東京の高級アンティーク家具店パンカーダのブログ -16ページ目

雪の耳飾り

今日はもうじきに花をほころばせる白い小さな花のお話しです。


スノードロップ、ご存知でしょうか。



英国でこの花が咲き始めるのは、1月後半から2月頃。

冬が終わりに近づき、春はもうすぐそこ...という時期に咲く可憐な花として愛されています。



花言葉は「希望/hope」「慰め/consolation」。


この花言葉は、旧約聖書のアダムとイヴのお話しが元といわれています。
禁断の果実を食べてしまい、神様から楽園を追い出されたアダムとイヴが、冬の寒さの中で困っていると、哀れに思った天使が、舞い散る雪をスノードロップの花に変え、「もうすぐ春がくるから、絶望してはいけません」と、慰めた・・・。


また、スコットランドではこの花をお正月前に見つけると翌年は幸運に恵まれるという言い伝えがあります。

一方でイングランドの一部地域では死に装束を連想させる不吉な花とされ、家の中に持ち込むと不幸が起こるといわれています。


Blanzifiore (Snowdrops) by Dante Gabriel Rossetti c.1880

いろいろな伝説をもつ、白い花。


まるで滴り落ちる雪解け水の様にピュアな存在感は、見る者の心に物語を紡ぎだすのかもしれません。




The Coming of Spring by Edward Atkinson Hornel(1864-1933)

 

 

もうすぐ、英国の野でも咲き始める花に想いを馳せて、下を向いて咲く花のようなグラスシェードを何点かご紹介しておきます。



ホロフェーン社グラスシェード

 

 

フロスト&クリアカットグラスシェード

 

 

クランベリー ヴァセリングラスシェード

 

 

少しづつ遅くなる夕暮れに、巡る季節を感じながら。


小さな花が咲くように、アンティークシェードで、貴方のお部屋に明かりを灯してみてはいかがでしょうか。

by N

 

パンカーダ・ブリッサの家具がお手頃な価格となりました

この度パンカーダでは、サブライン「パンカーダ・ブリッサ」の家具価格を大幅に見直しました。

 

 

 

 

ほぼ全点に渡って値下げを行い、最大で約65%OFFとなっております。

 

この改定により、日々お使いいただくアンティーク家具としては、ベストプライスにてご提供させていただけると自負しております。

 

一方でメインラインである「アンティークファニチャー・パンカーダ」では、引き続き芸術性の高いアンティーク家具を皆様にご紹介して参ります。

 

どうか今後ともパンカーダを宜しくお願い申し上げます。

 

 

パンカーダ・ブリッサはこちらからご覧ください。

 

 

 

 

*パンカーダ・ブリッサからそのままご注文いただいても良いですし、パンカーダへのメールやお電話でもご注文をお受け致します。

 

TEL:03-5701-7380   12-18時 水曜定休

MAIL:meguro-pancada@vivid.ocn.ne.jp

 

 

*工房の混み具合によっては納品にお時間がかかります。納期に限りがある方はご注文前にご相談をお願い致します。

 

 

by N

 

2021年 営業開始いたしました。

東京は昨年に引き続き、寒いながらもお天気に恵まれた年末年始となりました。

 

 

 

 

パンカーダは本日より2021年の営業を開始いたしました。

 

 

誰もが大きな影響を受けた、波乱に満ちた昨年に対し、今年はどんな年となるのでしょうか。

 

 

様々な事に折り合いをつけつつ、大切なことは守りながら、日々を続けていく。

柔軟に、でも芯は強く。

そうありたいと思う年の始まりです。

 

 

 

どうか2021年も当店を宜しくお願い申し上げます。

 

by N

2020年 有難うございました。

パンカーダは本日で2020年の営業を終了いたします。

 

 

今年はいつもにも増して早かったような気がします。

2020年を語る上で避けて通れないのが「COVID-19」の世界的大流行。

 

日々流れてくるニュースでは、刻々と変わる日本の現状、世界の状況が語られ、いったいどうなっていくのか不安ばかりが増してしまいます・・・。

 

 

 

とりあえず日々の仕事をこなしながらも、キャンセルされた予定、たてていいのかわからない計画で頭を悩ませ、「いつもどおり」に過ごせることはどんなに恵まれていたのか、を改めて感じた年でありました。

 

 

 

皆様にとってはどんな年でしたでしょうか。

 

 

12月も終わりに差し掛かり、日本全国予断を許さない状況が続いておりますが、皆様が健やかな年末年始を迎えられます事を、心よりお祈りいたします。

 

 

2020年、本当に有難うございました。

そして来年もどうか宜しくお願い申し上げます。

 

 

by N

 

グロースターの仕たて屋

今日はクリスマスを舞台にした、小さなお話しのご紹介です。

「グロースターの仕たて屋/The Tailor of Gloucester」 ご存知でしょうか。







イングランド南西部にある古い町、グロースター。

裁ち屑はねずみ用の服を作るのがせいぜいという、ぎりぎりの生活を送る仕立て屋がいました。同居するシンプキンという猫が、お買い物や家事を仕切っている、という暮らしです。


ある時、仕立て屋は市長が土曜日のクリスマスに行う婚礼のための上着の注文を受けますが、最後の仕上げの糸が足りません。

最後のお金でシンプキンにお使いを頼みますが、シンプキンが留守の間、仕立て屋はシンプキンが捕まえてカップのなかに閉じ込めて置いたネズミを逃がしてしまいます。怒ったシンプキンは糸を隠し、仕立て屋はショックのあまり寝込んでしまいます。


そしてクリスマスの朝、仕立て屋を待っていたものは・・・。





・・・この後は読んでのお愉しみとさせていただきます。

 



どの登場人物も(仕立て屋以外は人ではないのですが)いきいきと描写され、特に猫のシンプキンは最高によい味をだしています。ほぼ主人公であるネズミ達はとにかく小さく愛らしく、小さな手で針と糸を操る様を想像するだけで、嬉しくなってしまう可愛らしさ。


書き手は「ピーターラビットのおはなし」で知られるビアトリクス・ポター/Beatrix Potter(1866-1943)。彼女が1903年にお話しを書き、絵を描いたこの絵本は、今なお世界中で愛されています。



1903年は長く続いたヴィクトリア時代が終わり、エドワード朝が始まったころ。
かつての大英帝国の繁栄もそのままは続かず、変わりつつある世界と折り合いをつけていかなければいけない時代でした。

その余波はもちろん庶民にもまわってきたことでしょう。貧しく真面目な仕立て屋、そして猫とネズミ、という誰もが共感できる設定で、夢のある内容は、多くの人の心にあたたかさを届けたことは想像にかたくありません。



パンカーダには英国から来たネズミモチーフのヴィンテージ雑貨も数点ございます。




真鍮製、猫とネズミの置物。

 


ウェッジウッドのバックスタンプがある、ハンドペイントのプレート。

*サイト未掲載です。お問い合わせください。


クリスマスを迎えるこの時期、ネズミモチーフのヴィンテージ雑貨を眺めながら、「グロースターの仕たて屋」を読んでみるのはいかがでしょうか。

 

 

 

その時に腰掛けるのは、贅沢な座り心地のウィングバックチェアがおすすめ。

 


貴方の身も心も、あたたかさに包まれることでしょう。



by N

パンカーダ 年末年始の営業のご案内

気が付けば12月も半ばに差し掛かりました。




年末年始のご案内をさせていただきます。


パンカーダは12/30~1/4まで冬期休業となります。
詳細は下記からご確認下さい。

 

12月29日 火曜日 2020年最終営業日 通常営業* 
12月30日 水曜日 冬季休業(定休日)
12月31日 木曜日 冬季休業
1月1日   金曜日 冬季休業
1月2日   土曜日 冬季休業
1月3日   日曜日 冬季休業
1月4日   月曜日 冬季休業
1月5日   火曜日 2020年営業開始日 通常営業*
1月6日  水曜日 定休日

 


 *パンカーダ田園調布12-18時 / パンカーダ自由が丘完全予約制

 

休業中のお問い合わせやご注文は、お休み明けになるべく早く対応させていただきます。


ご無理のない範囲でのご来店をお待ちしております。

 

 

by N

ボンシック 特別編集号「新しい生活様式でエレガントに暮らす」のご紹介


主婦の友社発刊の別冊プラスワンリビング、ボンシック 特別編集号が昨日発売されました。

 
この号より今までより少し小さめとなり、雑誌でななく「ムック(マガジンとブックの中間)」本となったボンシック。


定期的な刊行ではなくなりましたが、その分長くお手元において楽しんで頂けるような密度の高い編集構成となっているように思えます・

パンカーダは巻末をはじめ、編集部おすすめのインフォメーションページで紹介されております。



今回のテーマは「新しい生活様式でエレガントに暮らす」。


誰もが影響を受けたコロナ禍。その中でいかに周りの人を気遣いながら自分らしく愉しむか、幾人かのマダムを紹介しながらリポートしている記事が印象的。

 

 

テイクアウト情報やフランス古城の紹介もあり、夢見る記事と実用の記事と両方をお愉しみいただけます。


もちろん、いつのもように美しく豪華な誌面は、眺めているだけでも豊かな気持ちになること請け合いです。


ぜひ書店にてお求めください。
*電子書籍も発売されています。
 
by N
 

パンカーダ田園調布 12月の店内

いつの間にかもう12月。

 

本当に色々なことがあった2020年もそろそろ終わりに近づいています。

 

 

 

パンカーダ田園調布はツリーと共に、クリスマスの装いになっております。

 

 

 

 

聖夜にキャンドルスタンドはいかがでしょう。

 

 

 

 

アンティーク小物も沢山ございます。

 

 

 

 

 

コーナーを照らすブラケットライトは空間のよいアクセントに。

 

 

 

 

 

 

12月25日まで、クリスマスキャンペーン開催中です。

詳しくはこちらからご確認下さい。

 

 

 

 

 

ご無理のない範囲でのご来店を、心よりお待ちしております。

 

 

by N

 

 

 

今なお生きる3世紀前の名作

今から353年前の11月30日、アイルランド、ダブリン。
ホイズ・コート7番地にて、ジョナサン・スウィフトは生まれました。



ジョナサン・スウィフト/Jonathan Swift(1667-1745)。
「ガリバー旅行記/Gulliver's Travels」の作者です。


Jonathan Swift by Charles Jervas 1710  (Public Domain)

 


祖父の代まで、イングランド、ヨーク州の名家だったというスウィフト家。
ジョナサンの父、ジョナサン(同じ名前で混乱しますが)はヨーク州からダブリンへと移住し、ジョナサンが生まれる前に死亡。


母も彼を乳母に預けたまま、故郷のヨーク州レスターへ帰ってしまい、結局は乳母の故郷であるイングランドのカムバランド州ホワイトヘヴンで、孤児同然に育てられたといいます。


The house in which Swift was born; 
illustration from The Life of Jonathan Swift by John Francis Waller, 1865, illustrated by T. Morten  (Public Domain)

 


決して恵まれた境遇で育ったとはいえないジョナサン・スウィフト。
彼が司祭などの職を経て文壇に作家として認められたのは30代。
ロンドンにも長く滞在し政治に強く関心をよせ、政治論文なども積極的に発表していました。


結局政治の世界では出世の道が絶たれ、40代後半には故郷ダブリンへと引き籠ることになります。


「ガリバー旅行記」が発刊されたのは、そんな彼が59歳の1726年。


荒唐無稽な冒険譚は、子供向けの体裁をとりながらも、一皮むけば鋭い人間観察と強烈な風刺が含まれた毒で溢れています。イングランドの中心で政治の世界に身をおいていた彼だからこそ書けた作品であると言えるでしょう。



First edition of Gulliver's Travels
(Public Domain)

 



今から300年ほど前に書かれた「ガリバー旅行記」。現代日本でも、文庫本や電子書籍で手軽に購入することができます。


もしまだ貴方が子供向けの絵本でしか読んだことがないのであれば、是非。

読む価値のある世界の名作をご堪能ください。



by Matheo Schem 
between c.1615-1649

(Public Domain)

 

 

 

蔵書を並べるにふさわしい、小さな本棚も入荷しております・・・。


 

 

by N

南国で育まれたヴィクトリア朝風のティールーム

シンガポールの紅茶ブランド、TWGティー。

数年前に自由が丘にショップ&ティールームが出来たのは知っていましたが、機会がなくなかなかいけませんでした。


今回初めて訪問してみました。




TWGティーの創業は2008年。
ラグジュアリーなコンセプトでアジア圏はもちろんカナダやヨーロッパ、ロシア等世界中に店舗を広げています。

独特のクラシカルなパッケージデザイン、そして店舗イメージは古き良きヨーロッパを彷彿とさせます。
ブランドイメージの「1837年」はちょうど英国ヴィクトリア女王が戴冠した年です。

1819年に英国人トーマス・ラッフルズが人口わずか150人程度の島に上陸したときから始まるシンガポールの歴史。
1826年に正式に英国の植民地となったシンガポールは、その後多くの時間を英国とともに歩みました。
その後太平洋戦争時に一時日本の植民地となりましたが、その後は再び英国の支配下になり、やっと独立したのは1965年。


そんな背景をもつシンガポールのティーブランド。
お店のイメージがどこかヴィクトリア朝風なのも、納得がゆきます。



ティールームの特徴は、豊富なお茶の種類。
数えきれないほどのお茶の名前がメニューに並んでいて、私の好きなアールグレイだけでも15種類あり、とても一人では決められません。

今回はスタッフの方とお話ししながら、女性に一番人気という「フレンチ・アールグレイ」を選びました。
ベルガモットに加え、矢車菊を加えた華やかな香りが特徴です。



お茶のおともはマカロンを。
一番人気だというブラックカランツ、そしておすすめの抹茶をいただきました。

紅茶はポットサービスなので、何杯もいただけます。
可愛らしいころんとしたティーポットに銀色のカバーが特別感を演出しております。





お客様が変わるたびに、真っ白なトップクロスを交換しているスタッフを眺めながら、優雅なひとときを満喫いたしました。

店内は女性客が多いながらも、おひとりで寛ぐ壮年の紳士がいらっしゃるのも自由が丘らしさを感じました。




お土産には季節限定のクリスマス・ティーを。
可愛らしい缶は、並べておくだけでもクリスマス気分を味わえます。




ちょっとお高めではありますが、まるでホテルのようなゆったりした店内、丁寧なサービスは出色。
大切な方との歓談や、ひとりでゆっくりした時などに是非また利用したくなりました。


自由が丘にお越しの際には、脚を運んでみてはいかがでしょうか。



TWG Tea オフィシャルサイト(日本版)
https://www.tokyugf-twg-tea.com/


by N