化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常 -83ページ目

「本と一緒に化石を楽しもう」8 白亜紀の琥珀

こんばんは。ふぉっしる店長です。
いきなりの猛暑に、当店の看板犬たちは、散歩に出るとバテバテです。
ということで、ペット用のクールミストを初めて買ってみました。
自分の腕につけたらあまり感じなかったのですが、
夫の背中にかけたら涼しかったようなので、明日から使ってみようと思います。

「本と一緒に化石を楽しもう」第8回目。
今回は、この本をピックアップ!

 

 

技術評論社の古生物ミステリーシリーズの別冊にあたる、
古生物の図譜です。
エディアカラ紀から第四紀まで登場した古生物たちが、
分類ごとに紹介されています。
この本の中で、今回は、このコラムをピックアップ!

「琥珀の中に恐竜の尾があった」

ミャンマーの白亜紀の地層から発見された琥珀の中に、
恐竜の尾が入っていたというお話です。
植物を含む琥珀として販売されていたものの、
研究者が購入して調べた結果、獣脚類の尾の化石であることがわかったそう。
羽毛で覆われた恐竜の尾です。

当店にも、白亜紀の琥珀がいくつかあります。
その中でも、この化石はいかがでしょうか?

鳥の?羽毛が入った琥珀
羽軸と羽枝がはっきり分かれた羽毛です。
仕入れ元によると、このような構造をしているため鳥の羽毛ということですが、
ひょっとしたら、恐竜の可能性もあるかも・・・・・・?

「本と一緒に化石を楽しもう」7 ディプロカウルス

こんばんは。ふぉっしる店長です。
今回のブログに内容に反して、今日の夕飯はカップ麺です(^^;)。
災害に備えて、日清のローリングストックを利用しています。
今日は、古いストックを消費します。

「本と一緒に化石を楽しもう」第7回目。
今回は、この本をピックアップ!

 

 

古生物の料理本です。
現代にやってきた古生物を捕まえておいしく料理するという設定で書かれています。
おいしそうな料理がいっぱいです。
今回は、このレシピをピックアップ!

ディプロカウルスのまる鍋風

ブーメランのような頭部をもつペルム紀の両生類ディプロカウルス。
このディプロカウルスを捕まえて、皮付きの身を鍋で煮込むという料理です。

当店には、ディプロカウルスの特徴的な頭骨のレプリカがあります。

ディプロカウルスの頭骨レプリカ
ブーメランのような形がきれいに残った頭骨のレプリカです。
腹側も再現されており、小さな下顎もくっついています。

「本と一緒に化石を楽しもう」6 メガロドン

おはようございます。ふぉっしる店長です。
眠い・・・・・・。
最近、常に忙しく、目の下のクマがとれません。

「本と一緒に化石を楽しもう」第6回目。
今回は、この本をピックアップ!

 

 

先カンブリア時代から第四紀までの、海の生物をひたすら紹介している本です。
特に、各時代の"覇者"にスポットライトが当てられています。
板皮類やモササウルス類、クジラ類、そしてサメ類を中心とした軟骨魚類など、
海での強者の変遷がわかります。
今回は、この生物に注目します。

謎多きトッププレデター、メガロドン

史上最大とされるサメです。
巨大なサメだったということはわかるものの、歯以外の化石は発見されていないため、
全身像は謎に包まれています。
歯の化石だけでも、恐ろしさ満点!
長さ10cm超の大きな歯がたくさん見つかっており、
歯の縁は鋭く、しかも鋸歯が並んでいます。
メガロドンには絶対に遭遇したくないと思える形です。

当店にも、そんな恐ろしいメガロドンの歯があります。

しかも奇形のメガロドンの歯
きれいな三角形のメガロドンの歯。
縁には鋸歯がずらっと並んでいます。
正面ではわかりませんが、横から見ると、歯が大きく反っているのがわかります。
仕入れ元によると、奇形とのこと。
なかなか面白い歯です。