いつもご覧いただき、ありがとうございます
ぱちここと柏木むつきです。
(YOUKYOUカフェに込めた想いはこちらです)
「あの生徒の時はこう対応したら上手くいったから…」
「前回の時はこの手順だったから…」
「前の勤務校ではああやってたし」
「前の養護教諭がそうしてたから」
そうやって「前例」を大事にする視点はとっても大切。
「前例」から学ぶことは沢山あるし、
「前例」を参考にすることで物事がスムーズに動くことも多い。
「前例」の積み重ねは、自信をくれることも多いです。
「前例」があるからこそ、一歩踏み出せる勇気。
とでもいうのでしょうか。
けれども
「前例」があるからこそ一歩踏み出せない場合の「前例」は別のお話。
「あの生徒」と目の前の生徒はもちろん別人だし。
「前回」と今回は全く同じなワケがない。
「前の勤務校」とたとえ校種や規模が同じでも、同一の学校ではない。
「養護教諭」としての勤務は前任者も自分も同じ肩書きだけれど、だからといって同一人物ではないし。
「前例」はあくまで「前例」であって、
大事にしながらも、刷新していく勇気も時には必要。
「前例」にとらわれてしまってはいつまでも「前例」のまま。
「前にこんなこと言って叱られたことがあるから…」
「昔、こんなことをしたときに失敗したから…」
「○○って伝えたら嫌われてしまったことあるし…」
そんな「前例」は前例のままで良いと私は思います。
そんな「前例」にとらわれて、
いつまで経っても今の自分のままで足踏みしているだけだったら…。
過去の自分は確かに「自分」だけれど、
今の自分とは違うのです。
そして、過去に嫌なことが起きた時と、
今の状況は全く同じということはないのです。
いつでも「今ここに在るもの」に目を向ける。
「今」の自分に素直になる。
「今」の自分を大事にする。
そんな姿勢が、
「今」の相手を大事にすること、
「今」の関係を大事にすること、
「今ここの瞬間」を積み重ねていくことになるのだと思います。
そろそろ年度末。
色々と今年度の反省をしながら、
来年度への展望も見えてくる頃。
あなたはどんな“養護教諭”になりたいですか?
その時に出てくる、
心の声にきちんと耳を傾けてほしい。
自分はどんなことを想っているのか。
自分はどんなことを伝えたいのか。
自分はどんなことを実現していきたいのか…。
そのためには、「今」の地点をしっかり自分の目で確認、確認。
誰かの目ではありませんよ、自分の目です。
あなた自身の「目」です。
文章に愛を込めたインスタグラムはこちらです➡こちらをクリック