最古の動物の足跡
最古の大型で,比較的複雑な体をもつ
エディアカラ生物。
エディアカラ生物たちは,
現在の動物とは異なる体のつくりをしています。
その1つが,左右相称性の体をもたないこと。
現在の動物は右半身と左半身で
同じ体のつくりをしていますが,
エディアカラ生物では節が体の中心から
互い違いに出ていたりと,
左右で体の構造が違うものがほとんどです。
そんな中,最古の左右相称動物と考えられていたのが,
キンベレラ。

体が左右対称であるだけではなく,
キンベレラが引っ掻いたと思われる跡も
発見されているため,疑問のない
最古の左右相称動物と考えられてきました。
しかし!
キンベレラより古い左右相称動物が
発見されました。
ふぉっしるニュース
発見されたのは,足跡化石。
足跡があるということは,
その動物が動く能力をもっていたということを
意味します。
浅い海底の上を,食物を探して
這いまわっていたと考えられています。
この化石が発見された地層の年代を調べたところ,
少なくとも5億8500万年前に堆積したものだということが
わかったそうです。
これはキンベレラよりも3000万年古い年代です。
斜めのカレイ
で,面白いのはその進化。
カレイ類は眼が体の両側にある魚から
進化したと考えられています。
眼が斜めに位置していても利点はないため,
いきなり両眼が片側に位置するようになったと
考えられていたこともありました。
しかし,稚魚と同じように
片眼が移動している途中の
成体の化石が発見されたことから,
現在ではその進化の過程でもやはり
片眼がだんだん体の片側に移動していったと
考えられています。
その化石の写真はここに↓
2008/7/9 ScienceDaily
論文はこちら↓
Palaeontology: Squint of the fossil flatfish. Nature, 454(7201), 169-170
最初からこの最終形態を目指していたのでしょうか?
とても不思議な進化です。
ふぉっしるのアンモライトたち
前の記事で紹介したアンモライト,
現在ふぉっしるでは3点販売しています。
- アンモライト003
- アンモナイトの殻がまるごと残ったもの。
殻のいたるところで赤色を中心とした
きれいな遊色が輝いています。
アンモライトを最初に売り出した
Korite International社の姉妹会社,
CanadaFossils社の証明書付きです。
- アンモライト004
- アンモライトの殻の一部が残ったものです。
殻の表面一面,緑や赤,青などの
遊色が輝いています。
面白いのは,内側の殻が残っていること。 - 上のイラストの赤線で囲んだ部分が
残っているため,
内側の若い殻まで残っているのです。

- アンモライト005
- こちらも殻の一部が残ったもの。
- 005は殻の外縁部が残っているため,
殻の両面で美しい遊色を見ることができます。
この一部だけでも10cmの大きさがあります。
アンモナイト本体はとても巨大な大きさ
だったでしょう。