アノマロカリスの触手出品中
下の記事で紹介したアノマロカリス,
姿だけではなく触手も様々です。
現在,そんなアノマロカリスの触手を
ヤフオクに出品しています。
- トゲくっきり! 澄江動物群 アノマロカリスの触手
- アノマロカリス・サロンの触手のように,
トゲの先端がいくつにも枝分かれしているのが,
はっきりわかります。
また触手の節も確認できます。
良質な逸品です。
アノマロカリス類大集合
カンブリア紀最強の捕食者,アノマロカリス類。
体長数cmが主流だった当時の動物たちの中で,
大きいものでは体長1m以上と,異様な大きさを
ほこります。
アノマロカリス類ではアノマロカリス属を含め,
いくつかの属が知られています。
それらの属に共通するのは,
頭部の前方にある大きな触手,飛び出した眼,円形の口,
体の横に飛び出した何枚もの大きなヒレです。
触手だけなら多数発見されていますが,
全身が復元可能なものとなると,
6種類しかありません。
その6種類を紹介したいと思います。
澄江から発見されているアノマロカリス,
アノマロカリス・サロン。

尾部から2本の非常に長いトゲが伸びています。
また肢があったとも,考えられています。
触手についたトゲの先端は,
いくつにも枝分かれしています。
ずんぐりむっくりしたアノマロカリス類,
ラガーニア。

他のアノマロカリス類と違って,
尾部の3対のヒレが伸びてはいません。
触手についたトゲは櫛のようになっており,
他の動物を捕まえるよりはプランクトンをかき集めるのに
適していたとも,考えられています。
澄江から発見されているアノマロカリス類,
アンプレクトベルア。

幅の広い体をしていました。
アノマロカリス・サロンと同様,
尾部から2本の長いトゲが伸びています。
付属肢の後ろから3番目の節についたトゲは
非常に長く,
付属肢の先端にはカーブした3つのトゲがついていました。
澄江の本物ハルキゲニア
この下の記事で紹介したハルキゲニア。
バージェス頁岩では全体の0.1%しか産出しないとか。
その存在も「幻」。
博物館にでも行かなければ,まず見られません。
とことが今回,
そのハルキゲニアを仕入れることができました!!
- ハルキゲニア001
- 澄江のハルキゲニアです。
背中にトゲ,体の下には肢があるのが確認できます。
左側の膨らんでいる部分はおそらく,頭部。
また確証がないので商品説明には書いていませんが。
おそらく左上の面が出ているものと思われます。
それぞれのトゲの下,肢の付け根あたりに突起が確認できます。
おそらく体の上に出ているのが右側のトゲで,
その下にある突起が左側のトゲではないかと。
あくまで私の印象ですが。
どちらにしろ,素晴らしい標本であることは
間違いなし!
ふぉっしるおすすめの逸品です。