化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常 -83ページ目

まるまるナンヨウスギの球果

おはようございます。ふぉっしる店長です。
鼻がむずむずします。
たぶん何かの花粉に反応しているのだと思います。
普段、布マスクを着けていますが、
やっぱり布マスクだと花粉を防いでくれませんね。

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まるまる残ったナンヨウスギの球果
ジュラ紀に出現して現在も生きているナンヨウスギの球果です。
パイナップルのような形がまるごと残っています。
アルゼンチンからは、このようにきれいな形で残った
ナンヨウスギの球果の化石が産出します。
中には、枝付きで残っているものもあります。
ちなみに、アルゼンチンから出てくるナンヨウスギの球果は珪化しており、
半分にカットすると、きれいな断面が出てきます
(外側がこれだけきれいだと、もったいなくてカットなんてできませんが^^)。

きれいな球果の化石、おひとついかがですか?

何枚もの殻を背負う多板類

おはようございます。ふぉっしる店長です。
今週、当店の看板犬たちの健康診断があります。
看板犬(姉)は毎日元気ですが、もう10歳です。
何も問題がないことを願うばかりです。

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たくさんの殻をもつ多板類
軟体動物の1つです。
背中に何枚もの殻を背負っています。
ヒザラガイ類とも呼ばれています。
あまり知名度はないかもしれませんが、
実はカンブリア紀からいる古い軟体動物です。
この標本は、バラバラに発見された多板類の殻を、
生きていた時と同じように並べたものです。
両端の楕円形の殻と、間にある長方形の殻。
現在の多板類とよく似た姿をしています。
数百万年前の多板類の姿が思い起こされる面白い逸品です。

姿がよくわかる多板類の化石、おじとついかがですか?

巻いた茎のウミユリ

おはようございます。ふぉっしる店長です。
今週は暖かい予報ですね。
この機会にダウンジャケットをクリーニングに出さねば!
と思っています。

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巻いた茎をもつウミユリ
石炭紀のウミユリ、カンプトクリヌスです。
ウミユリはたいてい、まっすぐな茎をもっていますが、
カンプトクリヌスの茎は螺旋形に巻いています。
生きていた時は海底に横たわっていたのでは、と考えられています。

海底から植物のようにまっすぐ立ったもの、
海底に横たわっていたもの、
海水中に浮いていたものなど、
ウミユリは種類によっていろいろな生活の仕方をしていました。

巻いた茎をもつウミユリ、おひとついかがですか?