「本と一緒に化石を楽しもう」5 ニッポニテス | 化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常

「本と一緒に化石を楽しもう」5 ニッポニテス

こんばんは。ふぉっしる店長です。
本日2回目。
よく野菜をいただくご近所さんに、お返しにサクランボを持って行ったら、
帰りに野菜をいただきました。
またお返しをせねば・・・・・・。

「本と一緒に化石を楽しもう」第5回目。
今回は、この本をピックアップ!

 

 

古生物や、古生物たちが生きていた時代背景について、地質時代ごとに紹介する、
通称「黒本」の第7巻です。
主に白亜紀の前半についてまとめた1冊。
アジアの恐竜や古生物が数多く登場します。
今回は、この章をご紹介!

「4 "名脇役"たち」

異常巻きアンモナイトなど、白亜紀に生きていた軟体動物を紹介している章です。
ここで最も大きく取り上げられているのが、写真のページにも載っているニッポニテス。
日本を代表する異常巻きアンモナイトです。
ソ連(現ロシア)の研究者が北海道を訪れた際に、
「ニッポニテスを譲ってほしい」
と言ったところ、もち主は
「北方領土と交換なら」
と返したというエピソードも紹介されています。

そんな、北方領土と同等の価値のある(?)ニッポニテス。
当店には残念ながら化石はありませんが、フィギュアがあります。

軟体部付きのニッポニテスフィギュア
複雑にカーブを繰り返す殻だけではなく、軟体部まで再現されたフィギュアです。
腕の中心にある顎器まで再現されています。
殻は生きていた時をイメージしてカラフルに塗られています。

ちなみに、第1回目で紹介した化石ドラマチックにも、ニッポニテスのエピソードがあります。

ニッポニテスの進化にまつわるおはなしです。