化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常 -84ページ目

角のような四放サンゴ

こんばんは。ふぉっしる店長です。
現在、看板犬(妹)が換毛期の真っ最中です。
靴下をはいていると、抜け毛がくっ付いて真っ白になります。
9kg弱の小さい体のどこにこれだけの毛が生えているのかと、びっくりします。

今回、紹介する商品はこちら!

角のような形の四放サンゴ
デボン紀の四放サンゴです。
角にそっくりな形をしています。
四放サンゴのうち、単体で生活していた種類に典型的な形です。
同じ四放サンゴでも、群体で生活していたものとは、全く違った雰囲気です。

「horn coral」とも呼ばれる単体の四放サンゴ、おひとついかがですか?

「本と一緒に化石を楽しもう」5 ニッポニテス

こんばんは。ふぉっしる店長です。
本日2回目。
よく野菜をいただくご近所さんに、お返しにサクランボを持って行ったら、
帰りに野菜をいただきました。
またお返しをせねば・・・・・・。

「本と一緒に化石を楽しもう」第5回目。
今回は、この本をピックアップ!

 

 

古生物や、古生物たちが生きていた時代背景について、地質時代ごとに紹介する、
通称「黒本」の第7巻です。
主に白亜紀の前半についてまとめた1冊。
アジアの恐竜や古生物が数多く登場します。
今回は、この章をご紹介!

「4 "名脇役"たち」

異常巻きアンモナイトなど、白亜紀に生きていた軟体動物を紹介している章です。
ここで最も大きく取り上げられているのが、写真のページにも載っているニッポニテス。
日本を代表する異常巻きアンモナイトです。
ソ連(現ロシア)の研究者が北海道を訪れた際に、
「ニッポニテスを譲ってほしい」
と言ったところ、もち主は
「北方領土と交換なら」
と返したというエピソードも紹介されています。

そんな、北方領土と同等の価値のある(?)ニッポニテス。
当店には残念ながら化石はありませんが、フィギュアがあります。

軟体部付きのニッポニテスフィギュア
複雑にカーブを繰り返す殻だけではなく、軟体部まで再現されたフィギュアです。
腕の中心にある顎器まで再現されています。
殻は生きていた時をイメージしてカラフルに塗られています。

ちなみに、第1回目で紹介した化石ドラマチックにも、ニッポニテスのエピソードがあります。

ニッポニテスの進化にまつわるおはなしです。

緑色の鉱物が成長した歯

おはようございます。ふぉっしる店長です。
最近、財布を買い換えました。
以前はカードがたくさん入る財布を使っていたのですが、
入れられるカードの枚数が少ない薄い財布に変えました。
もろもろモバイル化を進めたことで、
財布に常駐させる必要があるカードが減ったためです。
・・・・・・出かけるときにスマホを忘れたら、大惨事になります。

今回、紹介する商品はこちら!

緑色がきれいなウマの歯
更新世のウマの歯をカットしたものです。
ウマの歯は、硬い草を食べることに適応した独特の形をしています。
エナメル質が複雑に折れ曲がって、歯の内側にまで入り込んでいます。
写真の少し白っぽい部分がエナメル質です。
断面からは、その複雑な構造がよくわかります。
この歯の面白いところは、それだけではありません。
歯の内部で緑色のきれいな鉱物が成長しています。
おそらく、これはodontoliteではないかと思われます。
odontoliteは、象牙質が化石化の過程で熱を受けて変化したもの。
カットしてきれいな断面が出てくるなんて、まるでアンモナイトのようです。

緑色のきれいな鉱物が成長した歯の化石、おひとついかがですか?