化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常 -70ページ目

琥珀に閉じ込められた地獄のアリ

こんばんは。ふぉっしる店長です。
看板犬(姉)の手術が無事終わりました。
手術後は数日間入院する予定でしたが、手術後食事を全然とらず、
このまま入院を続けるとストレスで下痢や嘔吐をしそうとのことで、
2日で退院しました。
食事をとらないのはストレスが原因かと思っていましたが、
実際は体調が回復せずに食べられなかったようです。
手術から日数が経った今は順調に回復し、ドライフードも食べられる
ようになりました。
動きとかを見ていても普通に見えたので、先生も私たちも体調のせいとは
気づきませんでした。
回復してくれてよかったです。

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地獄のアリ
ミャンマーの白亜紀の琥珀からは、面白い化石がたくさん発見されています。
つい最近は、長い付属肢をもつカゲロウの幼虫の化石が発見されました。
そして、この琥珀にも面白い化石が閉じ込められています。
この琥珀に入っているのは、アリです。
しかし通常のアリとは異なり、頭部の下から上に向かって大きな鎌のようなものが見られます。
実はこれは下顎で、獲物を捕まえるのに使われていたと考えられています。
このような鎌のようになった下顎をもつアリは"hell ant"(地獄のアリ)と呼ばれています。

地獄から来たアリ、おひとついかがですか?

黒く光るメガロドンの歯

こんばんは。ふぉっしる店長です。
今月初めに受けた健康診断で、
看板犬(姉)の子宮に水が溜まっていることがわかりました。
近々、摘出手術をします。
人間でいえば、もう90歳近い高齢(全然見えませんが汗)。
手術が無事終わることを祈るばかりです。

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史上最大のサメ、メガロドンの歯
両側に鋸歯が発達した大きな歯です。
歯冠は黒々と光っています。
この歯は、史上最大のサメ、メガロドンの歯です。
メガロドンは、全長15mほど、
生まれたばかりでも2mあったと考えられている巨大なサメです。
全身骨格の化石は発見されていませんが、
ホホジロザメに似た姿だったのではないかと考えられています。

黒くきれいなメガロドンの歯、おひとついかがですか?

異常巻きアンモナイト、ニッポニテス

こんばんは。ふぉっしる店長です。
昨日は日本の化石の日でしたね。
日本を代表するアンモナイト、ニッポニテスが記載された日です。

ニッポニテスは、まるでヘビがとぐろを巻いたかのような
複雑な形の殻をもっています。
一見、規則性が無いような形に見えますが、
U字型にカーブして、反対側にU字型にカーブして、
また反対側にU字型にカーブしてと、
U字型にカーブし続ける殻が立体的に巻いた
規則正しい形をしています。

今回、紹介する商品は、こちら!

異常巻きアンモナイト、ニッポニテス
日本の化石の日の由来となり、
日本古生物学会のシンボルマークであるニッポニテスです!
U字型にカーブを繰り返す殻の形がよくわかります。
殻の反対側はおそらく侵食によってなくなっていますが、
その分、通常は見えにくい内側の殻が見えています。

11月1日までの期間限定販売です。
日本を代表する異常巻きアンモナイト、おひとついかがですか?

ニッポニテスのイラストは、
『ゼロから楽しむ 古生物 姿かたちの移り変わり』にも描きました↓