民間救急移送の軌跡 ~海外患者医療搬送、全国患者移送の足跡~

民間救急移送の軌跡 ~海外患者医療搬送、全国患者移送の足跡~

海外患者医療搬送・全国民間救急搬送の仕事紹介と日記、
世界の国々に訪れた街や食べ物、全国の美味い物を御紹介します。

 

国際医療用チャーター機、通称Air ambulanceは、

世界各国から毎週のように日本に飛来し、

患者さんを国際患者搬送している。

 

 

軽傷の患者さんもいらっしゃるが、

そのほとんどが、一般の航空機に搭乗が出来ない。

重傷・重篤な患者さんの海外搬送である。

 

 

命がけで、国際患者空輸で故郷を目指す患者さん、

それを、心配そうに見守る御家族の心中は如何ばかりであろうか、

それは察するに余りある、と言うより想像を絶する。

 

 

Grand Ambulanceと言われる、、

国内での病院から空港の地上搬送を行う事は、

民間救急会社であれば日本中の各社が行っているが、

医療用チャーター機を、いわゆる「飛ばす」。

国を跨いでの1から10まで全ての段取りを行い、

海外患者搬送を完遂する事は、容易ではない。

 

 

晩秋の日本、北海道に、国際患者搬送のため、

医療用チャーター機が飛来した。

中国へ帰郷される患者さん、

全ての手配は中国の支店が行っていた。

 

 

患者さんは重篤、御家族に限らず、関わる誰しもが、

無事に到着出来るか、「命の砂時計」が落ち切らないか、

に注視したフライトであったが、

無事に帰郷を果たす事が出来た。

 

 

読めない時間の中で尽力戴いた、

札幌の民間救急会社はベテラン中のベテラン、

歴史に裏付けられた実績が功を奏した。

深謝申し上げたい。

 

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この日は、虹送られながら、

宮城県南部の病院を出発して、

青森県へと向かう。

 

 

常磐道から東北道へ、

ひたすら北上。

 

 

秋が終わり北東北は、冬支度の季節となる。

 

 

ついこの間まで、真っ赤に染まっていた山々も、

何時積雪があっても良いように、

木の葉は落ち、山の向こうまで見渡す事が出来る。

 

 

この時期の青森県は、

凛とした空気と抜けるような青空に包まれる。

 

 

6時間程の患者さんの移動は、

故郷の病院が終着。

雪が降る前に、年を越す前に、

無事帰郷出来た事は何よりであった。

 

 

久しぶりに、煮干しラーメンの

「長尾中華そば」の青森店にお邪魔して、

大休憩。

 

 

暖かい、一杯が、骨身に染みた。

感謝。

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平日の午前中、

1ヶ所の病院に車が集中する事は珍しくはない。

 

 

患者さんの乗降には、次の案件の任にあたる、

複数の職員が協力して出発を手伝う事となる。

 

 

ちょうど患者さんが出発する頃から、

空が怪しくなって来た。

 

 

この日は、福島県会津への搬送、

予見していた通り、みちのくは急激に寒さが増し、

空は鉛色、雲も低い。

 

 

道中の磐梯山は、裾野だけが見え、

半分も姿を現していない。

 

 

時折見える猪苗代湖も、

対岸が見えず、海のようである。

 

 

無事に会津に到着したが、

まもなくここも豪雪、

冬支度を始める季節がやってきた。

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紅葉シーズンも落ち着き、

みちのくの高山からは冠雪の便りが聞こえて来る。

 

 

10月下旬、吾妻連峰「安達太良山」へ、

足を向けた。

 

 

天気は快晴、朝から雲ひとつない好天。

実はこの時期、マスコミが、

「紅葉真っ只中」と報道したため、かなりの混雑。

 

 

ここは、「あだたらロープウェイ」が、山麓駅から、

標高1350mの薬師岳付近まで運航しているため、

多くの「紅葉狩り」の観光客が訪れていた。

その待時間は1時間。

 

 

こうなれば、ロープウェイを使わず、

奥岳登山口から、

薬師岳を目指すルートを選ぶ。

 

 

さすがに、ここは登山客しかおらず、

人に酔う事はなかった。

 

 

薬師岳まで1時間ちょっと、

この角度からは、山頂を見る事が出来る。

ここからはロープウェイを降りて、

山頂を目指す人達と合流。

 

 

いっきに人が増え、登山道も結構な渋滞であったが、

報道の通り、山は一面、紅色に染まっていた。

 

 

山頂付近も、全国から多くの登山客が集まり、

吾妻連峰から眺める景色と、

奇麗な空気を堪能されていた。

 

 

今年の、

みちのく山紀行もそろそろ終盤、

厳寒の冬が直ぐそこまで来ている。

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秋雨と言うよりは、初冬の天気。

 

 

氷雨に打ちつけられながら、

山形道を東へと向かう。

 

 

低い山も紅色になっているが、

既に落葉のところも多い。

 

 

月山湖を過ぎれば、

雨は更に強くなる、山の天気だ。

 

 

行く先は鶴岡の外れ羽黒山麓の集落。

大鳥居がお出迎え。

 

 

無事に患者さんの帰郷搬送が終われば、

羽黒の「笹川食堂」で、

肉うどんを戴き大休憩。

 

 

知る人ぞ知る、

肉うどん一本で勝負しているお店、

メニューも御覧の通り。

 

 

ここでもお腹いっぱい、

しっかり暖を取らせて戴き、

再び、宮城へと向かった。

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翌日はフライトの関係でゆっくり目の、

ホテル出発。

 

 

病院に到着すれば、さすがはドイツ人、

関係者が既に出発準備中、

救急車も早めに到着していた。

 

 

陸路移動も含めれば、

18時間程の帰国搬送が開始される。

 

 

いつも利用している、フランクフルト空港では、

救急車のトランジットで滑走路へ。

 

 

リフターで、日の丸のついた飛行機内に入れば、

そこはもう日本である。

 

 

漆黒の空港を飛び立つ、

夜間飛行から朝日を迎え入れる形の行程。

 

 

往路でのトラブルがあった分、

帰郷フライトは驚くほど順調であった。

 

日本時間の夕方、

成田国際空港に無事到着した患者さんは、

いつもお世話になっている、「かとり民間救急」さんの車で、

無事地元の病院に転院された。

「苦労の後に報いあり」

私達ではなく、患者さんに真っ先にかけてあげたい言葉であった。

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ドイツ西部、デュッセルドルフが、

今回の国際患者搬送の出発点、

ヴェストファーレン州に属し、日本人が多い街でもある。

 

 

成田空港で、出発時からトラブル発生、

チェックイン時に機材のトラブルでまさかの「欠航」。

 

 

カウンターは大混雑、

当然振り替え便となるが、

何百人というお客さんひとりひとりの希望に沿って、

便を策定するのは大変な作業である。

 

 

結果8時間遅れで、

香港経由でフランクフルトへ向かう事に、

何とか、現地でのカンファレンスには間に合いそうである。

 

 

12時間の遅延で、フランクフルトへ、

ここから、ICEと呼ばれるドイツの新幹線で、

90分の列車旅。

 

 

デュッセルドルフに到着すれば、

ホテルへ直行、シャワーとしばしの仮眠の後、

病院へと向かい、

ようやく患者さんと対面する事が出来た。

 

 

ひとしきりの申し送りの後、

いつも通り、私達は患者さんの手を握り、

「明日、日本に帰りますよ」と語りかける。

意識のハッキリしない、患者さんの目頭から涙が流れた。

 

 

それは、異国の地へ24時間以上かけてたどり着いた、

疲れが、吹き飛ぶ瞬間であった。

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この日も暗いうちから三陸へ、

暁に月が輝く。

 

 

三陸沿岸に到着すれば、幻想的な光景。

これぞ、気嵐 「けあらし」。

今年もこれを御紹介する季節がやってきた。

 

 

東北の紅葉が終われば、

北の沿岸部から、徐々にこの現象が現れ始める。

 

 

学術的には蒸気霧と呼ぶらしいが、

川や河口の水面の温度に対して、

気温がぐっと低くなったときに湯気のように立ち上がる現象。

 

 

とても幻想的であり、

風もなく、快晴で、気温と水面の温度差ある日に現れる。

 

 

「けあらし」が見れそうな日に、

三陸へ向かうのは楽しみであり、

その日一日が快晴を示すバロメーターとなる。

 

 

「気嵐」に見送られた、秋晴れ搬送は、

無事に、秋田県到着、患者さんは帰郷された。

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全国の立ち食いそばを語る上で、

避けて通れないのが、

名古屋駅、5番・6番線、新幹線ホームの

「きしめん住よし」さん。

 

 

テレビでも随分と取り上げられたので、

説明の必要はないと思うが、

 

 

とにかく、安い・早い・旨いの三拍子が揃っているため、

乗ってきた新幹線を、

一本送らせても下車して食べたいと言う「きしめん」

 

 

いまだに500円の、

「ワンコインきしめん」は健在である。

 

 

続いては患者さんの搬送帰りに、

見かけた長野駅、新幹線13番、14番ホームの、

立ち食い蕎麦屋さん。

 

 

その名も、「新幹線ホームそば店」、

長野と言えば「信州蕎麦」、

これは食べない訳にはいかない。

 

 

蕎麦は好きであるが、そば名人ではないので、

「これが信州そばかあ」とは行かず、

少ししょっぱい出汁に、腰がある蕎麦が合い、

蕎麦の香りもしっかりしていた。

立ち食いなのに、大満足であった。

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先日までは、遠く眺める山がうっすら紅くなっていたが、

北東北では紅葉が山から下りて来て、

高速道路沿線でも色付き始めてきた。

 

 

こうなると、厳しい「みちのくの冬」が、

近づく足音が聞こえて来る。

 

 

この日は、青森県八戸市までの移動、

相変わらずの好天に、厳冬を考えれば、

いつまでも晴れの日が続くよう願いたくなる。

 

 

八戸に到着しても、

雲ひとつない青空が広がっていた。

 

 

引き継ぎが終わり病院を後にすれば、

いつもお伺いしている「麺屋いとう」さんで、

大休憩。

 

 

「味噌カレー牛乳ラーメン」を注文、

冒険してみたが、何とも言えない、

コクのある美味しい一杯であった。

さすがは「ラーメン界のルネッサンス」、

頷きながらお店を後にした。

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