長い吻部をもつ無顎類
こんばんは。ふぉっしる店長です。
10月になったのに、まだまだ暑いですね。
いまだに半そでを着ています。
今回、紹介する商品はこちら!
- 吻部が長く伸びた無顎類リノプテラスピス

- とがった吻部と背中のトゲが特徴の無顎類プテラスピス類。
リノプテラスピスは、その中でも特に長く伸びた吻部が特徴の属です。 
- Elliott et al. (2015)とBlieck (2017)を参考に描いた復元図。
- 上の化石は、その特徴的な吻部から背中のトゲまでが残ったもの。
ペーパーナイフかと思うくらい長い吻部です。
鼻先が長い無顎類、おひとついかがですか?
虫歯は人間の専売特許ではない!?
こんばんは。ふぉっしる店長です。
何年も前に、動物病院の歯磨き講習に参加したことがあります。
イヌの口はアルカリ性のため、虫歯になりにくく、
逆に歯垢や歯石ががたまりやすいとおっしゃっていました。
イヌが虫歯になるのは、
人間が食べているケーキやお菓子などを与えた場合だそうです。
このため、虫歯になるのは、
糖分の多い食生活をしているわれわれ人間だけと思っていたのですが・・・・・・。
どうやらそうではないらしいです。
新生代古第三紀始新世の原始的な霊長類
Microsyops latidensの歯の化石1000点以上を調べたところ、
約77点の歯に虫歯が発見されたそうです。
果物などの糖分が多い食物を多く摂っていたと考えられるそうです。
言われてみれば、そうですね。
果物をたくさん食べれば、虫歯になりますよね。
このニュースのもとになった論文では、
哺乳類の歯化石の虫歯について研究した過去の論文が引用されています。
霊長類を中心に0~24.29%の割合で虫歯が確認されていますが、
たった1種、100%の割合で虫歯が発見されている種がいました。
それは、クマ類のProtarctos abstrususです(Wang et al., 2017)。
まあ、2個体しか調べられていませんが、そのどちらの歯にも虫歯があるとのこと。
冬眠のために、ベリーなどの糖分の多い食物を食べていたと考えられるそうです。

