なんだかいろいろしているうちに時間が経ってしまいましたが^_^;
まだまだフランス革命記念日の月ですね!
わたしの中ではフランス革命記念日の7月14日から
すでに1か月くらい経っているイメージですが(笑)
まだ10日しかたっていないのですね。
前回アンドレの最期のシーンについて書いて
しんみりしてしまいましたが
続きのようで続きでないことについて書きます。
🌹
「ベルサイユのばら」のストーリーには
いろいろなテーマが盛り込まれていますが、
原作者さんはマリー・アントワネットの人生そのものを描きたくて
この作品の構想を練った
ということみたいなので、
この作品の物語の中心、軸の部分は、
アントワネットの人生
ということなのでしょう。
でも作品には3人の主人公がいて、
フェルゼンは出番が少ないのでちょっと脇に置くとして(笑)
オスカルの人生も物語の中盤から
この作品の軸の部分となっていきます。
ベルばらはオスカルの恋愛模様も見どころ満載ですが❤
(たぶん多く読者の中では一番主要なテーマ❤)
そもそもオスカルが作品の主要な人物として設定されたのは、
原作者さんがアントワネットの人生だけじゃなくて、
フランス革命の始まりを告げるバスティーユ攻撃の際に、
国王の軍隊の軍人でありながら民衆側に寝返った実在の人物
ピエール=オーギュスト・ユランをモデルにした人物の人生も描きたかったから
ということだったみたいです。
でも原作者さん、連載当時はまだ20代中頃で
軍人で男性のメンタリティーがよくわからなかったので、
自分の描くキャラにリアリティーを持たせるためには
軍人でも女性の設定なら描けるかも!
ということで、
女性でありながら近衛連隊長で王妃アントワネットのお側にいる
オスカルというキャラが具体化していった
ということをインタビューでおしゃっていました。
性別設定の部分は後付けとしても、
オスカルがフランス革命で民衆側に寝返る軍人設定は、
原作者さんの中ではベルばらの構想を練る段階の始めから
決まっていたモチーフということみたいですね。
たぶんベルばらの読者の間でも、
軍人貴族でフランス王族を命をかけて守ってきた
王妃であるアントワネットとも友人のように親しいオスカルが、
全てを捨ててフランス絶対王政に刃を向ける形で
自分の信念に忠実に革命に身を投じた姿に心を打たれるのだろうとも想像できるし、
その姿にかっこよさや憧れすらも抱くかもしれません。
オスカル=革命戦士
そんなイメージ?
でもわたしが思うに、
オスカルの人生に読者が心を打たれるのって、
確かにその革命戦士的なヒーロー感にカッコよさを感じる
そこだけにフォーカスしている人もいるとは思うけれども、
でもそこに至るまでのオスカルの人生に置ける苦しみが
結構深いところまで作品に描かれていたから、
それも大きなポイントなんじゃないかと思います。
(わたしなんかは、たぶんそのタイプ)
オスカルと相思相愛になったアンドレも、
最終的にオスカルに従ってパリ出動に参加をし、
最終的には銃撃された愛するオスカルの盾になるような形でこの世を去って、
フランス革命に身を投じて命を落とした一人
とも言えるかもしれない。
アンドレって人生で軍人だった時間って実は人生の最後の数年で、
人生のほとんどは長髪で
例のジャルジェ家の使用人のコスチューム姿だったのに、
こんな感じ👇
【ベルサイユのばら 電子版 8巻】
ベルばら関連本とかイベントでのアンドレ紹介のコーナーに採用される
アンドレのイメージ画は、
軍服姿のアンドレか、
【ベルサイユのばら 電子版 8巻】
【ベルサイユのばら 電子版 6巻】
なぜだか、
お貴族風おめかしバージョンのアンドレ
だったりする
(笑)
まあ、アンドレの服装の話はいいのですが^_^;
ベルばらのオスカル=フランス革命
のイメージって結構大きいかもしれません。
こんな感じ👇(英語版の第4巻の表紙)
そしてそれに付随して、
アンドレ=フランス革命
のイメージも浸透しているかもって印象です。
👆 この本の表紙のような2人のイメージって広まってるかも。
フランス革命に散っていった
儚くもお熱い恋人たち
的な?
確かにベルばらのストーリって
革命的要素がたくさんちりばめられている印象だけれども、
でもわたしが常日頃思っているのは、
ベルばらに描かれている重要な「革命要素」って、
この2人が実際にフランス革命(パリ出動&パリでの戦闘)に参戦して
オスカルはバスティーユ攻撃の指揮をしているけど、
そこでのアクションだけではなくて、
むしろそこに至るまでに描かれていた、
この2人のキャラの「自分革命」的なものが結構重要なのかも
ということ。
2人の「自分革命」的テーマって
結構深いレベルで描かれている印象で、
その部分あってのその後の展開の説得力であったり、
この2人のキャラへの感情移入が深くなるんじゃないか?
なーんて思います
ベルばら × ただのヒーローキャラ
らといったら...
たぶんフェルゼン
(スマン、フェルゼン、ディスってないよ!(笑))
まあ、フェルゼンの心理描写や人生が深く描かれているのは
バスティーユ攻撃以降なので、
それ以降とそれ以前では
フェルゼン像って印象が全然違うのですけどね^_^;
バスティーユ以降はフェルゼンの心理描写が深くて、
ヒーローフェルゼンやら
王子様キャラフェルゼン
ではなく、
「人間フェルゼン」
がしっかり描き込まれているので、
ベルばら最後の方のフェルゼンへ対する感情移入は
バスティーユ以前の個所とは全然違います。
一方のオスカルとアンドレの人生の苦悩やらかなりディープな心理状況って
MC版で言ったら5~6巻(7・8巻も)でかなり描かれている。
そこの部分ってその後にフランス革命に身を投じる2人へ感情移入する要素として
かなり大きいかもしれません。
(あと、恋愛の部分でもね🌹)
フランス革命という歴史的、政治的なイベントに
身を投じるオスカルとアンドレ。
そしてその前に描かれている
「自分革命」的な要素。
心理学の世界とかスピリチュアルの分野でも、
「世界を変えたければ、まずは自分が変わるべし」
みたいな概念ってあるんだけれども、
結構それに近い流れが、
ベルばらには描かれているかも
って思い始める…
...ということで、
個人的にこのあたりのテーマがとてもキョーミ深いので、
オスカルとアンドレの起こした「自分革命」的なポイントについて
まとめてみようと思うのですが、
わたしのこの2人のキャラに対する熱がハンパなくて(笑)
これまでの分析データもかなり膨大なので
書き始めると長くなりそうな予感しかしない(笑)
なので、とりあえずここで一旦区切って、
仕切り直したうえで、
「フランス革命、自分革命☆」 というテーマで、
オスカル編とアンドレ編の2つに分けて
記事を書いてきたいと思います
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