化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常 -86ページ目

「本と一緒に化石を楽しもう」6 メガロドン

おはようございます。ふぉっしる店長です。
眠い・・・・・・。
最近、常に忙しく、目の下のクマがとれません。

「本と一緒に化石を楽しもう」第6回目。
今回は、この本をピックアップ!

 

 

先カンブリア時代から第四紀までの、海の生物をひたすら紹介している本です。
特に、各時代の"覇者"にスポットライトが当てられています。
板皮類やモササウルス類、クジラ類、そしてサメ類を中心とした軟骨魚類など、
海での強者の変遷がわかります。
今回は、この生物に注目します。

謎多きトッププレデター、メガロドン

史上最大とされるサメです。
巨大なサメだったということはわかるものの、歯以外の化石は発見されていないため、
全身像は謎に包まれています。
歯の化石だけでも、恐ろしさ満点!
長さ10cm超の大きな歯がたくさん見つかっており、
歯の縁は鋭く、しかも鋸歯が並んでいます。
メガロドンには絶対に遭遇したくないと思える形です。

当店にも、そんな恐ろしいメガロドンの歯があります。

しかも奇形のメガロドンの歯
きれいな三角形のメガロドンの歯。
縁には鋸歯がずらっと並んでいます。
正面ではわかりませんが、横から見ると、歯が大きく反っているのがわかります。
仕入れ元によると、奇形とのこと。
なかなか面白い歯です。

角のような四放サンゴ

こんばんは。ふぉっしる店長です。
現在、看板犬(妹)が換毛期の真っ最中です。
靴下をはいていると、抜け毛がくっ付いて真っ白になります。
9kg弱の小さい体のどこにこれだけの毛が生えているのかと、びっくりします。

今回、紹介する商品はこちら!

角のような形の四放サンゴ
デボン紀の四放サンゴです。
角にそっくりな形をしています。
四放サンゴのうち、単体で生活していた種類に典型的な形です。
同じ四放サンゴでも、群体で生活していたものとは、全く違った雰囲気です。

「horn coral」とも呼ばれる単体の四放サンゴ、おひとついかがですか?

「本と一緒に化石を楽しもう」5 ニッポニテス

こんばんは。ふぉっしる店長です。
本日2回目。
よく野菜をいただくご近所さんに、お返しにサクランボを持って行ったら、
帰りに野菜をいただきました。
またお返しをせねば・・・・・・。

「本と一緒に化石を楽しもう」第5回目。
今回は、この本をピックアップ!

 

 

古生物や、古生物たちが生きていた時代背景について、地質時代ごとに紹介する、
通称「黒本」の第7巻です。
主に白亜紀の前半についてまとめた1冊。
アジアの恐竜や古生物が数多く登場します。
今回は、この章をご紹介!

「4 "名脇役"たち」

異常巻きアンモナイトなど、白亜紀に生きていた軟体動物を紹介している章です。
ここで最も大きく取り上げられているのが、写真のページにも載っているニッポニテス。
日本を代表する異常巻きアンモナイトです。
ソ連(現ロシア)の研究者が北海道を訪れた際に、
「ニッポニテスを譲ってほしい」
と言ったところ、もち主は
「北方領土と交換なら」
と返したというエピソードも紹介されています。

そんな、北方領土と同等の価値のある(?)ニッポニテス。
当店には残念ながら化石はありませんが、フィギュアがあります。

軟体部付きのニッポニテスフィギュア
複雑にカーブを繰り返す殻だけではなく、軟体部まで再現されたフィギュアです。
腕の中心にある顎器まで再現されています。
殻は生きていた時をイメージしてカラフルに塗られています。

ちなみに、第1回目で紹介した化石ドラマチックにも、ニッポニテスのエピソードがあります。

ニッポニテスの進化にまつわるおはなしです。