民間救急移送の軌跡 ~海外患者医療搬送、全国患者移送の足跡~

民間救急移送の軌跡 ~海外患者医療搬送、全国患者移送の足跡~

海外患者医療搬送・全国民間救急搬送の仕事紹介と日記、
世界の国々に訪れた街や食べ物、全国の美味い物を御紹介します。

 

秋雨前線に、迷走台風が重なり、

列島はどこも不安定な天候となっている。

 

 

あちらこちらで、線状降水帯が発生、

「警戒レベル5」の警報が頻発している。

 

 

この日の宮城県は早朝から強い雨、

出発病院を出て東北道に上がれば、

ワイパー全開。

 

 

空は真っ暗となり、時折、稲光が走る。

雨雲レーダーでは、

福島市を中心に50ミリ以上の降雨。

 

 

目的地の山形県・米沢市は、

奥羽山脈の向こう側、

雨が通り過ぎた後である事を祈るばかり。

 

 

長い栗子トンネルを抜ければ、

そこは山形県、米沢市。

 

 

徐々に雨足は弱くなり、予想通り、

病院に到着したころには雨は上がっていた。

 

 

半分の時間で搬送を終えるはずが、

50キロ規制の影響で、

随分と時間がかかってしまった。

 

 

病棟の前に飾ってあったのは、

かの有名な「上杉鷹山公」のモザイクアート。

見事な作品、

聞けば中学生が制作したものとか。

 

 

 

手作り感満載、心のこもった「お大事に」に見送られながら、

再び宮城へと向かった。

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秋田県には霊峰、鳥海山の他に秋田駒ケ岳という、

1,600m級の山がある。

 

 

ここは活火山で何度も噴火を繰り返してきた

地元では「秋田駒」と呼んでいる。

 

 

秋田県仙北町にある田沢湖畔から、

田沢湖高原方向へ、車で20分ほど上がれば、

かつての駒草荘跡地に「アルバこまくさ」と言う秋田駒の拠点がある、

 

 

活火山の防災と情報センターであり、日帰りの温泉も完備している。

ここからバスで、8合目登山口へ30分ほどの移動。

 

 

8合目登山口が1337mであるから、

ここから緩やかに350mほどを登る事となる。

 

 

急登もなくとにかく登りやすい。

今回は新道コースで、

眼下に田沢湖を眺めながら、「男岳」を目指す、

 

 

秋田駒には2つのカルデラがあり、女岳、小岳南岳、

男岳、横岳、片倉岳や男女岳等の「岳」が点在している。

 

 

とにかく登っていて静か、眺望も素晴らしい、

1時間程歩けば、カルデラ湖?

阿弥陀池、その目の前には大小の「岳」がそり立っている。

「男岳」はその中でも急登がある猛々しい山である。

 

 

山頂付近に来れば、左側からはガス、

右手は晴れと言う珍しい光景が。

 

 

男岳山頂はかつての主峰、「駒形神」を祀る石の祠があった。

 

 

ここまで1時間半、この絶景を見れば

決して長く疲れる山登りではなく、

誰もが親しめる山であった。

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今回の出発は仙台駅、

いつもお世話になっている「民間救急北海道」さんの、

サポート搬送である。

 

 

この日の宮城県は事のほか残暑厳しく、

北海道からお越し戴いたスタッフさんも、

「なまら暑く」大変であったかと。

 

 

東北道を南下しても、

気温は変わらず35℃、

むしろ盆地の福島の方が暑いかも知れない。

 

 

1時間30分ほどの移動で、

福島市内の病院に到着した。

 

 

この患者さん北海道帯広から、

深夜に出発し、函館経由で移動されたとか、

遠路はるばる、

本州に来られた看護師さんとは、

福島駅でお別れ、私達も帰社へと向かった。

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神奈川県から羽田空港経由、

台北までの帰郷搬送。

 

 

 

早朝、新幹線とモノレールを乗り継ぎ、

羽田国際空港T-2へ向かう。

 

 

神奈川県・鎌倉市からは、

介護タクシー「あゆみ」さんのアテンドで、

陸路移動、出発の2時間前に、

チェックインカウンターで待ち合わせ。

 

 

この日は、相次ぐ台風で、

台湾便への欠航が目立っていたが、

1時間の遅延で午後便は何とか離陸。

 

 

この時期は患者さんの容態よりも、

台風が気になる季節であり、

国際搬送も天気図とにらめっこ。

 

 

雲の切れ間をぬって無事に着陸、

台風一過、雨にはあたらず、

救急車で市内の病院へと向かう。

 

 

ご高齢の患者さんは、

10時間程の長旅を終え、

台北市内の病院に無事帰郷された。
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新潟県は広い、と言うか長い、

県の端から端まで実に250キロ以上ある、

実際に走ってみれば、

いつまで経っても新潟県である。

 

 

宮城県の病院から、

山形県を横断して、新潟県境までの患者さん移動。

 

 

長い、新潟とはいっても、今回は

山形県「鼠ヶ関」付近が目的地であるため、

ほぼ「みちのく搬送」である。

 

 

三陸道から、山形道へ。

相変わらず、奥羽山脈を抜ければ、晴天。

月山道では霊峰・出羽三山がお出迎えである。

 

 

鶴岡に入れば、北に鳥海山が見える、

少し一般道を走り、再び「日本海自動車道」に上がり、

さらに南下。

 

 

県境「鼠ヶ関」まで来れば、

そこは別世界、ご覧の絶景である。

 

 

この日本海を望む、

美しい海辺に、患者さんの故郷はあった。

 

 

5時間程の長い移動に疲れはなく、

患者さんは無事に、待っている人がいる場所、

帰るべき場所へと戻られた。

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この夏、何度か御伝えしているが、

今年の東北地方、日本海側は、

いわゆる「ピーカン」が続いている。

 

 

7月から毎週のようにお伺いしている秋田、

太平洋側が曇っていても、

奥羽山脈を越えれば、とたんに晴天、

気温も上がり西日本並みの猛暑日となる。

 

 

休日であったが、

宮城から秋田県までの患者さん御移動。

 

 

私たちの仕事柄、

医療依存度の高い患者さんの搬送は少なくないが、

この日の患者さんもDNAR適応、

「終の棲家」を目指しての移動であった。

万が一の時は、宮城に戻ると言う医師の指示、

「御家族は無事に帰れるかしら」と不安いっぱいであった。

 

 

出発前に氏神様である「熊野那智神社」で参拝。

早朝、仙台を出発すれば、

陽が昇ると共に気温も上昇、秋田道では34℃であった。

 

 

3時間程の帰郷旅は無事に終わり、

まだ若い患者さんは、生まれ育った生家に戻られた。

 

 

「お帰りなさい」と気丈に声をかけられる年老いた御両親、

緑に囲まれた戻るべき場所が患者さんを待っていた。

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この仕事をしていると、

飛行機での移動時は機内食、

新幹線では駅弁を戴くが、

時間もなく「さくっと昼食を」となれば、

駅ホームか、駅構内の立ち食い蕎麦屋さんに駆け込む事となる。

 

 

かつては、日本中、どこの駅でもホームに、

蕎麦やうどん屋さんがあったが、

今は、遭遇する方が珍しく、駅構内の立ち食い蕎麦屋さんを、

見つける事もままならない。

 

 

そんな昨今、

今回は岩手県内、

駅の蕎麦屋さん、2ヶ所を御紹介したい。

 

 

一軒目は、盛岡駅にある「そばの花」、

このお店はとにかく提供が早く、

注文してから30秒くらいで呼ばれる。

 

 

少し硬めの麺は、温かい蕎麦の方が、

なじむかも知れない。

今回は520円也の「むじな蕎麦」

しっかりした歯ごたえ、塩梅の良い出汁、

美味しく戴いた。

 

 

続いては北上駅構内西口にある、その名も「北上」、

おばちゃん1人でのオペレーション、

ほとんどのお客さんが、「釜石磯ラーメン」を頼むようであるが、

ここはシンプルに「天ぷら蕎麦」。

 

 

北上には゜「十割蕎麦会」なるものがあるぐらい、

十割蕎麦が多いが、

「北上」さんも、切れやすく白っぽい麺を見たところ、

十割かも知れない。

 

 

500円ワンコイン、これぞ立ち食い蕎麦の嬉しい由縁である。

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今年の東北はさほどでもないが、

西日本は酷暑の日が続いている。

 

 

ベトナムまでの患者さん搬送のため、

仙台空港から、関西へと飛ぶ。

 

 

やはり、関西に到着すれば、

34℃の気温、汗をぬぐいながら、

真っ直ぐ病院へ向かい、カンファレンスを行う。

 

 

翌早朝、好天の中を介護タクシーで、

関西空港へと向かう。

今日も西日本は暑くなるのだろだろうか?

 

 

チェックインを終えれば、

通常導線で機内へ。

 

 

実はベトナム航空を利用したこの行程、

5月のハノイ便で、利用したばかり、

今回も同じ経路をたどる事に。

 

 

このフライトも、ハノイ・ノイバイ国際空港で、

現地の部隊に引き継ぎを行う、気温は32℃、

少しばかり風があるせいか、

34℃の関西よりも涼しく感じる。

 

 

日本を出発して6時間後には、

無事に国境を越えた帰郷旅は無事に完了。

 

 

今回も、やはり弾丸旅、

再び富士山を目指して、日本へと帰国する。

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三陸沿岸の病院から、

宮城県や、盛岡市への搬送は、ほぼ毎日、

既に「三陸定期便」である。

 

 

この日も早朝、三陸の病院を出発し、

岩手県・盛岡市へ。

 

 

梅雨明けされているとは言え、

全線が曇りのはっきりしない天気。

 

 

その分、気温は27℃、

酷暑の地域には申し訳ないが、

過ごしやすい気候。

 

 

車には医師も同乗、

患者さんは4時間程の帰郷行程となった。

 

 

盛岡に鎮座する岩手山も、

この天気では顔を見せず、

それでも無事に搬送は完了した。

 

 

同乗の先生は、

盛岡駅から東北新幹線で宮城へ。

 

 

私達は相変わらずの曇り空の下を、

宮城へと、とんぼ返りとなった。

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先日お伺いしたばかりの、

東北新幹線、青森県、七戸十和田駅。

 

 

重なる時は重なるもので、

2週間も間を於かず、再びお伺いした。

盛岡から早朝の新幹線で十和田駅へ。

 

 

患者さんの出発病院は下北半島のむつ市、

病院の救急車で1時間半程の移動されてきた。

 

私達もね新幹線、十和田駅に到着し、

ここで患者さんをスイッチし東京へ向かう。

 

 

新幹線「はやぶさ」に乗れば、

東京までは一直線、3時間で帝都に到着する。

 

 

好天に恵まれ、むしろ暑いくらい、

本州の北端とは随分気候が違う。

ここからは介護タクシーさんのアテンドで、都内の病院へ、

 

 

下北半島を出発してから

5時間程で転院の旅は無事に完了した。

 

さっと買った駅弁を食べながら、、

再び岩手へ、戻る頃には陽がとっぷり暮れているであろう。

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