化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常 -86ページ目

「本と一緒に化石を楽しもう」2 異常巻きアンモナイト

こんばんは。ふぉっしる店長です。
目と鼻がかゆくて、鼻水が出ますショボーン
何か花粉が飛んでいるのでしょうか?

「本と一緒に化石を楽しもう」第2回目。
今回は、この本をピックアップ!

 

 

古生物やその進化から、現代人が学べるであろうエピソードをまとめた1冊です。
この本の中で、今回紹介するのは、このエピソード!

「ひねくれたって、成功できる」

「ひねくれた」殻の巻き方をしたアンモナイト類のおはなしです。
「異常巻き」と呼ばれてはいますが、何らかの異常があったわけではありません。
繁栄していた古生物です。

当店にも、異常巻きアンモナイトの化石があります。

U字状の殻をもつスカファイテス
成長の後半で巻きがほどけて、U字状に巻いた殻をもつアンモナイトです。
この標本は、北海道産。
北海道は、異常巻きアンモナイトの化石が多数産出することで世界的に有名です。
殻の質感もきれいな化石です。

きれいながくと腕のウミユリ

こんにちは。ふぉっしる店長です。
今朝、看板犬(姉)と遊んでいたら、足を思いっきり踏まれて、えぐられました。
痣ができています。
大型犬の爪は、大きくて痛いですえーん

今回、紹介する商品はこちら!

がくと腕がきれいなウミユリ
シルル紀のウミユリ、スチフォクリニテスです。
細かい枝分かれがたくさんある、派手な腕をもっていました。
この標本は、がくと腕がきれいに残ったもの。
細かいプレートが1つ1つくっきり残っていて、このウミユリの派手さが際立ちます。
がくと腕は1つの同じ母岩に入ったものですが、
茎が入っている母岩と周りの母岩は、もともとは別だった母岩が接着されているようです。

細部まできれいに残ったウミユリの化石、おひとついかがですか?

「本と一緒に化石を楽しもう」 vol. 1 ウミサソリのおはなし

こんにちは。ふぉっしる店長です。
本日2回目の更新。

今日から、週1で、夫や私の本と絡めて商品を紹介していきます。
題して、「本と一緒に化石を楽しもう」
記念すべき第1回目は、この本をピックアップ!

 

 

化石から読み取れる古生物たちのドラマをまとめた1冊です。
この本の中で、今回紹介するのは、このエピソード!

「ウミ・サソリ MBA863 意外に柔軟だったウミサソリのおはなし」

ウミサソリ、スリモニアに注目したおはなしです。
スリモニアは、体を左右に大きく曲げて、獲物を攻撃していたとか。

当店にも、スリモニアの仲間のウミサソリの化石があります。
今回は、そのうち1点をご紹介。

ユーリプテルス2体!
ウクライナ産のユーリプテルスです。
2体が隣り合わせで入っています。
どちらも、頭胸部から腹部の後ろの方までよく残っています。
しかも、体を横に軽く曲げた姿勢です。
ひょっとしたら、ユーリプテルスも、体を左右に大きく曲げることができたかも!?