(ストーリー)
女性を殺害してはレイプする、シリアル・キラー「涙のジャック」。すでに5人の女性が犠牲となっているが、警察は何ひとつ手掛かりをつかむことができずにいた。ある晩、小学校教師のアンナ(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は、運悪く涙のジャックの犯行現場に出くわしてしまう。そのまま追いかけられ、すんでのところで川に落下して逃れられるが、その際のショックで人の顔の識別が不可能になる相貌(そうぼう)失認という障害を抱えてしまう。目撃した涙のジャックの顔を懸命に思い出そうとするアンナだったが……。
勝手に評価点数[73]
※この点数は適当だから気をつけて!
以前この作品の予告編を観た時に、いかにも僕好みの内容ですっごい気になってたんですよ!しかもミラ・ジョボビィッチ主演という事で、ちょっと期待もしましてね(^∇^)!最近ではもっぱら「バイオハザード」シリーズのアリス役が定着してきてますけど、僕的には「フィフス・エレメント」のリールーが一番好きなんだけどなぁ(・ε・)。まっ、そんな話は置いといて、サクッとアッサリめに感想だけ書いておこうと思います!
僕はこの映画を観るまで相貌失認という言葉すら知らなかったんですよね(´・ω・`)恥ずかしい。まさか人の顔の区別がつかなくなる障害があるなんて思ってもいなくて。そういえば最近のニュースであのブラッド・ピットがこの障害に悩まされていたっていう記事が載ってたのを、この映画を観た後に思い出しましたよ。
いやね、相手の顔の認識が出来ないってのも十分に困るんですけど、自分の顔も毎回変わるもんだから何が何だかワケ分かんなくなっちゃいますよね!
鏡を見る度に自分の顔が違う恐怖!考えるだけで怖いですな(´д`lll)
簡単に話の流れを書いておくと、巷を騒がせている殺人鬼「涙のジャック」の犯行現場を主人公アンナがたまたま目撃(((゜д゜;)))ヒィィィ。なんとかその場を逃げるもその時の衝撃で相貌失認に(ノω・、)顔が分からない。アンナは犯人の顔が分からない状態なもんだから、犯人にとっては超ラッキーな展開に(o^-')bヤッタネ!一方アンナは仕事は無くすは、彼氏とはケンカするは、犯人に狙われたりと悲惨な状況に(´д`lll) ゲッソリ。結局「涙のジャック」の正体はアンナを助けてくれていた刑事の相棒だったんですね。最後は犯人に追われるアンナですが、刑事ケレストと犯人ラニヨンが相打ちに。その後アンナの症状は治らないものの、ケレストと訪れた静かな島に移住して生活して終わってました。あっ、いつのまにやら娘も出来てたというね(たぶんケレストとの子供。顔の判別は出来ないけど「愛」で分かるって言ってたから)。
とりあえずまずツッコミたいのが「涙のジャック」という殺人鬼に対するネーミングセンスの無さ。これには非常にガッカリきたというか(´□`。)酷過ぎ。「切り裂きジャック」からヒントを得たのかなんなのかは知りませんが、あまりに情けないというかさ。正直言ってちょっとオシャレ感漂うネーミングになってましたよ。
それと犯人がケレストの相棒のラニヨンだったというのが中盤である程度気付いちゃうんですよね。最初は彼氏のプライスが怪しいなぁなんて思ってたんですけど、コイツは途中でラニヨンに殺されちゃうし、よくよく考えたらいくらなんでも無理があると思いまして。そしたらもう犯人はケレストかラニヨンの二人に絞られるわけですよ。ケレストはアンナを自分の故郷に連れて行って匿ったり、何かある度にアンナを助けてくれてたから除外。そしたらラニヨンしかいないじゃんって思ってたらまさにその通りでした(。・ε・。)つまんないの。だからサスペンスとして観るとインパクトに欠ける気がしました。
ただ相貌失認という一種の障害を描くのは斬新だと思いましたね!だから正直サスペンス風に仕上げなくても、相貌失認を取り扱ったヒューマンドラマでも良かったなぁと思ったり。実際に自分や周りの人がこの症状に悩まされたらどんなに辛いかというのは重く伝わってきましたね。だってさ、家族の顔も友達の顔も分からなくなるんですよ。今までの自分の顔すら忘れちゃうし。こうなってくると普通に生活する事自体が難しくなるわけじゃないですか。
昨日まで一緒に生活してた彼氏や旦那さんの顔が分からなくなるって考えてみて下さいよ!もしも僕が奥さんに「アンタ誰よ(´・ω・`)?」なんて本気で言われたら絶対に心折れちゃいます(ノω・、)。本人も辛いけど、周りも辛いですよね。
ましてやこんな鬼の形相で「来ないでヾ(。`Д´。)ノ!」なんて叫ばれたらショックで舌を食い千切って自害しそうですよ(´д`lll) ゲンナリ。
それとラストの展開なんですけど、やっぱりミラ・ジョボビィッチ=「バイオハザード」のアリスのイメージが脳裏に浮かんじゃって、「そんな殺人鬼、一撃で首の骨折ってやりなヽ(`Д´)ノ!」と心の中で叫んじゃったというね┐( ̄ヘ ̄)┌ヤレヤレ。
他にもなんでケレストはあんなに立派に生やしてた髭をあのタイミングで剃ったのかが謎だし(このせいで最後アンナは顔の判別が出来なくて困ったし、髭剃らなきゃ自分も死ななかったかもしれないじゃないですか)、犯人のラニヨンだってアンナを殺すタイミングなんて腐るほどあったのに、わざわざ泳がせてた意味が全く理解不能だし(地下鉄とかクラブで簡単に殺せたと思うんだけど)、顔の判別が出来ないのは分かったんですけど、声で判別できるんじゃないのと疑問に思ったし。
なんかダラダラと不満な部分を書いちゃいましたけど、そこまで期待しないで観れば楽しめる作品だと思いますよ!サスペンス特有のドキドキ感は少ないですけどね。という事で、最後に髭を剃らなければ死ななかったかもしれないケレスト刑事の画像でお別れしたいと思います(^ε^)!
おしまい。
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