ドラマとしてはやや地味だけど!
「THE BOYS」のようなどぎついドラマを観た後では地味も地味。
とんでもなく地味なドラマなんだけど、はまってしまった。
2シーズン合計12話(まだ続く)をほぼ一気にみたかも。
ラグナロクと言う名称は初期の頃からファイナルファンタジーを
プレイしたことのある方々には聞き覚えがあるだろう。
エクスカリバーほどではないにせよ、神殺しの剣として、そこそこ
強い武器の名前。
なんだけど… 元々は北欧神話の神と巨人族の戦いの名称。
アルマゲドンと同じような意味合いの言葉。
このドラマは北欧神話をベースにした現代版ドラマと思えばいい。
北欧神話のラグナロクは、人間・北欧神・巨人族…三つ巴の
戦いの叙事詩。
このドラマの舞台となるEDDA(エッダ)の町もそのまま。
素晴らしい景観と水辺と山々… この景観が素晴らしい。
地味なドラマを景観でカバーしていると言ってもいい。
ロケ地というか、ノルウェーのドラマと思って間違いない。
山の名前がギンヌンガガプだったりするので、RPGとか好きな
方には「おー!?」っとなるのは間違いない。
そして北欧神話と言えば… 主人公は勿論この人。
ファイナルファンタジーには「トールハンマー」と言う武器も登場するけど。
トール… Thor と書いて、英語読みでは「ソー」。
はい、マーベルコミックでは「マイティ・ソー」(笑)。
マイティ・ソーは北欧神話をベースにしたスーパーヒーロー物語。
…と、いう事は…
当然、片目の神オーディン、だの、ずる賢く敵なんだか味方なんだか
わからないトール(ソー)の義兄弟ロキ、その他多くの神々が登場する。
おおむね北欧神話に沿ってドラマが進行するので、それをご存じの方
には、あぁ、こいつがロキだな…とか、思いながら見れるので面白い。
巨大サナダムシが神話の蛇神になっていったりで話が凝っている。
主な登場人物は町の高校生。
いずれも美男美女ばかり。
ドラマは、そんなノルウェーの田舎町(母親の故郷)に引っ越してくる
母親と息子二人の家族。 父親は若くして死去。
そして長男はその町で徐々に不思議な力に目覚めていく。
メガネがいらなくなる、投げた金づちが1.5kmも飛んでいく。
神のパワーとスピードに目覚めていきながら、町で唯一の大企業の
環境破壊問題に巻き込まれていくという冒頭。
北欧神話を少しでも知っていれば面白さ倍増。
マイティ・ソーのファンも聞いたことのある単語が次々出てくるので
楽しめるかも。
先にも書いたが、このロケ地の景観が北欧感満載で素晴らしい
ので見る価値あり。 こんなところに行ってみたい。
高校生メインのドラマなので青春ラブアクションとしても見れる。