コミック化、アニメ化を狙った?
著:矢月秀作
ジャンル:SF 超能力モノ
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さて、11月度3冊目の読了。
10月は3冊買って、4冊しか読めなかった。
11月は3冊買って、これが3冊目。
5冊読むのは無理かもしれない…と、切実に思えてきた。
「ESP」そのタイトル通り超能力モノのSF小説だけど。
この著者、私に言わせれば超能力考証が甘い、甘すぎる。
少年雑誌のコミックか、アニメには良いかもしれないが、こんな低レベルな
超能力小説を読んだ事がない。
三重県の隠れ都市…病院も学校もあるから村落の規模ではない…に
全国から集められた能力者の学生が超能力のj訓練をしている学園がある。
テレポーテーションの実技中に得体の知れないパワーを暴発させ異空間に
消え去った男女が主人公?なんだけれど…。
平凡な能力者の男子生徒が突然禍々しく強大なパワーを発現させてしまう
学園ものと言ったら、永井豪の「凄ノ王」を思い出してしまう。
ヒロインを引き込んで異空間に消えてしまうあたりはそんな展開になるのか?と
思ったものの。
飛ばされた場所は久高島…ニライカナイ…。
おぉ? ラーゼフォンか?と思ったら、そこで登場するのはノロと呼ばれる
高齢の女超能力者ひとりだけ。
二人の探索にベテラン超能力者勢が次々登場し、国防大臣やら自衛隊やらが
動き出すまではちょっとシリアスな展開なのだけれど。
あまりに強い能力者は排除対象になる…と言うのも、短絡な話で。
これ、プロローグからして、隠れ都市に迷い込んでしまったライターを
都市を観たという理由だけで抹殺し、あろうことかその知人縁者まで暗殺部隊が
テレポートで急襲するという、そんな無駄な事をする。
記憶すら操作できる超能力をもつものが次々登場するのだから、その部分の
記憶だけを消してしまえばそれで済むのに。
いちいち「アポーツ!」とか「テレポーテーション!」とか、能力の名称を
叫んで駆使するのって、マジンガーZのノリではないのか?
ん~。
国家を巻き込む展開が、いつの間にやら超能力者同士の戦いになるし
わけのわからない技が次々登場するし、菊地秀行の世界観みたいに
なってくる割には、最初に失踪した主人公とヒロインは最後まで殆ど
彼らの闘争には関与しないまま隠れ潜んでいるだけだし…。
こんなへんてこなお話はなんなんだ?
…と言う事で。
あまりにレベルが低く、文庫本で491頁と分厚いけれど中身はスカスカ。
すぐに読めてしまう。
私的にはこれはお勧めしません。
お子様向け、コミック小説でしょう。
読み応えがまったくありませんでした。












