝堂の起源は古く、15世紀にテンプル騎士団に属していた貴族、
ウィリアム=セント=クレアにより建造されました。





近年では、ダヴィンチコードに登場して話題となりましたが、
昔から、礼拝堂としては異形の存在として有名だったようです。



その理由は、一目見てその世界観に圧倒される、内部を埋めつくす彫刻群。


壁や天井をびっしりとおおう様々なモチーフは、
神や悪魔、幻獣、文字や記号、農作物や植物などなどのオンパレード。




そのなかでも、注目したいのはグリーンマン。




グリーンマンはキリスト教以前に起源する豊穣と再生のシンボル。


北欧をはじめ、ヨーロッパの各地で建築物や家具などに登場する、
植物の葉と一体化した人間のような存在です。




グリーンマンには四季を表すそれぞれの表情があるものがあり
若者のグリーンマンは春を、豊かに実った作物を持つグリーンマンは秋を表すともいいます。


この礼拝堂の中にはなんと100以上ものグリーンマンが存在するとか。


パンカーダにも数人(数本?)のグリーンマンが生息しております。


ビューローの引き出しの取っ手として・・・。



モンクスベンチの前板でにらみをきかせて・・・。



チェアの背のグリーンマンは、頭頂に花を咲かせて。

顔はおじいさんっぽいですが、春を意味する若者なのでしょうか?




世界中に散ったグリーンマン達は
私たちの眼には見えない、どこか深いところで
遙かスコットランド・ロスリン礼拝堂とつながっているのかもしれません。





by N

苦労の多い陽気な王様・チャールズ2世

英国アンティーク家具の様式のなかで大切なもののひとつに
「カロリアン様式/Carolean Style」があります。


その基となったのは、イングランド王、チャールズ2世(1630-1685)。




1630年にチャールズ1世とフランス王アンリ4世の娘ヘンリエッタ・マリアの次男として生まれ、ピューリタン革命後の亡命時代、母方の血筋であるフランスや、オランダ、スペイン、ベルギーなどで過ごします。


亡命生活のなかでも陽気でお洒落好き、そして芸術を愛したチャールズ1世。


ちなみにお父様のチャールズ1世はこちら。



それに比べ、チャールズ2世は
やはりフランス人の血筋、かなりお洒落に凝っている様子。



ファッションが当時のルイ14世(1638-1715)と良く似ています・・





イングランド王として即位してからは、いままでイングランドでは見ることの出来なかった、このようなきらびやかな服を着て、大陸の家具様式などと共に新しい風をイングランドにもちこみました。


まさにこの時代の家具をカロリアン様式といいます。




「カロリアン」の語源は「チャールズ」から。
チャールズ/Charlesはラテン語でCarolusと読むことから名づけられました。


材はオークが主で、マホガニーはまだはるか遠く、ウォールナットがようやく使われ始めたころ。


幾何学的な要素に加え、ツイストの柱やスクロール、植物のカーヴィング、王冠モチーフやフェネル(擬宝珠)など、凝った彫刻が多用され、背や座はケーン(籐の一種)や、ファブリックとしてはゴブラン、ベルベットが主流でした。豪奢にみえる房飾りも好まれました。




彼の豪奢な好みに応えるために当時の職人たちが最高の技を駆使したのでしょう。


多くの恋人、愛人をもち、庶子たちにも手厚い待遇をしたというチャールズ2世。




ピューリタン革命後の窮屈な社会の反動からか、民衆に愛され、「陽気な王様(Merry Monarch)」の名ももつ彼とともにあった家具様式は、それからもずっと、人々に愛されて続けていくこととなります。


パンカーダにも、ヴィクトリア時代につくられたカロリアン様式のチェア がございます。



陽気で豪儀な王様が愛した家具のエッセンスがはるか350年余の時を超えて、私たちに静かな勇気をくれるような気がします。




by N


埼玉県 I様 ステンドグラス納品

都心から私鉄で一本、便利ながらも空の広さを実感できる郊外の地。
瀟洒な佇まいをみせる一戸建てがI 様のご自宅です。


設計は世田谷区に事務所を構える光設計。


「呼吸するすまい」をテーマに、自然素材を使って、光と風に溢れた住まいを
じっくりと丁寧に手掛けている設計事務所です。





階段の吹き抜け上部にパンカーダからお求めいただいた
アンティークのステンドグラスを嵌め込んでいただきました。




吹き抜けには、二階の一室に通じる障子窓があり、
そこからもきらめくステンドグラスと、明るい光に満ちた

吹き抜けを愉しむことができます。



シンプルななかにも、そこここに遊び心が感じられるしつらえは
さすが設計事務所がはいった「世界にひとつだけ」の一戸建て。



夜になれば、家のあたたかさがそのまま外にあふれ出すような
愉しげな表情をみることができます。




すっきりとした端正な意匠のなかに、古き良き時代の異国からきた、ふわりとあたたかみのあるステンドグラスが不思議と溶け合い、I様ならではのこだわりを感じさせる空間となりました。



I 様、この度は誠に有難うございました。


機会がございましたら、ぜひまたパンカーダにご来店ください。

日々ご覧いただくであろうステンドグラスの透過光のこと、

そしてこだわりのお住まいのこと・・・

お聞かせいただければ、とても嬉しく光栄に存じます。


新しいお住いで、I様とご家族が愉しい時を過ごされますことを

心より願っております。



呼吸するすまい:光設計オフィシャルサイトはこちら
http://www.kokyusumai.com/

光設計によるI様宅のご紹介記事はこちら
http://kokyusumai.exblog.jp/22368076/


by N

アンティークで旅するヨーロッパ:家主は女王陛下・リバティのリージェントストリート

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アンティークで旅するヨーロッパ
~英国王室のリージェントストリート、そしてリバティ~
Regent Street, London W1B 5AH
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「ロンドンの中心」はどこでしょうか?


バッキンガム宮殿?
国会議事堂であるウエストミンスター宮殿?


賑やかな、という意味ではピカデリーサーカス、そしてそこから緩やかに弧を描く
リージェントストリートを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。




リージェントストリートの名前の由来は、
19世紀初頭の摂政 (リージェント)で後の国王、ジョージ4世から。




摂政の顧問で建築家のジョン・ナッシュはロンドン北部にある公園 (後の「リージェンツ・パーク」)から当時摂政が住んでいたザ・マル沿いのカールトンハウスまでを繋ぐことを発案し、1813年の議会承認を経て、1814年から1825年までの11年間の工事の末、リージェント・ストリートは完成しました。





着工時はジョージ3世、竣工時はジョージ4世の治世でしたが、
1811年以降ジョージ3世はほぼ隠居状態だったため、
ジョージ4世の時代に出来た、といってもよいでしょう。


実は、ここの地権者は英国王室。
建物のテナント料は、英国王室の大切な財源なのです。





独特のゆるやかなカーヴも、英国王室の土地を通すためにこうなった、とか・・・。


さて、ジョージ4世のあとをついだヴィクトリア女王の時代、
英国は大変な発展をとげます。





ロンドンは混雑をきわめ、馬車から自動車へ変化しながら増大する交通量にともない、リージェントストリートは数回にわたり大規模な再開発を余儀なくされます。


当初は列柱が立ち並ぶデザインだったものが取り壊され、やがて大規模店舗への対応にせまられて、1920年代、ジョン・ナッシュ設計の建築物は教会を除き、すべて取り壊されてしまいます。


この1920年代にできた建築が、現在のリージェントストリートの元となっているようです。



さて、リージェントストリートの象徴でもある老舗といえば、
1875年創業のリバティ百貨店。


アーサー・ラセンビィ・リバティ /Arthur Lasenby Libertyによって開業した老舗百貨店は東洋の装飾品、織物、そして芸術工芸品を扱う店として開業しました。




1890年頃から、アーツアンドクラフツを中心としたオリジナル商品を開発し、
ヨーロッパでも評判となっていきます。




ウィリアム・モリスの図案を扱ったオリジナル・プリントは現在でも人気。
そして、オリジナルの家具も扱っていました。





リバティの現在の建物の建造は1924年。
1920年代におきたチューダーリバイバルの風潮の影響もあり、
見事なチューダー様式の建物は先述の再開発の際に建てられました。





過去も、そして現在も英国王室御用達の百貨店は、
その卓越した技とセンスで、いまでもロンドンの中心で多くの人々を魅了しています。


パンカーダにも、100年以上前に作られたリバティの家具がございます。


リバティプリントをカバーにした本を並べたくなるような小さなブックケース





このブックケースが作られた1900年代と言えば、まだリージェントストリートは
ジョン・ナッシュの建築が建ちならんでいた頃。




移りゆくリージェントストリートの歴史の目撃者は、そのマホガニーの古艶の中に
どんな想いを秘めてきたのでしょうか。


どうぞ貴方ご自身で、お確かめください。


by N